下り坂をそろそろと下る

内田樹氏や平田オリザ氏の考え方に見える現実世界への見当違いとアフターコロナ

先日、内田樹氏のブログに対しての反論をしたが、どうやら少なくない人が同じような気持であったようで、ほっとしている。
しかし、それよりも多くの人が内田氏の見解に賛同しているようなのをどう解釈していけばよいかと悩んでいるうちに、2016年に自分自身が考えたことが思い出された。

それは、中学高校からの友人岩本くんが平田オリザ氏の「下り坂をそろそろと下る」という本を読んで、非常にモヤモヤした気持ちを持っ

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下り坂をどう下るかの時代

東京オリンピックについては、いろんな意見があるけども、確実に言えるのではないかと思っているのは、日本経済の壮大なる延命措置だったのだなということ。

だから、さとなおさんが指摘するように、終わった途端に目隠しが外れ、そこに横たわる現実を本当に直視する事になる。ならざるを得ないという言葉が、これほど似合う時期もない。

ゆずというデュオが歌う「夏色」という曲がある。

下り坂をググったら、この曲の話

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来年の9月7日から、日本の本当の下り坂が始まる

来年の今日。
2020年9月7日。

この日は、日本にとって、とても大きな節目の日であると思う。

その前日、2020年9月6日に東京パラリンピックの閉会式があり、東京オリンピック・パラリンピックの全日程が終了する。

その閉会式の翌日が9月7日だ。

この日まではわりとイケイケというかアゲアゲというか。
多くの人が上を向いているし、なんとなく浮かれている。

世界一のお祭りが行われるのだ。
そり

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ありがとうございます!じっくりじんわり書いていきます。
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平田オリザ『下り坂をそろそろと下る』

面白かった。
『下り坂をそろそろと下る』は東日本大震災以後、目を背けきれなくなってきたこの国の綻びについて、劇作家・演出家という著者の立ち位置から対峙し、発言していると思う。

「それぞれがそれぞれのプロフェッショナルとして『これから』について(社会への関わり方について)物を言う」という本をぼくは読みたいのだが、意外なほどそういう本は少ない。

この本は大人から子どもへの責任ある言葉にも読める。今

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文化版「里山資本主義」のススメ〜『下り坂をそろそろと下る』

◆平田オリザ著『下り坂をそろそろと下る』
出版社:講談社
発売時期:2016年4月

「下り坂をそろそろと下る」……この書名に本書の内容が凝縮されています。そうです、私たちはこれから下り坂をそろそろと下っていくような生き方を求められているのではないでしょうか。

日本はこれから衰退期を迎える。これから日本人は三つの寂しさと向き合わねばならない。最初にそのように平田オリザは言明します。

日本はもは

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