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【イベントレポ】#GCnote勉強会Vol.4に行ってきた!

先日、こちらのイベントに参加してきました!

参加したきっかけ

もともと今所属をしている企業でコーポレートブランディングを考えるにあたり、noteも活用しています。
また個人的にもキリンさん・cotreeさん・GCストーリーさん、そしてお三方が個人で書かれるnoteが大好き。
ということで参加しない手はないと思い、参加させていただきました。

パネルディスカッション

今回はすでに聞いてみたい6つのテーマが用意されていました。
聞いてみたいと声の多かった“伝わり、広がる“企画の作り方からスタート。

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“伝わり、広がる“企画の作り方

【キリンさんの場合】
noteでは下記3つを三角形(③が底辺)に描き、発信されています。
①キリンのビジョンをストレートに当事者としてに伝える
②お酒を中心にプロダクトを伝え、お酒って楽しいかも?と思ってもらう
③エントリー層にお酒の楽しみを伝えていく(投稿コンテスト)

平山さんは、noteの読者を「いろいろな情報から選択ができる人」と分析。
①:Twitter上などで拡散はあるけどnoteのフォロワーは増えない
③:エントリーは直結してフォロワーが増えやすいという
ということはここ一年弱で見えてきており、3つを相対的にバランスを見ながら取り組まれているそう。

直近ではnoteのクリエイターさんと組み、山口祐加さんとのコラボ記事は大きな反響になったと。(20代女性に当てており、個人的にもドンピシャでした)

【cotreeさんの場合】
cotreeさんでは「#cotree_advent_note」を60名程度の参加者によりつくられています。担当日を決めて、バトンを渡していくイメージとのこと。
直近では「書きたいです」と言って書いている方もいるそう。
ひらやまさんは「始まるきっかけだけ作ったイメージ」とお話しされました。
最初はほぼ一人で書かれていたものの、100日程度経った頃に少しずつ認知されるようになったそうで、まずは圧倒的にやることが重要だということは再認識。

運営チームの編成や仕組みは?

キリンさんでは、平山さん一人で運営されており、noteに合いそうなブランドの人へお話しながら、企画を実施しているそう。
なかには、記事を読んで実際にとあるツアーで生産者の方に会いに行きました!という方もいらっしゃたそうで、すでに成果は見えているように感じます。

cotreeさんも2・3人のチームですが、外部の方も入れて進めており、今後はどんどん巻き込んでいきたいとも話します。

GCストーリーさんも専門職種を持つメンバーが集まって構成をされています。

企画の考え方、オンラインとオフラインの効果

cotreeのひらやまさんは経営にも携わるからこその視点が。
全体がどんな流れになっているのか、確認をしているそう。足りないところにオフラインやイベント、インタビューなど、コンテンツを考えるきっかけがあると。

一方でキリン平山さんにはポイントが2つありました。
①企業でのオウンドメディアだからこそ、社内のコンテンツを拾い集めることで、伝わっていなかったことを見つけること。
②noteという場でどんな見せ方ができるのか?「読んだ人が次の乾杯を楽しくなる」というミッションをどう達成できるかどうか?と常に考えられていること。

ミッションに落とすことはcotreeさんでも同じ。
「優しさでつながる」というcotreeのミッションを体現できているのか。
noteを通じて社員の意識を統一することもできると話します。

平山さんからはさらにキリンビールサロンのお話が。
生麦にあるセミナールーム。遠かったり、告知がしきれていない課題があったそうです。一方で社員でありながら、素晴らしい講師の方がいる現場。
noteで募集をかけたら多数の応募があり、さらには参加メンバーが「#キリンサロン」で呟き、500万リーチとなったそう。
さらにはオフラインで集まったり、新商品をいち早く試して、SNSで投稿してくれることも副次的な効果としてあったようです。

