夜の図書館へと歩いて向かう。部活帰りの少年たちが自転車に乗り、車の音でかき消されないよう大きな声で会話をしている。夏は窓が開いている家が多く、晩ごはんや時々お風呂の匂いもしてくる。大きな通りの一本横の通りを通って、大きな通りを眺める。盆踊りの音が聞こえる。帰り道にスムージー。
夏の夜の散歩が好き。家を出た時は自分の影が見えていたのに、もう星が煌めいている。夏でも真っ暗に静まる夜が毎日ちゃんとくる。かつて働いていたコンビニの前を通りかかる。眩しい店内を思い出し、目を細める。お風呂上がりの香りをするおじさんが通りかかった。お風呂上がりの散歩っていいよね。