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2020.4.30 エッセイ日記 *私を見つめて。

子供の頃、私には二人の兄がいたので、よく原っぱで虫取に行った。兄たちより早く学校から帰ると、野原の花を摘んで歩いた。そんな草や花には、たくさんの生き物に出会う。
葉の先にたどり着くと飛んでいくてんとう虫、優雅に舞う蝶、葉の根本をさっとはっていくとかげ、キリキリと音をたてて跳ぶバッタ、葉の上に両手両足を揃えて休憩している雨蛙。それらを見つけた時は、土の中から宝石箱を見つけた喜びに似ていた。洗面器に水を入れてバッタを泳がせてみたり、トンボの目の前で指をくるくるさせて捕まえたり、虫たちは時間を忘れさせてくれた。そして、虫の習性など学ばせてくれた。

夏を思わせるくらいの陽気になった今日この頃、洗濯物を取り込むと、すっかり乾いて気持ちいい。
夜にベランダへ出てみると、春から夏の匂いがした。

今の状況が、終息したら
自分は何がしたいだろうか。

動物園に行きたい、そう思った。地球上で共存している生き物に出会いたい。なぜかそう思う。

おそらく家と会社、人との限られたコミュニケーションしか出来ない、そのため地球上の生き物に目を向けたくなる気持ちが現れて来ているのかもしれない。

家で飼っているネコと仲良しになりたくて、ネコのおやつをつい、時間のある休日に与えてしまうことが多い。このゴールデンウィークそんなことばかりしていたら大変なことになる。
それはネコだけではないな。

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