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ハトヨガ的読むヨガ 連載51 秋のヨガとシンギングボウル瞑想の会の報告

シンギングボウルを使った音の瞑想、サウンドセラピーの指導者であるチャンドラ・シュリ・ハリ先生がネパールより再来日されています。

チャンドラ先生率いるチームは、静岡県三島市、千葉県市川市、東京都世田谷区、調布市で開催されたイベントで、多くの方にシンギングボウルを使い、楽に行うことのできる音瞑想を指導してくださりました。
毎回、ヨガのアーサナや呼吸法に変化をつけながら、シンギングボウルの魅力を紹介され、多くの方に体験いただけたと思います。ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。

森林浴ならぬ音浴(サウンドバス)

音に耳を傾けるだけで、リラックスできる瞑想は、欧米では、「サウンドバス」(音浴)として、大規模なイベントが多数開催されています。人気のサウンドセラピストのイベントは大盛況。ストレスは、世界共通のお悩みなんですね。

私が、参加した静岡県三島市、東京都世田谷、調布会場での音瞑想会を中心に、都内で初開催されたシンギングボウル指導者養成講座についてまとめました。千葉県市川市のタオヨガとのコラボイベントと合わせてのご報告です。

小林正実先生主催の静岡県三島市の会

ネパールからチャンドラ先生来日され、ヨガとシンギングボウル瞑想会 初日の三島開催でした。 クラシカルなハタヨガと呼吸法の後、横になってシンギングボウルの癒しの時間 僕もこれだけたくさんのシンギングボウルを浴びるのは初めてだったのと、 なん...

Posted by 小林正実 on Sunday, November 19, 2023

ヨガ講師であり、アロマウェルネスアドバイザーでもあるマサ先生の細やかな気遣いの素晴らしさは、受付から始まりました。「レモン、ペパーミント、ラベンダーの3種類のアロマオイルから好きな香りを選び、手のひらに垂らしてみてくださいね」とみなさんをお出迎え。
参加ギフトとして、ネパールで収穫、蒸留された薬草ハーブ「ウィンターグリーン」のオイルを使ったクリームをいただきました。
湿布薬のようなミント系の香りのするクリーム。筋肉痛などの疲れを癒す効果があるので、足の裏に塗って寝ると疲れがとれて快適になりますよとアドバイスをくださいました。確かに、歩き疲れた日の終わり、足裏に塗って寝ると、ひんやりとした感触で疲れが消える手応えを感じました。

アロマオイルの優しい香りが広がった満員の会場。リラックスしながらヨガのアーサナを練習し、「ソー・ハム」という短いマントラに合わせて、お腹をしっかりと動かすバストリカ呼吸法を行いました。

「ソー」は、大いなる宇宙のポジティブなエネルギー、「ハム」は、体内のネガティブなエネルギーや気持ちを表す意味を持ちます。「ソー」で吸う、「ハム」で吐くを繰り返します。緩急をつけた先生のマントラに導かれながら、外に向いていた意識が、呼吸と自分の内側へと向かっていき、集中が高まります。「ストップ!」の号令で、息を一瞬キープすると、集中力が最高潮に高まり、さらに深い瞑想へ向かっていくことになります。

その後、キャンドルライトのほのかな灯のなかで、豪華なドラの轟音やウインドチャイムの軽やかな音色、いろいろなサイズのシンギングボウルの音色を聴きながら、瞑想を楽しんでいただきました。

アロマの香りに包まれて至福のリラックスタイム中のみなさん

その後の懇親会では、皆さんが、来年、ネパールを訪れ、瞑想体験をしたいという企画で盛り上がったそうです。
マサ先生をはじめ、受付をご担当者いただいた絵理さん、トモエルさん、ありがとうございました!

高山知子先生、石井みやこ先生主催 タオヨガとシンギングボウルのコラボ

8月の新宿の会にご参加いただいた、市川でタオヨガを指導されている高山知子先生とシンギングボウル演奏家でサロンを主宰されている石井みやこ先生とチャンドラ先生の豪華コラボイベント。残念ながら参加できませんでしたが、多くの方にご参加いただき、余韻は翌日以降も続いておられるそうです。高山先生のフェイスブックの投稿です。

本八幡全日警ホールにて タオヨガとシンギングボウルのコラボイベント シンギングボウル本場のネパールから来日された奏者シュリ・ハリ・チャンドラ先生と奏者石井みや子先生と共に。

Posted by 高山 知子 on Friday, December 1, 2023


東京都世田谷区・調布市の会

新倉妙子先生と私の共同主催として企画開催しました。新倉先生とは、8月の新宿の会でご一緒したご縁。隣の駅にお住まいということで、頼れる大先輩である先生の生徒さんにもお声がけいただきました。素敵な新倉先生の投稿もご覧ください。

日本での"ギングボウルの瞑想会"...

Posted by 新倉 妙子 on Thursday, November 23, 2023

ヨガのアーサナの練習中、呼吸と体の動きに合わせて、「楽しく、ハッピーで健やかになる思いをこめて動きましょう!」「アーサナは、笑顔で!」とインストラクションが続きます。

これはとても大切な心がけです。ついついアーサナというと、外見の形に囚われてしまいがちですが、形は二の次、三の次。心と体が喜ぶ範囲で、のびのびと動くことが一番大切なことですね。呼吸が苦しい、体に痛みや違和感を感じるところまで頑張りすぎず、こだわりや執着を制御していく心の訓練にもなりますよ。

頑張り屋症候群。私も重度の罹患者だと自認していて、日本人にはとても多い症状だと思ってます。そんな時こそ、アーサナの練習を通して「無理しない、我慢しない、怪我しない」を心がけて、体を癒す気持ちを大切にしてみてくださいね。頑張りすぎない自分の体に向き合う、優しいアーサナ練習をおすすめします!

