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[杜子春][感想,要約]英語で読む芥川龍之介短編集 Short Stories of Ryunosuke Akutagawa/著 芥川 龍之介

杜子春は何が伝えたかった?

 杜子春は初めて読んだ。何の話だったのかというと特にメッセージ性とかはないのではないかと思い。無理矢理に何か見出すのならば「親の愛情」ということになるだろう。馬の姿をした親を閻魔大王に鞭で打たれている様子を見て、仙人の言いつけをやぶり口を聞いてしまう。その後、仙人に、口を聞いたことは責められず、むしろ、親が痛めつけられている様子を見て、口を聞いたことを肯定される。口を聞くなといったのはお前だろうと、誰もが感じるだろう。気難しい仙人である

感想

 読み終わって、結局何の話のなのかよくわからない、という感想を持った。つまり純文学的であると思う
 杜子春の目の前に仙人が現れて、特に理由もなく大量の金銭を与える。その金銭を杜子春は無駄遣いしてしまう。しかも二回も。ここからすでに何なのかよくわからない。物語なので理由もなく何かが起こるということになる
 特に意味のある話ではないのだと思う

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