毒山凡太朗

変幻自在の凡太朗

2019.10.4(金)
あいちトリエンナーレ 円頓寺会場 メゾンなごの808特別解説ツアー 
毒自の解説ツアーがあらわす現代の身体性

集合時間20分前に集まっていたのは私を含め3人。会場前常駐の展示スタッフによると「問い合わせはけっこうあった」そうで、ツイッター外の情報を求めて尋ねる人もいたようだ。
入り口あたりで待機し、5分前には枠10名がうまり、以降の希望者は状況を見て入場不可が判断される

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ほんとに〜? 感謝の気持ちでいっぱいです!
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あいちトリエンナーレが示すアートの可能性、および数値化への抵抗

はじめに
 10月11日、あいちトリエンナーレに行ってきた。
 表現の不自由展が目当てだったが、ニュースにもなっているように抽選制で、しかも全く当たる気配がなかったので、名古屋に向かう新幹線の中ですでに不自由展以外の展示を楽しもうと心に決めていた。
 日帰りで時間も限られており、結局鑑賞できたのは愛知芸術文化センターの10階、喜楽亭、そして円頓寺商店街の3会場だけだった。しかしこれだけでも私は今年

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あいちトリエンナーレ【毒山凡太朗「君之代」】

四間道・円頓寺S11。

その作品は、高齢の男性女性数人がただインタビューに答え、ただ歌を歌っている映像。
ところがその「ただ」が、単なる「ただ」じゃないから見続けてしまう。

登場するのは、日本統治時代に日本の教育を受けた台湾の方々。

いまはもう高齢で、健忘症だの、忘れちゃったかな、と口々に呟きますが、それでもインタビューには見事な日本語で受け答えしている。
会話だけでなく、教育勅語を早口言葉

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ありがとうございます。みなさまのスキの数だけ幸せになれます
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毒山凡太朗 「少女像」に絶対的な壁

ソウルの日本大使館前に設置された少女像。被害を受けた元慰安婦のハルモニ(おばあさん)たちの、少女時代を表した銅像である。設置した市民団体は慰安婦問題を記憶するためのモニュメントであると主張する一方、日本政府は外交公館の尊厳を著しく損なうとして、撤去を求めている。この銅像は、慰安婦問題が、今も解決していないことの象徴なのだ。

東京の画廊「青山|目黒」で毒山凡太朗の個展「Public archive

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毒山凡太朗 戦慄とオーガズム

キュンチョメと同じく、近年目覚ましい活躍を見せている毒山凡太朗の個展。同じ会場の2階で、旧作と新作あわせて6点の作品を発表した。いずれも同時代の社会問題と彼自身との距離感を感じさせる作品ばかりで、大変見応えがあった。明らかに毒山は今回の個展で新たなステージに飛躍したように思う。

先ごろ強制撤去された経済産業省前の脱原発テント村を主題にした《経済産業省第四分館》や高村光太郎の妻、高村智恵子が残し

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毒山凡太朗 経済産業省第四分館

近年、精力的に作品を発表している毒山凡太朗の新作展。タイトルに示唆されているように、経済産業省の前の、いわゆる「脱原発テント村」を会場にした。これは、東日本大震災以後、経産省が管轄する「ポケットパーク」という公共空間に自発的に仮設されたテント村で、違法であることに違いはないが、市民が代わる代わる寝泊まりすることで脱原発ないしは反原発を訴える、ある種のスクワット運動の拠点である。3つ並んだテントのう

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毒山凡太朗+キュンチョメ 今日もきこえる

「天才ハイスクール!!!!」出身のアーティストで、福島県出身の毒山凡太朗と茨城県出身のキュンチョメによる合同展。いわき市内にある古いビルのワンフロアをブラックキューブとすることで、映像作品を中心にそれぞれ作品を発表した。発表の場所に、あえて「いわき」を選んだことから伺えるように、いずれも東日本大震災を強く意識した作品である。

毒山凡太朗は故郷の安達太良山に登り、頂上に設置されている同郷の洋画家

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