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フーコーが見た自己との関係とラロシュフコーの自己愛と現代の不安障害に関する考察
鹿島茂「STAY HOMEのための読書術」スペシャル ~フランスの哲学書で「考える方法」を学べ!~
偉大な素質を持つだけでは充分でない。それを活かす術が必要である。
人は自分が他人の邪魔になるはずがないと信じ込んでいる時、えてして他人の邪魔をしているものだ。
いろいろな情念はすべて血液の熱さ冷たさのいろいろな度合いでしかない。
小人は小さなことでむやみに傷つく。大人物は小さなこともすっかりわかるが、そんなことでは一向に傷つかない。
人はふつう悪意よりも虚栄心によっていっそうひどい悪口屋になる。
恋を治す薬は幾つもあるが、間違いなく効くのはひとつもない。
心にある思いを隠すほうが、心にない思いを装うよりも難しい。
人はしばしば恋から野心に転じるが、野心から恋に戻ることはほとんどない。
恋はその作用の大部分からすると、友情よりも憎悪に似ている。
人は知恵に対していかなる賛辞も惜しまない。しかしその知恵は、一寸先のこともわれわれに保証できないであろう。