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あなたが参考にすべき行政書士は?

今年1月25日に行政書士試験の合格発表がありました。中には真剣に開業を考えている人も多いのではないかと思います。また、昨日、2月9日に横須賀 輝尚さんの運営するCROWN MEDIAにて、僕の取材記事が掲載されました。

この記事のテーマは「出版と情報発信」ですが、角度を変えてみれば「士業のブランディング」とも言えますし、もう少しレイヤーを下げると「集客実現に繋げるための自己表現」とも言えます。
この記事公開後、インタビュアーだった横須賀 輝尚さんより、記事内の冒頭にあった「士業は何のために発信をするのか考えるべき」という点の大事さをあらためて強調頂きました。

そこで、このnoteでは「じゃあ、何のために情報発信しているの"何のため"ってどうやって定義づけたらいいねん!」という、多くの方が思われるだろう疑問に答えようと思います。

稼いでいる行政書士の"売れている要因"?

行政書士事務所や行政書士法人の中で繁盛している人達の要因とは何でしょうか? これは直接的な要因もあれば、間接的な要因もあるので、一概には言えませんが、よくあるものは以下のようなものです。

サービスが良かった
人柄が良かった
レビューが良かった
有名だった
求めていた課題解決を提供していた
場所が近かった
イメージが良かった
コスパが良かった
紹介してもらいやすかった
競合が弱かった
SEOが強かった
広告宣伝がうまかった

逆にいえば、たくさん依頼を受けたければ、上記の要因を満たすために、自らをアピールする必要があります。
つまり、記事にあった「情報発信」とは、何もtwitterやインスタ、Facebookに限らず、Webサイト、Youtube、DM、チラシ、講演会・セミナー、顧客へのプレゼン、求人募集に至るまで、すべての情報発信を指して話しています。みなさんは、自らの発する言葉に、行政書士としてやっていくための「意味合い」を込めていますでしょうか?

発信にも"型"がある

芸術、音楽、スポーツ、ビジネスなどなど、おそらく、ほとんど全てのことには"型"があり、その世界に入りたての頃には、"型"を学ぶことから始まります。
しかし、私は安易に先輩のモノマネをすることを良しとはしていません。

しかし"型"を真似ることは重要です。"真似る"は”学ぶ"の語源だとも言われています。つまり、TTPのように完コピ、トレースするのではなく、成功している先人の"型"言いかえれば、"売れている理由"を発信の仕組みとして学べばいいのです。
そこでもう一つ重要なことがあります。

その人の"型"、本当にあなたのためになるの?

「うまくいってそうに見えるから」、「〇〇〇〇万円稼いだらしいから」、「有名だから」、「フォロワー数が多いから」etc
そんな理由で、なんとなく漠然と、その人の言うことを真に受けてはいないでしょうか?
自分は何のために行政書士試験の勉強をし、合格を果たし、そして開業しようとしている(開業した)のでしょうか?
その理由や、目的は人によって違うはずです。先輩行政書士〇〇さんのやり方が、Aさんには有用だけど、Bさんには毒になる、ということは、普通にある訳です。
まずは、自分のことを見つめなおして「自分はどこに向かっているのか?」「何をしようとしているのか」を明確にする必要があります。
灯台の灯もコンパスもない状態で闇雲にあっちや、こっちや、船を漕いだとしても、決して、ゴールには着きませんから・・・。

①向かう先、すること(灯台)が明確になった上で
②参考にすべき先輩行政書士を見出し
③それを学びつつ
④みずからの発信に取り入れる

ここまでできれば、たとえこれから開業する人であっても、開業したてだったとしても、冒頭の問い「何のために情報発信している」を、きちんと考えていることになります。
決して不特定多数、あるいは、自分の仲の良い相互フォロワーの「いいね」を集めることが、あなたの目的達成に繋がるものではないはずです。

最後に、「自分はどこに向かう」「何をしようとしている」の"灯台"を探るためのヒントを示しておきます。
以下は、僕がTwitterやYoutube、Clubhouseなどで、よく目にすると感じた行政書士さん達を

・ビジネスの内容が「行政書士の法定業務」を起点にしているか否か
・ビジネスの目的として「ビジネスをスケールさせる」ことを目的にしているか、あるいは個人的な価値観の深掘りを志向しているか(絵では便宜上「自己実現志向」と記載)

という2×2のマトリクスで分類しています。

完全に私がこれまで目にした発信内容からの「独断と偏見」です(笑)
ご本人で「いやいや、この位置づけ違うから…」という人は、ご連絡ください。修正します。「なんで、自分入ってないねん!入れなさいよ」って方も歓迎です。あと便宜上、敬称略です。スイマセン…

また、これはあくまで、今回の記事のきっかけをくださった横須賀さんをニュートラルの位置に置いた場合の各行政書士さんのイメージです。決して上に行くほど戦闘力が高いとか、下にいくほど戦闘力が低いとか、そういう意味ではありません(発信内容から受ける印象の度合にすぎません)

横須賀さんをニュートラルにしているのは、僕からみて、横須賀さんはある程度、これらをすべて網羅した上で、現在は行政書士あるいは士業の「場づくり」をされている人だからです。
言ってみれば、いろいろなプレイヤーを取り込んだ上でセルゲームを開催している「完全体セル」だと思ってください(なお、僕は現在18号を吸収しようとしている第二形態セルあたりです 笑)

話がそれましたが、これを参考にして頂いて自らの目的や、キャリアターゲットの選定をして頂けばよいのかなと思います。キャリアターゲットが決まればあとはその人の発信を分析して、自分流に取り入れればOKです。

簡単に説明いれておくと、この中でTwitterをしている方々で、よく知られてててイメージしやすいのは

・行政書士の本丸、かつビジネスのスケールを実現している石下貴大さん
・ビジネススケールを実現しつつ、ビジネス内容がバランス型の古川ヒカルさん
・ビジネススケールを実現しつつ、ビジネス内容が行政書士法定業務から昇華している黒沢レオさん
・行政書士法定業務の直系でありながら、自らの個性を深め続ける宮城彩奈さん
・自らの自己実現のために行政書士資格を生かそうとしている桂雀太さん

あたりではないでしょうか?

一度、こういう方向性を意識しながら、この図に載っている方々の発信内容(くどいですが、Twitterの投稿に限らず、Webサイト、Youtube、ブログ、講演会・セミナー、チラシ等々、含みます)を分析してみてはいかがでしょうか?


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