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チェンソーマン 11巻(作画 藤本タツキ) 完結記念、だが考察とかはしない俺は単にはしゃぐだけ‼︎

完結してから結構時間経ってしまったような気がするが、関係ねえ行ってみよう‼︎

9巻発売時の記事も宜しければお願いします‼︎

チェンソーマン11巻

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マキマさんも完結にはガッカリ。

チェンソーマンて結局何だったんかいな? 様々考察されているようだし、俺が考えたところでサッパリではあるのだわ。

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1話から見ればなんか貧困の若者メタファーで云々、なんてことを言う人もいるし仲間とか喪失する事によってデンジの成長を描いてるとか、大人になる少年を描いてるとか意外とジャンプ的な「友情・努力・勝利」の物語なんて考察もあるけどさ、どれも解るような気がするけど、そんなモンだろうか? そういう既存の枠に収まった作品でも無い気がする。

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「スナックバス江」より

「稀代の名作」という評価もどうだろう?

かといって「既存の枠を超えた超名作‼︎」って感じでもないと言うか。人の命が軽すぎて文句言いたくなる人の気持ちも理解できる。現在「少年ジャンプ」でできる最大限の悪趣味を、作者の映画的知性で成立させました‼︎ って感じなので、ある程度の捻りとテキトーさと隠喩とかこの辺のバランスが完璧だったんじゃないですかね。

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トチ狂っているようで、結構計算されていつつそれでいて結構テキトーなところもあるもんね‼︎

藤本先生の前作ファイアパンチもそうだったけど、この人の「思わせぶる」ところはホントに上手。もちろん伏線になってるとこもあるんだけど、ゼッテー意味ねぇだろってとこもまぁまぁあってさ。なんつーか、絵としての迫力を重視させる為だけにやってんだろそれ‼︎ って感じの場面が結構あるよな。

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こことか。何回か繰り返す理由ぜってーただの悪ふざけだもん‼︎ まんまと好きなシーンだけど‼︎

悪趣味と悪ふざけの漫画

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本質的には絶対そうだと思うんだよなぁ。キャラクターを大事にしてそうで、おそらくトラウマにするためのコマとして使っている感というか。こっちもまんまとそれに引っかかって嫌な気持ちになるよねぇ、これ俺が小中学生くらいの時のジャンプでやってたら絶対忘れられないもんな。

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「スナックバス江」より

藤本先生、嫌な事考えさせたらピカイチだと思うよ。もう洋画「ミスト」みたいなもんよ、「考えられる最悪の展開やればいいってもんじゃねぇだろ‼︎」って漫画なので、おいそれとはオススメは出来ないけど読んじゃうよね。俺気が付いたら1巻からずっと買ってたけど、なんだかんだずっとこの漫画を楽しんできてるんだから俺も結局ヒデェ物が見たいって同じ穴のムジナではあんだよなぁ……この悪趣味・悪ふざけはバランスを間違えると炎上案件っつーか、世の中的にも問題視されそうなとこに行きつく可能性もありそうだが、そうならないのは藤本先生のバランス感がいいのか編集が優秀なのか、はたまたその両方か。正直大したモンですな(我ながら偉そう‼︎)

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「ポプテピピック」より

終わりはなかなかハッピーエンド

公式に第2部があるって発表されてたけど、最後どうなるかは解らんかったが思ったよりハッピーエンドだったな。

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やっぱ最後のコマがイカす漫画は好きなんだよなぁ。

藤本先生は前作「ファイアパンチ」も終わり方が結構ハッピーエンドだったから、酷いこと描いても最後ハッピーエンドにすれば許されると思ってそうな気もするが‼︎

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「スナックバス江」より

それでも学生になったデンジがハンターとして活躍する話にすんなりなるとは思えん第2部だが、楽しみなのは間違いない。そしてマキマ以上の敵が出てくるのかってのも、期待しちゃうよね‼︎

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この漫画の最大の成功は、マキマというヤバいキャラを産み出した事だ‼︎

今回の記事はチェンソーマンをややディスり気味に書いてるように見えるかも知れんが、毎回新刊が出るのが楽しみだったしすげー読み返したし、悔しいかな去年の漫画トップ5に入れるくらい面白いと思っているんですわ‼︎

藤本先生、第2部もよろしくお願いします‼︎

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ポチタは可愛いしな‼︎
以上、注釈のない画像はすべて「チェンソーマン」より











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