「音を集める」。自分に合った、頭と心の鎮め方。私にとっては、「音」が癒しにつながっている。雨垂れの音。砂浜を歩く音。波打ち際の音。草むらを歩く音。リクガメがサニーレタスを齧る音。小さくて、なんのてらいもなく、ただそこに在る。そういう音が、私にとっては、薬になる。
「私、ばあば大好き、だってママを産んでくれたもの。だから、私が生まれることができたから。ママが大好きなの、私。」6才の子供の突然のつぶやき。ストレートに響く。