『ダンジョン飯』第9話「テンタクルス/シチュー」感想 冒険者の食指が動く触手シチュとそれを具材にしたシチュー
◆これまでの感想
◆ナマリとの再会
かつて仲間だったがライオス一行からPToutし、現在は護衛をやっているナマリと再会したところから今週の物語ははじまった。先週回想時ではあまり良い印象がなかったのだが、口を開けばそこまで悪い印象はなかった。まあこんなダンジョンで火起こしてまでメシ食ってるのがおかしいからな。
まあマルシルとはギスギスしていた関係ではあったが、そこまでカテエラではない。「そうはなるでしょうね」と察していたものが無事に想定内だった程度。
…宇宙猫になりそうだ。怪我人の存在がノイズすぎる。
寧ろロクでなしなのはウンディーネをナメてかかったら「ダメだこりゃ」とナマリを肉盾にしやがったノームのタンスさんだった。脳天直撃は致命的な致命傷を浴びてて笑うべきじゃないのに、あまりにも酷過ぎる行動とハイスピードな勢いに笑ってしまったよ!この後あっさり蘇生させたのも相まって命が軽すぎるよ!元々蘇生の概念があると分かっていながらも完全にギャグだよ!笑えればいいのかなあ…いっか。
ところでセンシさんは蘇生を好まないのは少し意外であり、だがなんとなく納得だった。そんなに積極的に「万一の場合ワシを復活させてくれ」と軽く頼むような人には見えないからかなあ。あと武人キャラだからそういうのは解釈違いかもしれない。
………これ2クール目あたりでセンシさん死亡展開あんじゃね?望んでもいない蘇生されんじゃね??それで「みんなで楽しく食いてえんだよ!」と説得されてセンシさんが絆されるやつ。みんなで食卓を囲むから尊いんだ。絆が深まるんだ。
◆触手プレイ
今回のターゲットはテンタクルス、つまるところ触手である。エロ同人の王道を往くエースや!ぼくは触手が大の苦手だけど!!触手やだあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!
…いや待てこれを食うのか…??
ライオスならうどんの麵のようにして食いそうな狂気の信頼があるとはいえ、触手は流石に
触手ってエロ同人だとちんこのメタファーにされているし、バナナももれなくソレである。なるほどバナナみたいになるわけだわ。
………おいしそうだと思ってしまったぼくは見事に触手にわからせられてしまったんほおおおおおおおおおおおおおおおおお
味が分断化されているのが触手らしい解像度がある。ただこれは味のほんの一部で毒が含まれているものもありそうな気がする。つまるところ触手ガチャ。
今回触手狩りの主役だったライオスは顔がかぶれたどころかのび太みたいなケツみてえな目になっていた。
まあ触手に触れたらまずこうなりそうだよね…これだからぼくは触手が大の苦手なんだよ!女の子が触手プレイに遭っているのは全然喜べないんだよ!かわいそうなのは抜けない!!
ライオスがのび太なのに対し、マルシルは野原しんのすけ化していた。ライオスを変な顔とか言ってたけどお前も大概だな!
◆地上へ戻る選択
タンスさんに蘇生してもらったマルシル。先程までげっそりしていたのが嘘みたいに元気ビンビンかと思いきや、その実魔力切れなのは変わらずで地上へ戻ることを推奨されてしまった。…マジ?
高難易度RPGなら一度立て直す選択もアリだろうが、セーブポイントがないアニメないし漫画媒体の本作なら本当に地上に戻るべきなのか??という戸惑いを隠しきれない。戻って1からやり直しとか、感情的にそういうのは萎えちゃうしなあ…つーかレッドドラゴンに徐々に近づいてきたんだから、マルシルだけPToutなのは感動の再会になれないわけで。
そこでぶっ飛んだ提案がウンディーネを飲んで魔力回復だった。り、理屈は面白いが…あの殺意バリバリなモンスターをどうやって攻略するの?そしてどうやって飲むというのか。
いちおう精霊は細胞のように死んでは誕生を繰り返すそうだ。現在のウンディーネはブチギレ状態なので、穏やかになるのを待つのもアリだろう。『女神異聞録ペルソナ』で交渉失敗してブチキレた悪魔みたいなもんだな。
ところでライオスはなんでも食うメシキチの割にはウンディーネのような精霊の類は興味はないのか。まああんまり美味しそうなイメージないしな、今回のような異例のケースでない限り狩るモチベは湧かないだろう。
◆ウンディーネ捕獲作戦
センシさん愛用の鍋は実はアダマントで作られていることが判明。RPGを齧っている人ならお馴染みのクッソレアなクッソ硬い素材だ。というより、元々盾だった。盾にされるおなべのふたの逆パターンになっているな…!
鍋と蓋、このふたつを使ってウンディーネを閉じ込める!!
ここらへんはポケモンみたいだなあ。鍋と蓋がモンスターボールみたいで、閉じ込められたウンディーネが暴れ出すのが如何にもポケモンもやってることじゃん?
ドチャクソ地道にやってるけど謎に盛り上がるな…!
ウンディーネを閉じ込めて、火で炙って、高熱で火傷覚悟の上で絶命…すげえ面白いことをしている。
◆シチュー
見た目は白湯。それ以上でもそれ以下でもない。でも飲んでいて心がぽかぽか落ち着きそうだ。
そしてこれを使って今回作ったものは、ま、まさか…
カレーかなと思いました。ルーねンだわ。
いやでもこれは真っ当に美味しそうだなあ。ビーフシチューはメシテロ案件である。Aパートでゲッツした触手も含まれているが、そんな情報をインプットしなければ真っ当に美味として堪能できそうだ。
食った後に『ゼノギアス』のソイレントシステムよろしくネタバレされたら余裕でハイドロポンプする覚悟はある。
調理中好きなシーン。魔導書(?)を片手にコトコト煮込んでいるのが如何にも魔導士らしい。やっていることは「ねるねるねるね」を作っているようなもんだが。
触手入りなので流石に抵抗があったナマリだが、いざ口に入れればタンスさんに推めるほど絶賛。前回感想でメシ食わせられてデレるんじゃないかなあと半ばギャグで茶化すように勝手に予想していたのだが、綺麗に落ちたなあ。やっぱり食事を交わせば皆仲間だな。
PToutした仲間のひとり・シュローは実はファリンに求婚していたのだという。それは初耳だなあ。だがそんなこと知らなかったライオスの鈍感っぷりが妙に解像度高い。こいつそういうの興味なさそうだもんな。
ナマリはPT復帰かなと思ったら、流石に護衛の仕事がまだ終わっていないのでそうはならなかった。まあ再会した暁には無事に過去のようにPT復帰するだろう。いやしかし今週も良かった。マルシルとは綺麗に仲直りできたし、今後のPT復帰に真面目に期待したくなったくらい、ナマリのことが好きになれたよ。
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