一方でcotreeひらやまさんは、参加費をnoteにするイベントを企画されていますが参加者からは「やる気が出る」という声も。参加に前のめりになるようです。

失敗から学んだしない美学

GCストーリーさんでは、noteのリーダーが不在だったことから物事がなかなか決まらなかったそう。役割を曖昧にしないのは大事だと思われていました。
今はそれぞれが得意を持つメンバーが個として活動するなかで回っていると話します。

キリンの平山さんも、ライターなどパートナーの方へは足を運んで営業をし、想いと一緒にやってほしいと伝えているそう。

cotreeも売上が伸びきてきているなかで、お客さんときちんと繋がれているか?定量・定性で見ているそう。
魅せられる世界のTwitterだからこそ、実際に何ができるのか?と見ながら、互いにWin-Winでいるために、話をしてcotreeでやるべきなのではれば一緒にやる。きっかけ・入り口をつくる程度でサポートをしていくイメージ。
一方で自分たちだけでなく、パートナーさんも含めてみんなで社会を良くしていると。

企業に”人格“を持たせるためには?

GCストーリーさとうさんは、体温血肉感があることを目指しながらも難しいと話します。自分のコンテンツに率直になる・地声で話すことを意識されていると。

cotreeひらやまさんも、中にいる人の顔がどれだけ出るか?チームの中に一人ひとりがいるはず。そこで何をやっているのか?企業だからいいことを言うだと続かないと。

キリンさんも、企業の規模が大きいなかで、人格を持たせることは難しいという前提があり、Purpose Brandingとして社会的な接合点を見出して経営をしていくうえで、オウンドメディアで出すのであれば、人に聞くしかないと。
実際に話を聞くと、真面目で愚直な人が多いと気づくそうです。
以前のキリンラガーパッケージに書かれてい「品質本位」という言葉。そのフィロソフィーで伝わってくるものが多いですよね。
もちろんタレントが出て美味しいというものも、noteでやったら響かないからこそ、誰に届けたいのか、生の声を聞き続けること。
実際にコンテンツ作るにあたり、キリンという人格を考え、noteでの語り口は気をつける。
書く内容は変わっても、ずっと大事にする価値観・その場で大切にする価値観を使い分けているそうです。

note上手な企業の特徴

3人のお話であがっていた企業さん↓

Goodpatch:失敗も包み隠さずオープンにしている、誠実な印象
SmartHR:オープン社内報が有名ですが、シェアからさらに意味合いが伝わる
YAMAP:振り返りなどもオープン。社内外問わず知る情報が近しいと話が進む

GCストーリーのさとうさんは、発信をしてすぐに目に見えるリターンが来るわけでもない中で、本当に毎回悩みながらつくっていると。
「愛も必要だけれども、背骨になるような骨も必要」という話もありましたが、すごく納得しました。

参加して感じたこと

どちらかというと、大きな企業に属する私。
noteだからこその可能性もあると感じて、あえてnoteを選びスタートしました。
社内でもまだまだ知らないことがあり、知らないすごい人がいることも分かっている。
一方でまだまだ私一人の人力なので、いかに人を巻き込みながら、企業発信のプラットフォームの一つにするか。
会社が好き・人が好きという人は多いからこそ、可能性は多いと感じているし、noteのユーザー(書くかは別として)は少ないので、そこからも考えることはできそう。
「愛と骨を持って」との言葉がグサッと来ましたが、即効薬ではないからこそ、漢方のようにジワジワと広げていく覚悟をみんなで持てればいいなと。

そしてたくさんの企業さんで活用もされているからこそ、こういうコラボレーションの場もつくりたいですよね。
noteの方がいないのに、こういった場が開かれていることって改めてすごいことだなとも痛感しました。

最後になりましたが…お三方の人柄がお話でも溢れていて、素敵だなぁ…!と。
皆さん、ありがとうございました!

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【おまけ】参加者メンバー

企業ですでにnoteをやっている人・これから検討を考えている人…など様々でしたが、また新たな出会いもたくさんあって、改めて感謝です!



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