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ADHDっぽい高校生に全力でオススメする受験予備校(後編/メリット・デメリット詳細)

前編に引き続き、私自身の経験から、ADHDっぽい高校生・浪人生の皆さんには、自信を持って四谷学院をお勧めしたい(広告料は頂いていません、念のため)。

四谷学院の基本的なシステムはというと、「55段階」と「科目別能力別授業」の二段構えになっている。

55段階というのは、各科目の細分化された内容を一つ一つ学習・テストしていくもので、小テストに一つ合格するごとに、画像の台紙にスタンプがもらえる(これが楽しい)。科目別能力別授業は、いわゆる通常の対面授業だが科目ごとにレベルが選べるので、例えば「英語は大得意だが数学がダメ」といった、得意不得意にムラッ気があるADHDっぽい人にはおすすめだ。

実際に通ってみて、個人的に感じたメリット・デメリットを列挙してみた:

短いサイクルで集中を維持できる
1科目のカリキュラムが55段階の細切れになっているので、飽きっぽい我々でも集中力を維持しやすい。そして単元を1つ達成するごとにスタンプが溜まっていくので、目に見えて達成感を感じることができる。

基礎の基礎からスタートできる
これは本当に大事なことだ。55段階の最初のほうで「これは簡単すぎる…」と思っても、基礎をしっかり確認したことで後々のスピードアップにつながったことが何度もあった。もう半分を占める授業コースも、科目ごとに難易度調整ができるのも非常に良いところだと思う。

先生と一対一で話せる
一方的な授業オンリーでは途中でやる気を失ってしまうのは目に見えているが、55段階の授業では、問題を解いた後その場で先生に採点&講評してもらえるので大変ありがたい。特に浪人生にとっては、学生時代と違って他人との接点がほぼ失われてしまうので、先生方とコミュニケーションが取れるのは地味に大事なことだ。

授業料がちょっと高い…かもしれない
確かに受講料は安い方ではない。しかし、特徴的なカリキュラムを利用できる + 先生方からガッツリサポートを受けられるので、金額分のリターンは十分に得られると個人的には思う。

外部の模試も受けよう
四谷学院だけでは、受験者数が圧倒的に多い模試、いわゆる「○○模試」を受けることができない。そのため、自分の相対的な学力を知りたい場合は、外部の模試へ並行して申し込む必要がある。こればかりは仕方がない。

いかがだったでしょうか(このセリフ、ちょっと使ってみたかった)。四谷学院のシステムが、ADHDっぽい人特有の飽きやすさ・ムラっ気などをカバーするのにピッタリな仕組みだということを、お分かりいただけたのではないだろうか。

最後に一つ付け加えると、私の担任だった先生(授業は受け持たず相談のみ)は、私が全力疾走してギリギリ達成できる、絶妙なペース配分の55段階スケジュールを立ててくれた。計画を立てるのが不得意な人間にとっては、それも自体大変ありがたく、成果に繋がったのは間違いない。

今回の記事を作成するにあたり、四谷学院にをTwitterで検索していたら、「春から四谷学院に入ることになりました!ドキドキです!」みたいな呟きをたくさん見かけて、微笑ましい気持ちになった。是非みんな頑張ってほしい。

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