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レポ#28 上越市立水族博物館「うみがたり」

3月に開催されていた「大人のおひとりさま水族館」がやっていたときに行きたかったが残念ながら行けず。6月下旬、「マゼフェス(マゼランペンギンがテーマの手作り作品が並ぶクラフトフェスタ)」が、うみがたり近くで開催されると知って併せて行くことに。宿や新幹線の予約を取った後に、年パス所持者限定のナイト営業が開催されることがきまり歓喜でした。

基本情報
場所:新潟県 上越市
入館料:1800円(大人、2022.07.23時点)
飼育点数:?

今回が初めての訪問。イルカ飼育の残念な出来事を知ってしまってからあまり好感が持てていなかったが、結論から言うととても好みの水族館だった。

パンフレット・チケット

チケットはこちら☟

年パスイベントに参加のため年パス購入。

パンフレットはこちら☟

四つ折りのスタンダードなタイプ。
館内図はこんな感じ。パンフレットにはゾーンごとの名前が詳しくは載っていなかった。


今回の訪問はまとめるのが難しい。入館したのが大きく分けて3回。
①土曜日の閉館1時間前
②土曜日のナイト営業
③日曜日
写真も大量。①と③は撮っている写真の内容自体は似ているため、②だけで見られた特別なパフォーマンスだけ別項目にして、他の水槽の写真は①②③まとめて撮ったゾーンごとにまとめていく。


4周年前夜祭

開館記念日の6月26日の前日に行われた4周年前夜祭。年間パスポート所持者限定イベントのため、2回の入館では若干元を取れない年パスを躊躇なく購入できたのはこのイベントに参加したかったから。なんといっても私は夜の水族館が大好きである。

レストランで腹ごしらえ

17時で一旦閉館しましたが、入口近くにあるレストランが延長営業していて、閉館してから前夜祭までの間利用することができた。

大きな地球儀が目印の入口近くのレストラン。
レストランの中にも水槽がたくさん。
席はたくさん空いていましたが、こちらの水槽の隣を選びました。
左が前夜祭限定のコンソメ味のシャークナゲット。右がエンパナーダというアルゼンチンの郷土料理。
早めに並んで二番乗り。2列に分かれたので先頭になってワクワクもMAX。


マゼランペンギンヒナのおはなし 先行公開

前夜祭は3つのイベントがありました。まずは、4周年記念日から行われる「マゼランペンギンヒナのおはなし」の先行公開。

体重計がスタンバイ。
「ぼくのはなしするんでしょ~?」と察したのかスタッフさんに近づく亜成鳥。
脇でスタンバイするスタッフさんの間に入ってきた亜成鳥。
たまご時代のお話も聞けました。
翌日の本番は、今年生まれの雛の体重を測る予定だそうですが、先行公開では去年生まれの亜成鳥。
乗りましたが、やや嫌がる。
はしっこですが頑張って乗った!
えらかったね、となでなでされていました。

ドルフィンパフォーマンス前夜祭 ver.

イベント2つ目は、ドルフィンパフォーマンス。夕方に入館したときは時間帯的にパフォーマンスは見られなかったので、うみがたり初のパフォが限定バージョンでした。ハンターハンターのED曲が使われていて一人盛り上がりました。

夕方の空がきれい。海とつながっているようなプールが最高。
ボールタッチ!
美しい曲線。
トレーナーさんとコミュニケーションをとっているよう。
2頭のイルカが口合わせ。

3つ目のイベントはイワシパフォーマンスだったのですが、あんまり関心がなかったので、少しだけ見ました。写真は良いのが撮れなかったので割愛。

閉館間際のマゼランペンギンたち。リラックスする姿が見られるのもレア。
ペンギンゾーンから見える海側の空がきれいでした。ちなみにひとつ前の写真とこの写真はiPhoneで撮った。iPhoneすごい。
出口にあったメッセージ。
夜は真っ暗でしたが、満足感がすごかった。最寄り駅まで徒歩で15分ぐらいなのですが、夜道を歌って歩いちゃうぐらいには…

この日初めての経験として、Twitterでつながっている水族館好きの方とお会いしました。少しの時間でしたが話しながら館内を回ることができてとても楽しい思い出になりました。



