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映画 ダンケルク[あらすじ,要約,感想]


ダンケルクの戦い 戦場に向かう民間船

 イギリスフランス連合軍はドイツ軍に押され、ダンケルク(海を挟んだイギリスに近いフランスの土地)に40万人のイギリス兵、フランス兵が取り残された。40万人の兵士を救出するには多くの船がいる。しかし軍用の船で救出できるのは3万人であり、どうしたものかという状況
 時期としては「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」とまるかぶりであるが、「ダンケルク」は内地での政治についてではなく、戦場で何が起きていたのかが映画になっている。どうしたものかという状況を脱するために、イギリスは民間の船を徴用した。ダンケルクに向かった民間人の船がどのように兵士を救助したのか描かれた映画である
 陸海空それぞれの軍の視点で映画が進む。場面が細切れなので、なのでながらテレビならぬ、ながら映画では何が何だかわからなくなってしまう。しかし、ながら映画をする必要がない程、この映画は見ている者を惹きつける

この映画が面白い理由

 何故この映画が面白いのか。それは危機に次ぐ解決(脱出)、または、危機に次ぐ危機に直面、を繰り返しているからである。陸海空それぞれの場面で危機が訪れ、解決または危機を解決できない。ハラハラドキドキさせる場面を連続させれば、観客は飽きないということであろう
 セリフが少なく、映像で見ている人たちをのめりこませるという工夫もされているように感じた


ウィンストン・チャーチルの演説の引用 この映画の評価が高い理由の予想

 あらゆる映画で、ウィンストン・チャーチルはナチスドイツに抵抗した英雄的として描かれている。現実では連合国が戦争に勝利しているので、ウィンストン・チャーチルは英雄だ。そのチャーチルの英断が基になっているのも、この映画の評価が高い理由だろう


英雄的な成果を上げた空軍パイロットはドイツの捕虜に

 味方の船を攻撃させないように、ドイツ軍の戦闘機に攻撃した連合国軍のパイロットは、燃料が切れて戦闘機をダンケルクに降り立ち、ドイツ軍につかまってしまうという皮肉なシーンもある
 面白かったので、おすすめです。「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」を見た後に見れば当時の事情がよく分かるので、同時にご覧になってはいかがでしょうか?

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