愛の深いひと

2022年11月24日 20:51

つい手に取ってしまう本だったり、snsを夢中で遡って見ちゃう人だったり。

わたしが知らない間に惹かれている人に共通しているのは、「愛の深いひと」だってことに、最近気が付きました。

「愛とは何か」なんて大それたテーマを語る自信はないのですが、わたしの思う「愛の深いひと」は、自分を取り巻くものすべてを全力で味わって、感謝をしている人かな。

人間生きていれば、いつでも整った生活ができるわけじゃないですよね。

疲れた時はコンビニ弁当で済ませたいし、たまの休みの日くらい昼まで寝てたい。
むしろ1日中パジャマのまま、ベッドから降りずに過ごしたい時だってある。

どれも美しい生活とは言えないってわかってはいるけど、そういうぐうたらな時間を過ごさないと、満たされない気持ちもあると思うんです。
だからそれが悪だとは思わないし、わたしはこれからもそんな日を過ごすことがあると思います。

とはいえ、ですよ。
そういうぐうたらモードだけで生きていると、それはそれで心がウキウキしません。

もちろんこれは人それぞれなので一概には言えませんが、わたしはあまりにもぐうたらしすぎると、自分が干からびているような気持ちになって、気分が落ち込んでしまうのです。(面倒な性格です、まったく。)

でもたぶん、こういう気持ちを味わったことのある人は多いんじゃないかな、と思ってたりします。

そのために、日常を全力で味わう気持ちが大切になってくると思うんです。

日常って何も考えなければ何も無く過ぎていくもの。

それを1秒1秒噛み締めることを意識してみると、「もう少し大切に扱ってもいいか」って気持ちになったりします。

たとえば、心身ともに疲れた帰り道、スーパーでお惣菜とスイーツを買いました。

何も考えない状態のわたしなら、家に帰って部屋着に着替え、ベッドの上でむしゃむしゃやっちゃうかもしれません。

でもそれを、「お皿に綺麗に盛ってみる」。
たったそれだけのことで、食事をするその瞬間の自分をほんのちょっと大切にできている気がしませんか？
食べているものは同じなのに、不思議なもんです。

あとは休みの日、なーんにもしたくない気分の時は、わたしはひたすら動画を見て過ごします。

ただそれだけの時間を、あえて部屋を暗くして映画館風にしてみたり、ちょっとの面倒くささに打ち勝ってキャンドルをつけてみたり。

やっていることはほぼ変わらないのに、それだけで「おしゃんな週末を過ごしたな～」って思えるのです。

こんな風に、意識しなければふわっと過ぎていく時間を、ほんの少し大切に扱うことできちんと味わっていく。

これを癖になるまでできている人には、自然と心に余裕が生まれるんじゃないかなって思っています。

(ちなみにわたしは意識して頑張る時もあるけれど、ただぐうたらに過ごす日もあります、今のところ…。いいバランスで取り入れられたらいいなぁなんて思います。)

日常を味わうのが癖になるくらい心に余裕ができたら、やっと純粋な心で周りに感謝の心を持てる気がします。

もちろん産み育ててくれた親とか家族とか、楽しい時間をくれる友人やパートナー…
そういった人たちに、感謝はしているつもりです。

だけど心に余裕がないと、どうしても自分のことでいっぱいいっぱいになってしまって、「誰かのための行動」「誰かのための言葉」を選べなくなる。

そしてそんな自分に「優しさがない」と感じて自己嫌悪になっちゃったり。

感謝とかありがとうとか、日常にありふれているようだけど、実際に心から思うことって実は簡単じゃないんですよね。

それを踏まえた上で、それでも感謝を大切にできている人が、わたしはとても魅力的に思います。

そういう人って「ありがとう」という言葉を大切にしているのはもちろんですが、その他の言動にもどこか愛を感じる気がします。

なんだか感覚的な話で、上手く伝わらなかったらごめんなさい。

たとえば話している中での言葉選びが優しかったり、何もない日にプレゼントをして誰かを喜ばせるのがすきだったり。

人だけでなく、自分の生活を愛しているからこそ、体にいい食材を選んでいたり。
カラフルなテーブルコーディネートを楽しんでいる人も、自分へでも家族へでも、サービス精神が旺盛で素敵だなって思います。

身近な人、自分を取り巻く環境、お家や家具、食材…すべてへの愛が、とてもとても深いひと。

そしてその愛をめいっぱい持っているために、心の余裕を作るのが上手なひと。

実は今わたしの頭の中にある人が浮かんでいて、いつもこんな素敵な人になりたいなって思うので、それがどんな人なのか言語化してみました。

気張る必要はないけれど、少しずつ楽しみながらそんな人間でありたいな…そんな風に思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございましたღ

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