いなばさんに含むところはない

因幡の白兎異聞

まえのはなし  蒲の穂、正確には蒲の花の花粉は古くは民間薬として使用されていた。その薬効で血が止まった白兎は大国主に礼を言い、一体何用でこの地を訪れたかを尋ねる。稲羽の八上比賣(やがみひめ)に求婚する為だと答え、先行する八十神の何かが姫を娶るだろうと話す大国主の前で、登り始めた月を背に白兎がこう告げる。 「八十神は八上比賣を絶対に得ることはできません」  ここまでは古事記の記載通りだが、その先の言葉があった。 「私が八十神の肉を断ち、骨を砕き、畜生の餌にしてしまうからです

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因幡の白兎を知っていますか?

 因幡の白兎をご存知だろうか? そして今「知っている」と心でうなづいた方に聞いてみたい。 「あの話のオチって、どんなの?」  恐らく9割程度の方が正答できないであろう。因幡の白兎の話は出雲の大国主の嫁取り話なのだが……最終的に大国主は兄弟神である八十神を退ける。  記紀神話体系に組み込まれている「皮を剥がれた兎」の話は、元来独立した物語であった。筆者はひょんな事からある会社を経営している旧家の方から「元の話」を聴く機会を得た。今日はそのお話をしてみようと思う。  因幡の

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お話を作ってみようの巻

発想から作劇まで。 承前 1. チャオチュールのCM見てた。前にも書いたがほんとチャオチュールはなんか薬物入ってんのと違うかってぐらい食いつきがいい。なんか特別な成分が。 で、作ってる会社が「いなば」な訳だが、イナバと言ったら物置と白兎である。そういや因幡の白兎って皮剥がれた辺りしか知らねーな……と検索した辺りから話は加速する。 2. 有名なのに良く知られていない世の中不思議なもので、ある程度有名な事件や人物に詳細不明な期間がある……なんて事はよくある話。例えばみんな

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