陰部:女性器を「snatch」というのはかなり下品な英語で女性はまず使わない。古い米国映画では出てくる言葉。淑女ならば「private area」というのが望ましい。猫を昔は「プッシー」と呼んだが、今では女性器を指すので、猫は「プスpuss」となった。
カシミア:カシミヤ、繊維の宝石。カシミアゴートから取れた動物繊維、またそれを織った毛織物。名前はインドの北部高山地帯のカシミール地方の古い綴りに因む。シルクロードを経てローマに運ばれてこの名が起こったとされる。 本物語では裏地以外はカシミアのワンピースを高島都は着せられた。
OMG:Oh My God! オーマイゴッド。大変だ、ということ。地域、年代によっては、Good Lord!と言う者もいれば、Jesus, Mary and Josephと言う者もいる。いずれも驚いた時、ショックを受けた時に発する言葉。なお、Oh Dear! という場合もある。
レジェンド:戸籍のない米国などでは別人になることは戸籍のある日本に比べたら段違いに易しい。無論、制約条件が幾つかあるが、それをクリアできるなら別人になることが可能な世界がある。レジェンドとは出生から学歴、職歴までを作ってしまってある別身分のこと。潜入捜査などで使用する。
OFC:無酸素銅。一般的に酸化物を含まない99.96%以上の高純度銅。日本工業規格では無酸素銅および電子管用無酸素銅を規定。抵抗や歪みが少なく音響装置に使用されることが多い。今回、CIAはこのOFCを使用して、ウェスティンを閉じ込めるためのファラデーケージを製作。
秘密の輸出品:国外への物品の持ち出しは意外と難しい。きちんと輸出手続きをしないといけません。第一次世界大戦に登場した新兵器の「戦車」は箱詰めされ、「貯水槽(水を入れるタンク)」として輸出手続きをしたため、その後は「タンク」と呼ばれるようになった。
頭の中の声2:米NYでビートルズのジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマンは、「頭の中の声」に従ったと証言したことが知られている。それが何か分からない彼は「神の声」だと思っていた節があるが、CIAのマインドコントロールの結果ではないかとの説が根強くある。
頭の中の声:1980年12月8日、ビートルズのジョン・レノンが米ニューヨーク市にあるザ・ダコタの入口において、マーク・チャップマンに銃撃され、殺害された。マインドコントロールを実験していたCIAが、チャップマンを使い、反米活動を展開していたレノンを狙わせたとの説がある。
ファラデー・ケージ:電場を遮断する効果のある空間及びその装置。ファラデーは静電気を研究中、帯電した導体の表面にしか電荷がないことを発見し、導体内部の空間には何も影響を及ぼさないことを証明。電荷が内部の電場を打ち消す為で、携帯電話等の電波が外に出ないことから機密会議に使える。