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道徳「1」(前編)

お疲れ様でございます。

自助会の告知ばかりでご無礼。

コアなファンの方に向けて
たまには心情を吐き出したいと思います。


自助会を通じて
学校に通わない人
仕事をすぐやめる人が
たくさんいることに気付いた。

私自身当時は、
学校には通っていたものの
全く楽しくはなかった。

原因は親の離婚。

目の前で両親の喧嘩
父親が母親に対して暴力を振う。

あまりにも壮絶で
見るに耐えられず
トイレに籠って
目を閉じて耳を塞いでいた。

何度も綴っていることで
申し訳ないけれども
フラッシュバックが止まらなくなることがあり
度々SNSで吐き出している。

不可抗力に押し潰される。

何か悪いことをしたのか。

そんなことばかり考えていた。

中学2年生の頃に両親が離婚。

それから父子家庭。

金銭問題。

虐待と他に
父親が母親側から
数百万の借金をしていたことや
そもそも価値観など合っていなかったことから。。

本当になんで結婚したのかもわからない。

結婚していなければ
私は産まれてくることはなかった。

学校行っては、
何アイツみたいな感じで
後ろ指を差されることも多かった。

明らかに接する態度は冷たく
仲良い同期に相談しても
暗い話は辞めて欲しいと避けられることもあった。

誰に相談したらいいのか。

無力になった。

そしてモラルもなくなった。

高校生になって
毎日のように義理の母親らしき女性が
家に上がり込んだ。

会話は全くない。

1つ上に兄がいる。

兄は軽度の知的障害があり
それに伴って
社会的なことがよくわからない。

それゆえに義理の母親という概念はなく
父親の友達でしかなかった為
自然に接していた。

兄に障害がなければ
ちゃんとしたコミュニケーションは取れてたはず。

結局、
誰にも相談できなかった。

しんどかった。

はっきりして殺したかった。

でも殺したらこっちが悪者になる。

何も悪いことしてないのに

悪いことしたら悪者として腑に落ちる。

生きることがこんなにも辛いのか。

何をしても報われない。

心が折れた。

学校には毎日通っていた。

父親のようになりたくない理由から
学校の先生(教員)を目指した。

誰にも心の内を晒すことなく
ただひたすら自分自身と闘った。

でも結局
どこまでこの生活が
続くのか不安で
打ち負かされた。

都合が悪くなれば父親に殴られて
半ば強制的働いていた親戚の店で
稼いだお金も持っていかれる始末。 

その結果、毎日のように
スーパーで万引きを繰り返すことになった。

学校では、体育館裏で立ち小便したり
マナーモードにせず
着信がバレたり
ところどころ不注意も目立っていた。


手前味噌にはなるけれども
高校生の頃の成績。

承認欲求の塊なもんで
今も残してある。

成績こそは優れていたけれども
道徳の5段階は「1」

科目になかっただけで
道徳に関しては単位を落としていただろう。

万引きがバレることも覚悟はしていた。

即退学で笑い者にされても
腹は括っていた。

少年院も覚悟した。

とにかく当時の
あの環境から抜け出したかった。

今思えば、嫌われて当然だし
犯したことに関しては
反省している。

ただ後悔はしていない。

高校3年生になって
大学の指定校推薦の枠を勝ち取った。

試験代を振り込みに行くために
銀行へ行った。

試験代はちゃんと確保していた。

銀行のATMに並び
前の人がお金を抜き忘れた。

そのお金を盗んで
捕まったことが防犯カメラに写し出されて
後日家に電話がかかってきた。

対応したのは父親だった。

私は逮捕された。

何もかもが終わった瞬間。

大学も終わった。

でも、もういい。と
諦めもついていた。

しかしながら、
捕まった時期が卒業式の1ヶ月前の春休み。

大学には合格した後で
高校も卒業が確定していた時期だった。


運が良かったのか。

なんだったのか。

学校には休まず通い続けていた。

部活もしていた。

でも馴染めている気がしなかった。

相手からしても
不快でしかなかったはず。

学校でも
まともな会話をしてこなかった。

お金を返して
深く頭を下げた。

許してもらえた。

不起訴になった。

外部には漏れることなく
そのまま卒業して
大学に入学することになった。

今思えば奇跡でしかない。

警察には
もういいです。と
諦めついて投げやりにもなったぐらい。

現行犯なら
間違いなく高校卒業できてなかったし
もちろん大学なんて行けるはずもなく

指定校推薦だから
枠も無くなる可能性もあった。

辛かった。

どうしたらいいかわからなかった。

友情がなんなのか
家族がなんなのか
幸せがなんなのか
ずっと考え続けていた。

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