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買い物中,問題行動が生じた場合

こんちには。

今日はお子さんの良い行動を増やすには?
よくある買い物の場面を想定して皆様と考えていけたらと思います♪

では、早速本題に。


1.行動の機能のうちの一つ「獲得」


前回の記事でお伝えしたように行動は大きく4つに分類されます。
☟前回の記事はこちらから☟


今回はそのうちの「獲得」の機能について考えていきますね♪


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獲得は…
何かが欲しくて行う行動
のことを言います。

そして、その獲得の行動で問題行動が生じるとよくあるのが…


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「おもちゃ買って~!!!!!!!!!!」
ですよねwww
よく買い物中・お店の中で見かける行動ですね♪

もし、こんな場面が起きた時…
・皆様はどのように対応していますか?
・どのように対応するとお子さんが駄々をこねるという行動が減ると思いますか?
少し考えてみてください…♪




2.獲得に対する対応について

どのように対応するとよいか考えれましたか?
では、よくある対応の2パターンを想定して考えていきましょう。

ここでは…
少し高価なおもちゃで定期的に買い与えることが難しい
おもちゃを買ってほしいと駄々をこねている想定で考えていきます。


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パターン1:「泣かずに、誕生日(特別な日まで)まで、待ってね。我慢できたらおもちゃ買ってあげれるからね♪」と伝え、その場から離れる。
(この場合お子さんは泣き叫び続けていることを想定)


パターン2:「おもちゃ買ってあげるから、泣き止んでくれる?」と言い、おもちゃを買ってあげ、泣き止んだら褒めてあげる。
(この場合お子さんは泣き止んでいることを想定)


個人的にですが、この2つのパターンに大別されるかと思います。
皆さんはどのような対応をすることが多いですかね?

では、ここからはお子さんが成長していく中で、今後駄々をこねないお子さんになる可能性が高くなる対応を考えていきましょう。


ここで重要になるのが、こちらの内容。

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☟過去の記事☟でお伝えしたように…


お子さんの行動を変えていくには…
・お子さんの行動の後に
・私たちがどう働きかけるか、対応するか
が重要になります。


【パターン1の対応】

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パターン1:「泣かずに、誕生日(特別な日まで)まで、待ってね。我慢できたらおもちゃ買ってあげれるからね♪」と伝え、その場から離れる。
(この場合お子さんは泣き叫び続けていることを想定)


この場合、
今後お子さんが駄々をこねる行動が…
減る可能性が高まります。

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なぜかと言うと、
お子さんが駄々をこねるという行動をした後
我慢する(我慢しなければいけない)
というお子さんにとって嫌なことがあります。

それに伴い、駄々をこねても、自分にとって良いことは起こらないと認識し、行動が減る可能性があります。

また、この時に大切になることは、我慢できた時にはたくさん褒めてあげたり、小さな報酬(比較的安いおやつなど)を渡してあげたり、誕生日など特別な日になった時にはちゃんとおもちゃを買って、待てたこと・我慢できたことなどを褒めてあげることですよね。

ただただ、我慢してもらうことが重要というわけでなく、我慢してもらったことに対して親や支援者が感謝・感動の姿勢、言葉を届けることも含めて重要になります♪

【パターン2の対応】

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パターン2:「おもちゃ買ってあげるから、泣き止んでくれる?」と言い、おもちゃを買ってあげ、泣き止んだら褒めてあげる。
(この場合お子さんは泣き止んでいることを想定)


この場合、
今後お子さんが駄々をこねる行動が…
増える可能性が高まります。


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なぜかと言うと、
お子さんが駄々をこねるという行動をした後
→おもちゃを買ってもらえた
というお子さんにとって良いことが起きます。

この時お子さんの立場で考えていくと…
おもちゃ欲しい→駄々をこねる→買ってもらえる
と認識し、また買い物でおもちゃ等を見かけて時に…
駄々をこねる
という行動が起きやすくなります。

親や療育者の立場になると、一時的にお子さんの感情・癇癪が落ち着くため、この場では一時的に楽な環境になるかもしれません。
しかし、一時的である可能性が高く、また同じような環境になると同じように駄々をこねてしまうかもしれません。

何気なくこのような対応してしまうことが皆様一度はきっとありますよね?

もちろん、全てのお子さんに合うわけではないと思いますし、様々な子育ての仕方・支援・療育があって良いかと思います。

それでも少しでも皆様のお子さんにとって良い発達・よい成長を育める可能性が高くなる考え方であるかと思います♪
是非、参考にして頂き、普段のお子さんとの関わりの中で応用してもらえたら幸いです。

では、いつも最後までお読み頂きありがとうございました♪


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