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【節約】積み立てNISAを始めたら1本1000円の歯磨き粉を使うようになった。

積み立てNISAを始めてみた。

どんな雑誌の記事を見ても、お金の事について書いてある記事には必ずと言っていいほど、「積み立てNISA」に関する説明が書かれている今を生きている私だ。
私も、その積み立てNISAとやらをやってみることにした。

感覚としては、「必ずお金を増やしてやるぞ」という考え方ではなく、「増える可能性がある箱にお金を入れている」という考え方である。
使っていないサブスクリプションサービスにお金を払い続けていると思って長期間待っていればよいと言うどこかの誰かさんもいる。

これは、期待しないためだ、社会に対して期待しないのと同じように、お金に対しても、あまり期待を持たないことが精神状態を保つための重要なルールらしい。

日曜日の夜、歯磨き粉が教えてくれたこと

そんな私が、日曜日の夜、社会人の幸福度が一週間のうちで一番低いであろうと考えられる時間に、歯ブラシに歯磨き粉をつけながらこう考えてみた。
いま私が使っているこの歯磨き粉は90gで1000円だ。

大体使い切るのに、4か月かかる。いや、いまのは言い方が悪かった。
何とか長く保たせようと、ケチケチしながら使って4か月でなくなってしまう。
12か月で3000円の出費だ。
10年間で3万円の出費だ。
20年間で6万円の出費だ。
そんな一般的には高いといわれることが多いであろう、(少なくても1000円の歯磨き粉について私はめちゃくちゃ高いと認識している)歯磨き粉を使い始めた原因は、なんと冒頭でお伝えした積み立てNISAを始めたことによるものなのだ。

虫歯になり金も減る。果たして私は「何」を買っているのだろう。

今流行りの積み立てNISAを始めたことによって、月の支出を見直すことにした。

私の月の支出で家賃や食費等の生活費以外にかかっているお金で多かったのが、「お菓子代」であった。

月のお菓子代は6000円越え。
それもそのはず、私は労働の休憩時間に一日200円近く使って買い物をしていた。
休日もお菓子を買っていたことから、単純計算すると200×30日=6000円になる。

6000円のお菓子代も1年で5万円だ。
10年で50万円だ。
ふいに、積み立てNISAの利回りについて考えようと斜め上を見ようとしたときに、考えた。待てよ、私がいまかけている10年間で50万円相当に及ぶお菓子代を削れば、50万円節約できるじゃないか。

私は今まで何を買っていたのだろう、お菓子を食べる幸せ?でもそんなの一瞬じゃないか。すぐにおなかが空くじゃないか。

お菓子は幸福感をお貸しくださるだけですぐに返さなければならないじゃないか。
私は気づいた。
しかし、3歳の頃からお菓子中毒であった私が、そんなにすぐにお菓子を辞められるはずもないだろう。

前の記事にも書いたように私はお菓子の食べ過ぎと、エナジードリンクの飲みすぎにより歯の神経を2本抜くという経験をしている。

お菓子代を節約することにより、10年で50万円の節約になるのだったら、お菓子をやめる価値はあるのではないか。
と考えた。加えて、虫歯を防ぐことで歯医者代も減らせるだろう。
また、私の性格上、一つの事にこだわり始めたら、もう一つの事が見えなくなるという性質を利用して、1本1000円の歯磨き粉を使うことにした。

コンビニで売っている、人間の判断力を0に近い状態まで落とし込ませるくらいにおいしそうなお菓子を見ても、「でも高い歯磨き粉使っているし、お金かけて虫歯になるのはもったいないな」と思うようになるからだ。

良い歯磨き粉を買うとお金がたまるよ!(そんなわけないだろう)


歯磨き粉代の方が、お菓子代よりもはるかにコストパフォーマンスが良いことがわかり、無駄を省くことができた。
歯磨き粉と積み立てNISAの因果関係があるというと嘘になるが、私の場合はあったのだ。

お金をいかに稼ぐかよりも、お金をいかに残すか?の方が大事なのだなと感じたのだ。

お金を使うことが必ずしも、豊かな生活につながるわけではない。自分が豊かであると認識できるポイントをおさえつつ、生活水準を上げないように過ごしていくことでいつか働かないで過ごせる世界に住み着きたいと思う。


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