いろんな水槽

ここからは、1日目と2日目に撮った写真をできるだけゾーンごとにまとめていきます。

入口~うみがたり大水槽付近まで

雑なまとめ方ですが、まずは入口から大水槽付近までを。

スタイリッシュな建物。2日目は、開館40分前に着いて一番乗り。若干の曇りでしたが、奥に青空が見えたので何とか晴れることを願った。
入口を入ると順路に沿って2つエスカレーターを上がります。二つ目はちょっと閉鎖的なエスカレーターで、アナウンスが流れていて最高に気分が上がります。
順路に沿って進むとはじめに出会う水槽。
キヌバリという小さな魚。しましまと目がきれいでした。
スロープを降りていくと「うみがたり大水槽」の上部を見られます。
ダイナミックすぎる大水槽。
海底地形を再現しているそうで岩場の迫力もすごい。
50種38000点が暮らしており、いろ~んな生き物が泳いでいます。
ドチザメ。かっこいい。
けっこう近くまで来てくれた。
シマフグ。背びれとしりびれの動かし方が面白かった。
ターン後。後ろ姿見るとだいぶシマ模様がわかる。
イシダイの群れ。
スロープで少しずつ下ると、中くらいの水槽が並びます。こういう並び方好き。
名前はわからないけど、顔がよく撮れた魚。
オヤビッチャかな?こちらも良い表情。
去年生まれのサケ。172日目らしい。こんな小さなサケ初めて。
こちらは今年の5月に生まれたヒラメ。生まれたときには他の魚と同じように体の両側に目があり、成長途中で変態するらしい。
スロープをおりていくと、うみがたり大水槽を他の角度から見られます。前夜祭での写真なので光は入ってない。
上の方とは違っていろんな色の魚も見られる。
これは翌日の朝一に同じところで撮った。時間帯によって明るさが違うし、見るタイミングによって見られる魚が違って飽きない水槽だった。
魚の群れと岩が、そのまま海に潜ったような感覚を味わわせてくれる。
お調子者のタツノオトシゴ(たぶん)
コモンフグ。フグはやっぱり好き。
進むとまたまたうみがたり大水槽の別角度。こちらは岩場の後ろです。
いろんな時期のトラフザメがいました。5つ並んでいるのは卵です。
こちらは生まれてそんなに経ってなさそうな小さめ個体。
そして水槽の下部には大きな個体。
オニオコゼ(たぶん)元気に泳いでいた。
こちらも前夜祭の時間帯に元気に泳いでいた。
中 小 大の並び。
瞳の中は大宇宙。
穴子の筒が芸術。



うみがたりチューブ周辺

うみがたり大水槽の下の方に位置する「うみがたりチューブ」360°アクリルガラスのトンネルです。

こんな感じでトンネルが現れます。
トンネルの右にある縦に長い深さがある窓も素敵。
トンネル水槽は無条件でテンション上がりますよね。
上を見上げると魚の群れ。
1日目の夕方は、夕日が差し込んできれいでした。
下から見る魚。
コブダイが下に向かって泳いでた。
トンネルを抜けると川ゾーン。
淡水の魚が並びます。
エゾイワナ。緑と水の透明感が良い。



イカタコ・深海魚・クラゲ

川ゾーンを抜けると、イカ・タコや深海・クラゲ水槽が連続で並びます。

大量のアオリイカがいました。
すごい量!下の方にコウイカが1匹いましたがほぼアオリイカ。
これぞイカって感じのフォルム。
ミズダコ。這い上がる姿がかっこいい。
じっとしていることも多いので、動いている様子が見られると嬉しい。
ザラビクニンという深海魚。
目が面白い。
コンペイトウ!
横から見ると背びれがトサカみたいでかわいい。
洗濯機のように回っていたミズクラゲ。このミズクラゲ、とっても大きかった。
ハナガサクラゲ。もじゃもじゃ。
開く姿は初めて見た!



ドルフィンパフォーマンス

1日目は前夜祭の特別バージョンだったので、2日目は通常バージョンを楽しむぞ!という気持ちで迎えました。

1回目

10:30のこの日1回目のパフォーマンスを見ました。

朝は雲が多かったですが、見事な青空!
パフォーマンスが始まる前に、イルカが自らおもちゃを渡しに来ていました。
胸ビレタッチ!
トレーナーさんの上をまたぐようにジャンプ!
ハードルジャンプ!海と空の境目を飛び越えていきます。
ボールタッチ後の曲線美。
スピンジャンプ!
2頭でスピンジャンプ!アーチとメイビスの2頭が大活躍のパフォーマンスでした。
わかりづらいですが、トレーナーさんが魚を投げています。
パフォーマンスが終わってもトレーニングを続けていた。息抜きの一コマ。
"なでて~"と甘えて上陸。


2回目

2回目は少し雲が多かった。日曜日だったのでお客さんもたくさんいて客席は満席。

ピントが合ってればベストショットだったんですけどね…心の目で見てください。
背面ジャンプ!
パフォーマンス後のご褒美、何をもらっているところかわかりますか?
なんとイカをもらっていました!飼育員さんいわく、遊びながら食べるそう。


