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【前編】働くを、もっと自由に。地場産業での複業実践プログラム「はたふり」始動!

こんにちは、はたふりnote編集部の宮内です。

今回は、地場産業×複業実践プログラムはたふりについて、株式会社トレジャーフット取締役兼はたふり事業執行役員の辻さんにインタビューを実施しました。

前編では、はたふりの基本情報や立ち上げの背景、そして2022年4月から始まった「0期生」について、ご紹介していきます。

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ーーーまずはじめに、新サービス「はたふり」について概要を教えてください。

「はたふり」とは、複業未経験の会社員が、自分の強みを理解し、それを商品化して、地場産業で複業を実践するプログラムです。

2022年4月からトライアルを開始し、複業を始めるにあたって必要な「0→1講座」や実際に地場産業と出会える「案件紹介」、そして同じ志を持ったメンバーが集まる「メンバーコミュニティ」の3つのコンテンツを提供しています。

ーーーサービス名の「はたふり」は、どういう意味なんですか?

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サービス名称を決めることが苦手で、すごく悩みました。
会社のミッションである「新しい働き方を創造する」という視点から、「もっと自由な働き方ができる人を増やしたい」と思い、「働く × 自由(フリー)▶︎ はたふり」というサービス名称にたどり着きました。

また、「自分の行きたい方向に旗を振って進もう」、「課題を抱える地場産業を、旗を振って導こう」、そして「同じように地場産業で複業する仲間を、旗を振って応援しよう」といった想いも込めています!

ーーー3つのコンテンツについて、具体的に教えてください。

複業の0→1講座」は、月2回(2時間 / 1回) の講座を行っています。講座では、「何のために複業をするのか」、「複業でできること・やりたいことは何か」、「複業案件、特に地場産業の案件の見つけ方」など、複業をはじめる際に不安や疑問を抱くポイントについて、弊社が4年間、地場産業と複業人材のマッチングを推進する中で得たノウハウを体系化してお伝えしています。

また、学んで終わりではなく、地場産業で複業を実践し、実績をつけるところまでサポートするために「案件紹介」を行っています。

毎月1回程度の開催を予定しているマッチングイベントでは、企業プレゼン、受講生の自己PRピッチを通してマッチングをコーディネートしたり、弊社の営業が日本全国のお客様からヒアリングした案件を日々紹介していくことで、地場産業との出会いの機会を創出しています。

受講生同士の交流を促進するため、はたふり専用Slackには、自己紹介や情報交換、雑談ができるチャンネルを設け、受講生を紹介する「はたふりラジオ」やランチ会 / オンライン飲み会など、様々な切り口で横のつながりを生む取り組みを行っています。

また専用Slackには、困りごと相談ができるチャンネルもあるので、複業に挑戦する中で1人では解決できない問題が発生した際は、はたふり事務局へ相談ができる仕組みも取り入れています。これが「メンバーコミュニティ」です。

ーーーなぜ「はたふり」を始めることになったのですか?

2018年の創業から4年間、地場産業と複業人材のマッチングを進める中で様々な方と面談をしてきました。

その中で、複業未経験の方からは「会社の冠を外した時に自分に何ができるんだろう?」といったスキルに対する悩みや、複業に対する漠然とした不安を聞くことが度々ありました。

コロナ禍でリモートワークが普及し、柔軟に働ける方が増えたことで、複業未経験者の登録が増加している一方で、これまでのマッチング事業では、複業未経験者の不安に寄り添うサポートができませんでした。

そこで、マッチング事業とは切り離し、複業未経験者を対象とした「複業人材の育成プログラム」を作り込むことで、人材を育成し複業デビューさせ、デビュー後もお仕事を紹介しマネジメントするという、ジャニーズ事務所や吉本興業のような、一気通貫でサポートができる会社になれると思い、「はたふり」をはじめました。

ーーーちなみに、はたふりの構想から実現まで、どのくらいの期間がかかりましたか?

実は、この構想は創業当時から協議を続けてきました。

今でこそ「はたふり」というサービス名がついていますが、以前は「複業スクール構想」と呼んでいて、この4年間何度も、事業化を試みては挫折してを繰り返していました笑

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数年前の企画骨子(サービス名称も古い…)

ーーーそんなに温めていたんですね!これまでは、乗り越えられない壁があったのですか?

