過剰在庫問題

ヘーゲルの弁証法で小売の在庫問題を考えてみた

本日は少し、哲学的な思索に関して書こうと思います。19世紀のドイツ観念論の哲学者ヘーゲルが生み出した「弁証法」を、資本主義の宿痾ともいえる在庫問題に適用して解決策を考えてみました。ヘーゲルや弁証法というキーワードは、2020年から現在まで空前の大ブームになっているカール・マルクスの『資…

南充浩note:「卸は不要」に騙されるな! 在庫備蓄や販路拡大で役割大

社会が成熟化し物が溢れるようになり、売り上げ規模を伸ばすことが難しくなってきたので、利益率を重視しメーカーが直販する、もしくは小売店が自社ブランド(PB)を立ち上げるというケースが増えてきました。生活に密着している領域でいうとイオンの「トップバリュ」やセブン-イレブンの「セブンプレミ…

【レポート】「在庫・不良在庫を減らしたい」が4割ー小売・卸売企業が直面する重要課題…

Zaikology Newsを運営するフルカイテン株式会社は、2020年1年間に小売・卸売企業から寄せられた相談と問い合わせの内容をまとめ、小売・卸売業が売上や仕入れ(発注)、在庫についてどのような課題を持って事業に臨んでいるかを明らかにするレポートを作成しました。全体の19%が「在庫を減らしたい」とし…

【レポート】3月決算アパレルも2021春夏は発注2~3割削減。少ない在庫で粗利確保の闘いへ

Zaikology Newsを運営するフルカイテン株式会社は、大手上場アパレル企業が2020年4~12月に仕入れ(発注)を抑制した実態を調べ、売上ではなく粗利(売上総利益)や利益率を第一に考える経営への転換について考察するレポートを作成しました。 本稿では、このレポート全文をご紹介します。 ※なお、フルカ…

兵庫物語ファンドのきっかけ

弊社もそうですが、2014年に発表された「地方創世」に伴い、多くの事業者が、地域の魅力と地域ブランドの創出・育成の為、「ご当地商品」を作り上げてきました。 そして、取り扱われる販路の多くが、観光地や交通拠点などの観光集客性の高い「土産店」や「アンテナショップ」、「イベント・催事」でし…

【レポート】アパレル2021春夏は例年より少ない在庫で売上を作る勝負に/20年3~11月決算…

Zaikology Newsを運営するフルカイテン株式会社は、大手上場アパレル企業が2020年3~11月に仕入れ(発注)を抑制した実態を調べ、売上ではなく粗利(売上総利益)や利益率を第一に考える経営への転換について考察するレポートを作成しました。 本稿では、このレポート全文をご紹介します。 16社中14社が仕…

【レポート】Gapジャパンの値下げは在庫の現金化に続く粗利改善への道

先日2020年12月17日、ジーユーをはじめとした小売大手の相次ぐ値下げに関するフルカイテン作成のレポート全文を紹介する記事を掲載しました。今回は、本年9月に同じくフルカイテンが公表したGapジャパンの一連の在庫現金化と定価切り下げの取り組みに関するレポート全文を紹介します。 2020年2~7月は…

南充浩note:仁義なき消費者の奪い合い…ユニクロ+Jで分かる「価格は需要と供給で決ま…

2020年11月16日、ユニクロがデザイナー、ジル・サンダー氏とのコラボラインである「+J」を9年ぶりに復活させました。2009年秋冬にデビューしてから2011年秋冬まで丸2年間続いたコラボが今秋復活し、発売初日から大変な人気を集めました。早くもメルカリで高値転売されています。その半面、他のアパレ…

SDGs対応でも欧州企業は商魂むき出し…日本の繊維産業に巻き返し期待

「SDGs(持続可能な開発目標)」と聞いて皆さんが想起する事は何だろうか。冒頭写真のような、自分たちの子供や孫の世代のために地球環境を保全するというスローガンのイメージが強いのではないだろうか。かく言う筆者もその一人で、自由競争にさらされる営利企業がどの程度本気でSDGs対応に取り組むのか…

南充浩note: 三陽商会もワールドも…アパレルの過剰在庫をなくす“魔法の杖”はな…

新型コロナショックによって今春はほとんどの期間、大都市にある都心型店舗と大型商業施設は休業を余儀なくされました。その結果、春物はほとんど消化できないままに5月下旬から夏物商戦に突入しています。そのため、今秋冬商戦に向けては、アパレル各社や各ブランドは仕入れ数量や生産量を減らす計画…