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会計士試験を上位合格で切り抜けるタイプの人の考え方と習慣

平日の午前1時。

東京都でもはずれの方に住んでるから、外が驚くほど静か。ヨルシカの新曲を聴きながら、ほろ酔いでエモエモな初夏の夜って感じ。



今日は、偉そうな自分語りではないから安心してほしい。

僕の周りにいる、二桁や一桁で論文式試験に合格した人や先輩の話。


一緒にいる時間が長くなればなるほど、深まっていく自分の中の確信。



彼らから帰納的に抽出した共通法則について、四桁合格で滑り込んだ僕の視線から推敲してみたと同時に、最後はいつもの偉そうな熱い話で締め括る。



華々しい偏差値や順位は結果論に過ぎない


あまり知られていない事実だが、就活だけでなく、監査法人や会計事務所、補修所に入ってから、受験生の時の成績を問われることはない。


正直、受かってしまえば順位なんてどうでもいいのだ。順位がいいからと言って良い仕事が降ってくるわけでもない。


このことは、上位者の心理にも投影できる。



彼らは、いい成績をとリたくて勉強をしてきたわけではない。



合格するために、一番最適な勉強方法を追求した結果、好成績を残していた。



驚くほど穏やかな性格の上位合格者たち

しのぎを削るような百戦錬磨の上位合格者だから、どうしても、予備校にいた、あの”ギラギラした奴ら”を想像してしまう。


しかし本当に上位で合格した彼らの素性は、驚くほどに穏やか。



彼らは何も、いい成績をとって周りから褒められたいという欲求が、ゼロではないにしてもほとんどないようだ。



というよりは、なんなら勉強が嫌いで、いかにしてサボるか、最小の努力で試験をpassするかについて、器用に考えている。



だから前提として、朝6時からきて予備校が22時に閉まった後、マックで24時まで勉強するような真似はしないし、バイトとかして時間を拘束しつつ、短い時間をうまく使うかについて議論をしているわけだ。



それもあって、社会人で、退社後に夕方から勉強してました、っていう二桁合格者も僕の周りには数人いる。



要するに、答練で短期的に結果を求めて自己承認欲求を満たしたい根性論の人とは、そもそもゴール地点の設定から違うのだ。


「受かればいい」


これが全てだ。

そのゴールに一直線で行くために、無駄を削ぎ落として、遡及的に今やるべきことを割り出している。そのゴールが、余裕を持った設定であるほど、最終スコアと順位は高くなっていくのかもしれない。




口を揃えていう言葉は、「要するに〜」


頭の良さっていうのは、詰まるところ、

一言で換言できる能力

だと思う。


清水寺を説明しろって言われて、

「京都市〇〇区にある、日本で有名なお寺の一つで〜そこでは八ツ橋が有名で〜」

と説明するんじゃなくて

「日本が誇る世界文化遺産」

とサクッと説明できるかどうかの能力だ。


一言で換言できるというのは、


その分野の全体を完全に理解している

ことと同義だ。



例えば、連結会計でいう「連結相殺仕訳」、僕ならこう言う。

「ダブりの帳消し」

理解とはまさにこのこと。

連結会計が、「個別財務諸表+個別財務諸表ー重複分の調整」

でできているというから出発していることを潜在的に理解しているからこそ、無駄な部分が削ぎ落とされて、一言で表現できる。



自分が理解してきた分野について、一言でまとめる練習をしてみると、一気に理解が深まるのもわかると思う。



上位合格者もこの言葉を多用する。

要するにこういうことだよね〜と、自分の中でコンパクトにまとめて咀嚼する。その能力が高みへと導いてくれそうだ。



スイッチを入れた時の本気度と危機管理能力


どうも、最近のコロナ自粛と試験の延期で、最近の受験生は途方に暮れているそうだ。


あのせいで、一度はみんなテンションが沈む。

そして、「みんなこの時期勉強しないだろう」という憶測で、1ヶ月くらい全く勉強しなくなる人もいるそうだ。


まあ残念ながら、もう手遅れだろう、と”彼ら”なら思うだろう。


この僕でも全く同じ意見だ。

だって、コロナショックで勉強の手が1ヶ月以上止まってしまった人、実際は母集団の半分くらいが該当すると思う。母集団の半分が勉強しないから自分もいいだろうと思うんだけど、もうその時点で下位50%にいる。


ちなみにだけど、公認会計士試験の合格率は11%前後、日本を代表する国家三大資格だ(そうらしい)。


思いっきり落ちる人ってのは決まって、極度の楽観的な性格の人たちだ。まるで危機感がなく、自己分析能力は驚くほど低い。


対して、上位合格を果たした”彼ら”。


極度の心配症で、あらゆる最悪の状況を常にシミュレーションしている。


どんなに会計学が得意な人でも、本番の失敗に備えて苦手科目だけは作らないとか、苦手科目の最低ラインを偏差52(ボーダーライン)に調整する勉強計画を立てる。


博打で最高得点を狙うよりは、合格点のボトムラインを見て、自分の最低点を引き上げる訓練をしている印象が強い。


だから無意識的に彼らは、上位で受かる可能性より、試験に落ちない可能性を上げているのだ。



今が苦しいと思う受験生の方に。

すやきの分際で、今日は散々偉そうに語ってしまった。


公認会計士試験は、日本三大国家資格ともてはやされ、今を闘う受験生からしたら、

喉から手が出るほどにほしい高みの権益

かもしれない。僕も大学生の頃、これに憧れて頑張った。


しかし、僕はこの考えが、この試験を難しくする虚構となっているとも思うんだ。


なんでかというと、


最難関だの国家三大資格だのと、もてはやして神格化すればするほど、

得るべきその資格は遠のいていくからだ。


実際のところ、諦めなければ誰でも手が届く資格だ。ただ、粘り強さと素直さが必要な試験形態なだけ。


確かに世間的には、すごい資格だ、映えある職業だと言われる。


しかしそれをいつまでも口を開けて見上げていては、ちっとも手に入らないだろう。


予備校に多額の入学金を払って勉強を始めたなら、いっそのこと腹を括る。


退路を絶って、「この試験に最終的に合格するんだ」と決める。




上位合格とか、頭の善し悪しとか以前に、この覚悟を決めることこそが、

来たる感動の日への、最善の一手となるだろう。そんなもんだ。

♪ヨルシカ「花に亡霊」


めちゃくちゃ自信作だったのに全然読まれなかった記事がコチラ⇩

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