Shree Hari...

Posted by 新倉 妙子 on Tuesday, December 5, 2023

東京の2箇所の会場で練習した呼吸法は、ソーハムのマントラに合わせたバストリカ呼吸法に加え、ブランマリー呼吸法でした。目と耳を閉じ、ハミングしながら鼻から息を吐く独特の呼吸法、または、蜂の羽音の呼吸法、至福の呼吸法とも表現される、私も大好きな呼吸法です。

ハミングの音が内側で響きわたります

ハミング呼吸の音と振動が、体の内側に共鳴して広がり、意識が内側に向けられます。呼吸法の後の余韻はじんわりと心地よく、ずっとそのまま留まっていたくなるほど。その後、シンギングボウルの瞑想に没入。

瞑想というと、座ることが難しいと思われる方も多くいらっしゃいます。また雑念が浮かんできてしまい、集中することができないという初心者の方もいらっしゃいます。

仰向けのリラックスした姿勢で、意識が半分遠のくような感覚のなかで(または爆睡する方が後をたたないくらいでしたが)、シンギングボウルの音色に耳を傾けるだけで、雑念に囚われたり、意識が散漫になることが少なくなる効果があります。

綺麗な音色を聴くだけで、意識を「空っぽ」にリセットできる音瞑想。ストレスや不眠などで、心も体も疲弊しがちな日常生活のなかで、一瞬こんな時間を取ることができると、気分もスッキリ、心身のエネルギーを短時間で回復させることができます。

忙しい日々だからこそ、ヨガで体を整え、呼吸でエネルギーのめぐりを整え、そして瞑想で魂を癒す時間をみなさま楽しんでいただけましたか?

受付担当の良枝さんと雪さん、ありがとうございました!お香もお楽しみください。

熱血指導!シンギングボウル養成講座の7日間

チャンドラ先生の日本の愛弟子誕生の瞬間に、通訳として立ち会わせていただきました。
そもそもなぜ7日間なんだろう?忙しい日々の生活のなかで、7日間も確保することは、至難の業だと思っていました。

講座をスタートして7日コースの意図が判明!
日替わりで1つずつのチャクラに対する解説とそれに合わせたマントラと呼吸法、そして、シンギングボウルのトリートメントのテクニックを実習するというカリキュラム構成でした。

3つのボウルを用いたセラピーのデモ。オレンジは、下から2番目のスワディスターナチャクラを象徴するカラー。
実習は真剣そのもの
養成講座修了おめでとうございます!

先生のこだわりの演出は、日々入れ替わる衣装にも反映されていました。
人間の体の大黒柱とも言える背骨に沿ってあると考えられる7つのエネルギーポイントとなる「チャクラ」。それぞれを象徴する色があります。
七色のチャクラカラーの衣装を日替わりで身につけて、生徒への気づきの一助とされていました。

来年以降、シンギングボウルセラピスト養成講座が本格的にスタートする予定だそうです。シンギングボウルがさらに広がっていくことになりそうで、とても楽しみにしています。

シンギングボウルの魅力

池袋サンシャインシティで、12月11日(月)まで開催中の「Tokyo Mineral Show 2023」4階のB45ブースでは、各種シンギングボウル、ティンシャ、タンカなどのデモンストレーションと販売をされています。湘南を中心にシンギングボウルを使ったヒーリングの活動をされている岡崎さんも連日応援に駆けつけ、広い会場内で癒しの音を響かせています。

ブースの奥では、チャンドラ先生のクイックセラピーを椅子に座って受けることもできます。巨大なボールに足をあずけ、頭上のハンギングボウルの音がシャワーのように降り注がれます。

ふりかえり

ミネラルショーで、一つ購入させていただきました。ヨガのクラスに持参しやすいハンドルタイプのシンギングボウル。シャバーサナや瞑想の時間に活用したいと思います!クラスでぜひ体験してみてくださいね。

早稲田の教室の年納めクラスでデビュー予定です
烏山区民センターの会にご参加のみなさん
調布市民文化会館 たづくりの会にご参加のみなさん
グリーンターラ 緑多羅菩薩

ターラ菩薩に見守られて無事にイベント終了

緑多羅菩薩は、観音さまが救っても救っても一向に減らない人々の苦難を見て思わずその眼から流れ出た涙から生まれ出たといわれ、苦難の海でもがき苦しんでいる衆生を救うという誓いを立てたといいます。日本人にはあまり馴染みがない多羅ですが、誰にでも分け隔てなく困難からの救いの手を差し伸べてくれ、またチベット仏教では数少ない女性の菩薩ということもあって、多くのチベット人の信仰の対象になっています。緑多羅菩薩は、身体の色はグリーンで活動的です。いつでもすぐに救いに出かけられるように、右足を常にやや前にある小さな蓮の台の上に置いて、動きがある姿勢をとっています。

Amazing Team Chandra

チャンドラ先生、プレムさん、ラマさん兄弟、みやこ先生ありがとうございました!
また来年もお会いできますように!みなさま、ご参加本当にありがとうございました。

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