バックヤードツアー

1日2回、10名/1回の少ない枠で開催されるバックヤードツアー。2日間普段の館内は満喫していたところもあり、500円だったので参加した。ネタバレもあると思うので、何枚かだけ載せます。

入口のチケット売り場で申し込むと、参加証が渡されます。
冷凍庫。ご飯が保管されている場所。
魚を1匹見せてもらいました。カチコチ!
ろ過機械室。それぞれのタンク(?)に各水槽の名前が書いてある。大水槽はこれより大きい大きいタンクで8台分のろ過機を使ってるそう!
水槽に入る時のタンクやスーツが置いてある場所。
イカタコ水槽などの裏側。こうなってるのか!

バックヤードツアーにはあまり参加したことがないので、生き物たちが暮らす環境や飼育員さんのお仕事がのぞけた気がして面白かった。


マゼランペンギン

さて最後は、うみがたりのメインと言っても過言ではないマゼランペンギン。日本一の飼育数を誇り、120羽以上が暮らしています。今年生まれた雛の数は15羽(たしか)。規模が違いますね!

木の端を渡る子。やや内股なのがキュート。
いました雛!しっかり親にガードされていた。
はは~と土下座しているような雛。
目の上がイワトビペンギンのようになっていた子。
親子ツーショット。
エサをおねだりしすぎて制される雛。親ペンギン、口から魚出てるよね?
巣穴からひょっこり。
ぴいぴい鳴いていました。
でっぷりした雛。
ここまでの写真、5羽全部違う雛です。本当にそこらじゅうに雛がいました。
大人が並んでいる姿も良い。
こういう箸置きほしい。
気を付け!して微睡む亜成鳥。
雨宿りかな?いいおうちだね。
ドキッとさせる寝相。大丈夫、生きてます。
眠すぎて白目になる雛。立ったまま寝るんだね。
プールも広々。たくさん泳いでいました。
館内からは泳いでいる様子も見られます。
自然光が入っていい感じ。
朝一は水も透明感があって気持ちよさそうでした。
見上げると泳いでいる姿が見えるところも。
ドーム型のところから水中に顔を出すような形でのぞけるところもありました。ここがすごかった。
迫りくるペンギンが見られるのです。
向かってくる感じが他でなかなか見られない姿だと思うのでテンションが上がりました!


館内のデザイン

それぞれの園館の掲示物や壁面も水族館訪問の楽しみの一つなのですが、うみがたりは特にテンションが上がるものが多かったのでいくつか載せます。

エレベーターとエスカレーターに乗ってるのはペンギン!
トイレもペンギン!
ペンギンゾーンの窓ガラスには透明のシールが貼ってありました。
内側から撮ると、青空をすいすい泳ぐようでかわいすぎる。
日が沈むころの空にも似合います。
イルカスタジアムの壁面のデザイン。このデザインでグッズほしい…!


グッズ

普段使えそうなオリジナルグッズが少なめだったので、買ったのは1点。

サクラダンゴウオのマグネット。
このサクラダンゴウオというのがどうやら新種らしいのです。
これがめちゃくちゃちっちゃい!けど顔や形がダンゴウオでかわいい!
4周年記念のスタンプラリーがありました。4つ集めるのですが、一番右下の雛のお腹の筋がお気に入り。
全部集めるとシールがもらえました。



まとめ

2日間ばっちり楽しめた訪問でした。
気に入ったポイントはどこなんだろうと考えると、大水槽が大迫力で良かった。他の水槽も、一つ一つ見ていて飽きなかった。

あとはやっぱりペンギン。同じ月にすみだ水族館で赤ちゃんペンギンを見られるイベントに参加していたので、まったく別の子育ての仕方を見られました。すみだは、生まれたらスタッフさんが育てていますが、こちらはたまごから親ペンギンが子育てしているよう。育て方は全く違いますが、どちらも毎年命を誕生させて育てる飼育員さんには頭が上がりません。自由な感じで育つ雛を見るために、この時期のうみがたりはまた来たいです。

最寄り駅の直江津駅には水槽がありました。
2日間、うみがたりの近くの公園で開催されていた「マゼフェス」
たくさんの作家さんが出店していて、ペンギングッズを購入しました。
Twitterで見て買おうと思っていたスプレーボトルが売り切れてしまっていたのですが、なんと後日作って送っていただきました!しかも同じ柄の巾着をサービスしてもらい…ご親切にしていただき忘れられない思い出になりました。(手作り雑貨Hanakomachiさん)


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