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演出家蜷川幸雄の名言。

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蜷川 幸雄(にながわ ゆきお、1935年(昭和10年)10月15日 - 2016年(平成28年)5月12日)さんは、私にとって、どんな存在だったのでしょうか。優しかった思い出ばか… もっと読む
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秀作『あでな//いある』を観て、俳優内田健司が、蜷川幸雄演出の『リチャード二世』…

 ほろびての新作『あでな//いある』(細川洋平作・演出)が、評判になっています。私も今年…

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長谷部浩
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確かな技術があると、どこかで古典性を持ってしまう。六代目染五郎の思い出。

 演出家蜷川幸雄が、はじめて舞台で出会った歌舞伎俳優は、六代目市川染五郎(現・二代目松本…

長谷部浩
1年前
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才能が七割。

 俳優の資質とは何か。才能と運の比重は、どちらが重いのか。ぶしつけにも、演出家蜷川幸雄に…

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長谷部浩
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俳優の秘密。

 二○○○年に蜷川幸雄は、ジョン・バートンとケネス・カヴァンダーによる『グリークス』を上…

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長谷部浩
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藤田俊太郎 師・蜷川幸雄の思い出。蜷川スタジオのオーディションを俳優として受けた…

2016年9月12日。私は『権力と孤独 蜷川幸雄の時代』(岩波書店)の書き下ろしをしていた。そ…

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長谷部浩
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藤田俊太郎 師・蜷川幸雄の思い出。その2 俳優から演出助手へ。新潟で鮨を食べなが…

長谷部 それで、「ロミオとジュリエット」(2004年12月 彩の国さいたま芸術劇場、翌月大坂シ…

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長谷部浩
3年前
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藤田俊太郎 師・蜷川幸雄の思い出。その3 ゴールドシアターのプロンプとして学んだ…

長谷部 稽古場の蜷川さんについて、僕は「グリークス」のときは毎日見てたから、そのくらいま…

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長谷部浩
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藤田俊太郎 師・蜷川幸雄の思い出。その4 蜷川幸雄の怒りは、なぜ激烈だったのだろう…

長谷部 率直に言うと、「カリギュラ」とか「リチャード二世」は例外的で、やはり晩年になると…

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長谷部浩
3年前
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長谷部浩
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藤田俊太郎 師・蜷川幸雄の思い出。その5 俳優の力を真正面から問う。よい演出家の条…

藤田 蜷川さんの場合、俳優に対する怒るパワーを持ってる愛の強さと同時に、これは素晴らしい…

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長谷部浩
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藤田俊太郎 師・蜷川幸雄の思い出。その6(完結編) 蜷川幸雄と女優。大竹しのぶとの葛…

長谷部 蜷川さんは、唐十郎さんとか清水邦夫さんには、かつて恩があると思っていました。劇作…

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長谷部浩
3年前
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長谷部浩
1年前
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あの蜷川幸雄でさえ、野田秀樹戯曲に手こずり、のたうち回った『パンドラの鐘』をめぐって。七枚。

 野田秀樹の戯曲を他の演出家が上演したとき成功例がほとんどないのはなぜか。 長年、疑問に思ってきたけれども、明解に言葉にできずに時間ばかりが過ぎていった。  シアターコクーンで上演されている『パンドラの鐘』(杉原邦生演出)を観て、いくつか考えることがあったので、書き留めておく。はじめに断っておきたいのは、この原稿は、杉原演出についての劇評ではない。また、その演出を貶めるために書くのではない。  今回の上演は、演出家蜷川幸雄の七回忌を祈念したNINAGAWA MEMORIA

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