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【訪問リハビリあるある】利用者さんがネガティブ発言をした時のへの対応!

訪問リハビリの利用者さんは生活に困難が生じ、気持ちが落ち込みやすくなっている方が多いです。

気持ちが落ち込んでいると、不安や焦りから物事を悲観的に捉えてしまい、ネガティブ発言が増えていきます。

「リハビリやっても歩けるようにならない…」
「毎日、つらくて何もしたくない…」
「もう死にたい...」

上記のようなネガティブ発言をする利用者さんに対して、対応に困ってしまったことはないでしょうか?

今回は、訪問リハビリの利用者さんがネガティブ発言をした時の対応について紹介します!


ネガティブ発言をした時の対応

ネガティブ発言をした時の対応は以下の2つがポイントになります!

①話をじっくりと聞く
②リフレーミング

2つのポイントについて以下で解説します!


①話をじっくりと聞く

ネガティブな発言に対してどのように励まそうか、考えを改めてもらおうかなど、セラピスト自身がプレッシャーに感じてしまうと思います。

しかし、落ち込んでいる利用者さんに対して落ち込んでいないセラピストの意見をぶつけてしまうのは、不親切になる可能性があります。

訪問リハビリの利用者さんは、セラピストよりも人生経験が豊富な年上であることがほとんどであり、落ち込んでも立ち直ることを幾度となく行ってきたと想像します。

そんな利用者さんが立ち直る気力を失い、ネガティブ発言をしていたとしたら、セラピストからの前向きな言葉はきついかもしれません。

利用者さんを励ますことを考えるのではなく、まずは何も考えず、利用者さんの話をじっくりと聞くことが良いと考えます。

じっくりと話を聞いてもらった利用者さんは、気持ちが軽くなり、自然と考えを改めてくれるかもしれません!


②リフレーミング

ネガティブな発言をした時、一般的な対応では「そんなことないですよ。」「〇〇さんは足の力が強いのでまだまだ歩けますよ!」のように利用者さんの強みを伝えて励ますと思います。

上記のようなネガティブに対する励ましは、利用者さんが自分自身に対して行うことができれば効果的ですが、セラピストからの声かけではほとんど効果がない印象があります。

そこで、利用者さんのネガティブな発言=悲観的な自己評価をリフレーミングすると良いです。

リフレーミングとは、物事を違う視点で捉えることでポジティブな解釈にする、ポジティブに感じられるようにすることになります。

例えば、以下のように考えられます。
”死にたい”→「今までの人生に満足している」
”つらい”→「状況に対する注意力や分析力が高い」
”不安になりやすい”→「集中力が高まりやすい」
”悲観的になりやすい”→「現状に目を向けることができる」
”怖い”→「準備をしっかりとしたい」

利用者さんのネガティブな発言に対して、じっと聞いているだけでなく、セラピストが何か言わなければいけない場合には、上記のリフレーミングを活用することで、利用者さんに別の視点で物事を捉えるきっかけになる可能性があります。


まとめ

今回は、訪問リハビリの利用者さんがネガティブ発言をした時の対応について紹介しました。

利用者さんが「死にたい」「怖い」「つらい」のようなネガティブ発言をした時には、”前向きになってほしい”、”考えを改めてほしい”と考え、励ますことはおススメできません。

ネガティブ発言をした時の対応は以下の2つがポイントになります!

①利用者さんのネガティブな気分を少しでも軽くなるように、利用者さんの話をじっくりと聞く。

②利用者さんのネガティブな言葉を別の視点から捉えて、少しポジティブな印象を与えるリフレーミングをする。

ネガティブな発言が多い利用者さんへの対応は、セラピスト自身もつらいと思います。

しかし、利用者さんがネガティブな気分から少しでも元気になってリハビリしてくれるとセラピストも一緒に嬉しくなれます!!

是非、試してみてください!

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