事務所勤務_PR・未暴力編
事務所編、やっぱ難しいなぁと思いながら書いている。もちろん、楽しくて良い思い出もたっくさんあるし、お仕事としてお金をもらってやっているので、大変な事が起きるのは当たり前なのだ。
でも、どうしても理解できない大変だった思い出にフォーカスしてしまって、悪口みたいになってしまっているのが嫌だな、と思いながら書いている。
ただ、私は当時全く意見もせず黙っていて、今思い出したかのようにコソコソとnoteで文句を言っているわけではない。
という事で、マネージャー編の続きを書く前に、私のある意味暴発した意見交換(?)の話も踏まえられるPR編を書きたいと思う。これを読んでもらえれば、私がいかに当時も意見しまくっていたかが分かってもらえる気がする。
PRの仕事として、イベントでのPRや社外へのメールマガジン作成なども行っていた。主には外の仕事を新たに取ってくる事だったが、それはまた次で書きたいと思う。
入社したばかりで最初に洗礼をくらったイベントでも、既に私は行動にして悪態をついた事があった。思い出すとやばいなと思うが、私は意見を黙っていられないのだ。その話を今回はしたいと思う。
イベントを進行していく台本を作成する演出家が、外部発注されていた。その人はずっとこれまでも演出を担当していた人のようで、偉い人なのか会社の人からも持ち上げられていた。
私は基本的にそういう所を全く気にしない。そういう所だ、と思うが全く治らない。
イベント直前の1週間前になっても、その人から台本があがってくる様子がなかった。それでも、みんなその人を責めない。
私は意味が分からなかった。金払って雇っているんだろ?と。金も払って、責めないっていうか、詰めない意味が分からなかった、超楽じゃん。このままだと絶対にイベントに影響があるのだ。未経験の私にだって分かる事だった。ただ、一応まだ入ったばかりだったので、様子を見て黙っていた。
結局、台本はイベントの本当に直前にギリギリ上がってきて、ステージを担当する同僚はもちろん混乱していた。みんな陰でグチグチ言いつつも、その人の前では○○さん!○○さん!と、責める事なく親しげに声をかけていた。
そして、なんとか無事に終わったイベントの打ち上げが別日に、会社が運営する飲食店で行われた。
その時はまだ20人程度だったので、長テーブルを繋げてみんなで大きな円になって打ち上げをした。
私の向かいにその演出家がいた。そして、この時運の悪い事に社長のそばにいて、飲めない酒をほんの少しだけ飲まされた。
どのくらい酒が飲めないかというと、アルコールを皮膚にあてるパッチテストをすれば、一瞬で絆創膏の柄がそのまま腕に残るくらい飲めない。調子が悪ければ、ビールを3口飲んだだけで吐くくらいだ。身体的に無理な”飲めない”だった。
すぐに顔が真っ赤になって、フワフワしてきた私は、目の前の演出家が気に食わなくなってきた。イベントは台本があがってこない事で大変な部分もあったのに、全然誰も何も言わない。みんなニコニコ話しかけている。
なーーーにが乾杯じゃ。
と思った瞬間、私はその演出家に言っていた。
「乾杯じゃねーし。まじでどー思ってんの?自分。」と。
スタートしてしまったのだ。その後は、台本が遅い事、あなたとは乾杯したくない事などを言い続けた。
みんなハタノさんどうしたの?と若干凍りつつも、みんなが思っている事をいい過ぎて、徐々に笑い始めた。社長は大爆笑していた。
酔っ払ってイライラしている私は、笑ってないで自分で言えよ!と思いながら、その人と話し続けた。
これは運が良かったなと思うが、突然色々しかも入社したばっかりの私に言われまくったその人は、怒る事なく狼狽えていた。怒れないくらい台本が遅かったから、怒らないとは思うけど。
どうしてそんな事言うの?、と私の隣に座ってきた。社長も面白がって、私の隣を譲った。
「近づくなよ、どうしてか自分で考えろよ!」と、私は暴走列車の如くノンストップだった。
みんなは私の暴走を見て楽しそうだった。恐らくもはや一種のエンタメだった。
ずっと懇々と言い続けた結果、私にだけ謝り続けたので、「私にじゃねーんだよ!みんなに!!!」と白熱した。
結果、言う事も通じないし、もう帰りたい!となって、ベロベロの私は荷物を社長に持ってもらい、タクシーを止めてもらった。何様だ笑。
帰り際にその演出家から、
「ハタノさんはなんで俺ばっかりにそんなに言うの。。。?」と言われたので、去り際にゴリっと放った。
「お前の為を思って言ってやってんだろ!?怒るとか疲れるだろーが。」「陰で言われるとかの方がないだろ、感謝しろよ私に。優しいな、私」と。
ここで補足するが、相手は私より10歳上だった。書いてて白目になりそうだ。その人は「そっかぁ・・・ありがとう」と言って、少々懐いてきた。
「懐いてくんな!反省しろ!」と言い放ち、タクシーに乗って帰った。
次の日、会社の全員半笑いだった。私も半笑いで返した。
酒が入ったから暴走したものの、これをキッカケに、基本的にはシラフの時も冷静に言葉にして意見をするようになった。
ちなみにシラフの時は、こんなに暴れる事はなく5W1Hを意識して理由も踏まえて冷静に話します。そして、基本的にはすぐ決めなきゃいけないものは十二分に準備をして話しますし、そうでないものは相手の意見を持ち帰ってもっと検討します、冷静です。
でも、次の話も飲酒で荒れちゃった話なんです。
ハタノ
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