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『ダンジョン飯』第7話「水棲馬/雑炊/蒲焼き」感想 セイレーンも逃げるレベルのライオスの迫真歌唱


◆これまでの感想

◆ダンジョン捜索数日経過

第5話冒頭で登場して全滅した他所のパーティーが再登場。準レギュ枠確定か?この後もライオスより先に進んで再び全滅していたし、金を盗られたりメシしていたことをバレたり、本格的にクロスオーヴァーするのか、あるいは最後までしないのか。…といってもこいつらは今のところそこまで多くを見聞したいほどではないかなあ。
案の定ダンジョン内での復活は金が絡むそうで、(向こうが勝手に蘇生してくれたとはいえ)必然な代価とも言える。『ウィザードリィ』とか自力で他のPTが迎えに行かなければならないからなあ。ゲームオーバーの概念がないゲームだとそういう蘇生隊の派遣とかあったりするのかもしれない。

ダンジョンに数日籠っているので体洗ってない疑惑。
その辺のデリケートな問題には流石に触れていくのか…まあ本作って細かい生活臭に拘ってそうだもんな。この前はトイレ問題にも触れていたし。センシさんがくさそうなのはまあうん、わかってた。逆にフローラルハミングのかほりがするならド級のギャップ要素だもんな。

…セーラー戦士みたいな雰囲気があるのはなんでだろう。

◆地下4階:水上ステージ

地下4階に突入した一行。水が滝の如く流れ落ちて形成されたフロアだ。魔法を使って水の上を歩く、ツェペリさんや烈海王もやっていたやつだ。なんだなんだ、てっきり水の上を凍らせて足場にするかと思っていたぜ。あるいは足場のイカダをススイスイスイ進行するやつ。

なんでぱんつのシワが生々しくなる必要なんかあるんですか(正論)
幼児退行したように魔法ヤだと駄々をこねるのも含めて実にいやらしい。作画班は一体どのような心境でシワを描いたんだろう…原作からしてこうなっているのだろうが、流石のトリガーでも宇宙猫状態になって全然良いと思う。

センシさんの案はケルピーに乗り餌で釣って移動というアイディア。餌は前回のミミックを用いるそうで、ほほう素直に面白いアイディア。とうとうケルピーなんて登場するとは、いよいよ中盤らしくなってきたな。メガテンでもLv20代くらいで出現してくるイメージあるしな。
しかしケルピーの習性を知るライオスは反対。まあ慎重になって賭けを選ぶのは避けるべきだが、ゴーレムと付き合っているし、「アンヌ」なんて愛称を付けているセンシさんならきっと大丈夫

ああ…くそ…
駄目だったか。流石のセンシさんでも完全に懐柔できないか…モンスターマスターとまでにはいかないか…なんか自分のことのように悔しいな。
この前のゴーレム回で「魔物はすべて悪ではない」とわからせられたし、センシさんもそのようなスタンスだと思っていた。が、現実はこうも都合が良いわけではない。「魔物の考えていることは分からない」という結論がしっくりくる。メガテンの悪魔も仲魔にしても気まぐれなの多いしな。

◆VSセイレーン

上記の別PTの冒険者の水死体に近づけば、チルチャックまさかの催眠!?すぐにライオスが正気に戻してくれたとはいえ、やはりこのダンジョンはいつでも狩られる側にされてもおかしくはない…!

わ!えっちじゃん!!今相当やべーけど!!
セイレーン(マーメイドじゃなくて?)らしく歌声で誘うのはド定番だな。

お前も歌うのかよ!!ダンジョンで歌合戦かよ!!!
チルチャックが気まずそうにしているのがやべーやつと同等に見なされるような気まずさがあってポイント高い。

その顔で雄叫びすんのほんとジワるからやめろ!!!!

やっべえ、今週ここ一番めっちゃ笑った!
ていうかここのインパクトがあまりにもすごくて、これの余韻がクソ強すぎて、この後の展開がどうしても集中できなかったくらいだったよ!ライオス迫真の歌声が面白すぎるんだよ!
「目には目を、歌には歌を」という納得極まるセオリー通りの展開なのに、めっちゃ笑える魅せ方に昇華していたのは見事だな。

マーメイドがドンヒキして歌うのをやめた挙句水中に逃げたのもセットで面白かった。まあやべーやつとエンカしちまったもんだからな。正しい判断です。最後まで歌えなくてライオスがションボリしていたのも追撃キメたみたいでポイント高い。最近ぼくの中でライオスの格が徐々に高まりつつある。

マーマンとマーメイドのちがい。オスが右側のようになっているやつなんてディズニーのやつくらいしか見たことないな。

冒険者が持っていた麦を拾い集め(どんだけかき集めたんだ)、マーマンの頭の水草も使った調理がこちら。焦げ目は美味しそうだが…なんだろう、あの水の上にばらまかれたからか衛生的にどうなんだろと気になってしまった。
そして魚人の魚卵混入で麦が一粒一粒ソレに見えてしまった、起訴。あと料理名って大事ですね。

「うん!おいしい!」と無垢な笑顔を見せるマルシルかわいい。そ、そうか…それならいいんだ。しかし最近はマトモ寄りだなあ。ライオスのサイコが際立ってるだけの話な気がするが。

ケルピーの油を使ってブラッシング。ダイジェストの魅せ方が遊び心あっていいなあ。原作もこのようなコマ割りでダイジェスト風味なのだろうが。
Aパートを「石鹸が目に沁みるわい」で納めるのも気味が良かった。

◆VSクラーケン

ザコ狩りに手加減しないマルシルにセンシさんが迷宮の生態系の件について説教する中(せっかくAパートで距離縮めたのにね)、巨大イカ・クラーケンが出現!デカ過ぎんだろ…レッドドラゴンとの決戦直前な前哨戦としては良いかもしれない。こういうデカブツは寧ろようやく待ち焦がれていた!

マルシルの魔法を駆使し、センシさんが急所に直撃!それにしてもクラーケンの赤い身が息絶えることで白くなってくるのが生々しいな。水は血染めになっていないけど、そのまま血を抜かれたみたいだ。

意外にもイカを作ったことがないライオス。この世界ってたこ焼きあるんだなあ。猛虎弁のお兄ちゃんが住んでいるワノ国でもそのうち登場するんだろうか?

レゴブロックみたいなイカの一片を実食。が、その実めちゃくちゃくさいそうで不評。見た目は寒天ゼリーみたいで美味しそうだったのに、とんだ拍子抜けだ…

クラーケンは巨体故に寄生虫もいるし、腸のようにデカイ。これはマルシルじゃなくてもヤだヤだ言いたくなりますわ。だがこの寄生虫なら意外にも食べられるようだ。…マジ?

やめろォ!画面から香ばしいかほりがしてくるからやめろォ!!垂涎余裕は納得の極みでしかない。

最近はそんなに食いたいと思えるメシはなかったのだが、これは視覚的に格別だな…!ソースの溶け具合と光沢が絶妙だ。

一方生のままで食ったライオスは見事に寄生虫に当たってしまそらそうなるわ。自業自得だわ。生の寄生虫は加熱しろ。

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