お洒落な断片
19世紀から20世紀初めの女性たちはレースを付け襟や洋服、手袋、パラソルショールにハンカチなど身の回りのオシャレに利用していました。レースの模様には沢山のデザインがあり、それらを交換で付け替えれば簡単でお金をかけずにオシャレができるというわけです。
19世紀に産業革命が起きるとそれまで手仕事で作られていたレースも機械化によって安価に大量生産が可能になりました。しかしながら手仕事のレース編みが無くなった訳では無く、女学校や花嫁学校の重要な課題であり、裕福な女性のたしなみとして続いていきます。
本資料は20世紀にベルギーで製作されたものです。女性同士が集まり、お茶を飲み世間話をしながらレースを編んでいく・・・そんな光景が想像できます。
参考文献:『糸の宝石』
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?