百合特集2021

『SFマガジン』2021年2月号「百合特集2021」読後感

『SFマガジン』2021年2月号「百合特集2021」読後感

 『SFマガジン』2021年2月号で、2回目の百合特集を組んでいる。前回の百合特集は2019年2月号なので、ちょうど2年ぶりである。  前回の百合特集でもかなり話題になり、私の周りでも読書会が開かれたりしたが、私自身は特集そのものより少し遅れて、『アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー』で掲載作品を読んだ。女性同士の関係性を扱う「百合」の特集にもかかわらず書き手がほとんど男性だったということも気になるが、それより残念に思ったのは好きな作品があまりなかったということである

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感染症が蔓延した世界。身体を"売った"少女の末路は? SF小説「身体を売ること」

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女性の《今》と《性》を描いた官能SF小説「ピュア」が早川書房「note」歴代アクセス数第1位の20万pv超え、Apple Books「2020年ベストブック」選出で話題の小野美由紀さんの最新短篇、SFマガジン2021年2月特別増大号百合特集2021に掲載された「身体を売ること」を全篇公開します。ウイルスや大気汚染の蔓延で義体化が恒常化した世界の元少女娼婦のメイドとお嬢様の物語です。  わたしがこの銀色に光る新しい体を手に入れた時、まずはじめに思ったのは、 「ああ、これでもう

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