起きた 服薬した 着替へた 水飲む、口漱ぐよに- で、本当に甘露つてあるよな 水でハイ笑 が潤ひは眞實なり 〈もしも我山賤ならば森に入り小雨に滑るもなく木を伐りぬ 郷士〉 いつもKuniwoと表記する時 Goushiつて打つてる… 〈郷士あり剣技くれぞ花草鞋 仁悟良〉 ©都築郷士
フォークナーのヨクナパトーファか 己の構想、何故己の名が「郷士」なのか 所謂癒しの詩を書く人は 世界中の草臥れた者らに 言葉を発信してゐる(尠くとも)つもりなのか? 私は手の届かぬ人からの この藝見た喝采まで浴びたいのではないゆゑ 〈草場の方ら私の心に寒虹を くにを〉 ©都築郷士