これという明確な、手強い要因があったわけではないんです。

私たちの経験や実績不足、複業未経験者の課題に対する理解不足、そもそも工数不足など、様々な要因が絡み合い、「複業スクールをやりたい」という想いはあるものの、どうしてもマネタイズの部分がクリアにならず、事業化に至りませんでした。

そんなモヤモヤする期間を過ごす中で、2021年の12月頃、改めて協議した際に、この4年間でトレジャーフットが積み上げてきた経験や実績から、地場産業×複業の成功要因 / 失敗要因など、これまでのノウハウを体系化できると思いました。

この「体系化」と、4年間でできた「日本全国とのネットワーク」を活用すれば、トレジャーフットだからこそ価値を提供できる「複業スクール」になるのではと、少し兆しが見えてきました。

ただ、事業者視点の勝ち筋が本当に価値を生むのか不安だったので、33名にユーザーインタビューを行いました。1人1時間、オンラインで対話を重ね、現在の働き方に関する課題、複業に関する課題、地場産業での複業に関するニーズ、そして、講座のテーマや理想的な受講期間・金額など、様々な視点でお話を伺いました。

ユーザーインタビューの回答者属性

その結果、「これはいける!!!」と確信に変わりましたね笑

面白法人 カヤックさんが運営する関係人口 マッチングサービス「SMOUT」にプロジェクトを上げてみたところ、なんと283名から"興味あり"が届き、しばらくの間、人気急上昇プロジェクトとして取り上げていただきました。

ーーーそして迎えた2022年4月、0期生12名が集まったというわけですね。なぜ0期生と呼んでいるんですか?

今回集まった12名は、受講生でありながら、はたふり立ち上げメンバーとしても参画してもらっています。

3ヶ月間、受講生としてユーザー体験をしながら、その体験を元に私と一緒にPDCAを回しています。受講生 兼 立ち上げメンバーなので、1期生ではなく0期生と呼んでいます。

ちょっと変わった新規事業の立ち上げ方ですよね...笑

はたふりの構想を具体化する中で、事業立ち上げのプロセスを開示し、「みんなで一緒に作る新規事業」を意識しました。イメージとしては、クラウドファンディングに近いんじゃないかな。

ーーークラウドファンディングに近いとは、どういうことですか?

一般的に、クラウドファンディングは、開発途中の商品や走り出したばかりのプロジェクトに対して、応援の気持ちを込めて、お金を払い、リターンを受け取ると思います。

はたふり0期生も同じ仕組みなんです。

これからはじまるサービスに対して、受講料を払っていただいたのですが、学びながら一緒に事業を作るというリターン(=弊社からの業務委託)を用意し、受講終了時点で、「新しい働き方を創造し、地場産業の発展に貢献するベンチャーで複業しました」という実績ができることになります。

ーーー立ち上げメンバーとして、0期生はどんな活動をしていますか?

現在、以下6つのワーキンググループがあり、2〜4名でチームを組んで業務を進めています。

  • 業務改善 / 運用 WG

  • マーケティング WG

  • 広報 / PR WG

  • 地域マッチングWG

  • 資料 / 媒体作成WG

  • コミュニティ WG

私からワーキンググループへ、全体共通のミッションとして「1期生の獲得とコンテンツ強化」という大きなテーマを渡し、ワーキンググループごとに半年間の目標・アクションプランの設計、具体的な施策立案・実行、業務改善などを行っています。

私にとっては、お客様でありながらも、「12名の頼もしい仲間がいる」という気持ちで、日々支えてもらいながら、価値の最大化と事業化を進めています!

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1本の予定がだいぶ長くなってきました...。この話の続きは、後編で。
次回は、0期生スタートから1ヶ月が経ち、実際にやってみての感想や課題、1期生や今後の展開について、お話を伺っていきます。
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こんな人におすすめ
・地域複業を始めたいけど1人は不安
・地場産業の課題に関心がある

8月から複業実践プログラム「 #はたふり 」を開講いたします!
1期生は受講生 兼 立ち上げメンバー(複業)として、両軸で関わってもらう予定です! 興味がある方是非、無料相談会にご参加下さい!


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