日比野は髪を明るくしてみた。 しかし翌朝、慄いた。洗面台の流しに毛が流れるのを発見したのだ。彼は髪を黒く戻した。 翌日もまた毛は流れた。 また明るくして、また黒くして…… 毛は抜け続けるが、なぜか日比野の髪が減ることはなかった。 「まさか!俺は髪が生え続ける呪いの人形なのか?」