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(自分が)飽きないリードって難しい 2 ステップ/シークエンスを分解する

自分のリードがマンネリ化していると感じた時の対処法の続きです。

③ステップ/シークエンスを分解する

1つのステップ、或いはシークエンスを習ったままの形で繰り返していると、自分でも「パターン化している」と感じます。
どうしても慣れるに従って体に染み付いた癖が生じてしまい、Aのステップの後は必ず右足から下がる、とか、Bの後はCのステップに繋がり易い、という事はあります。
それを意識的にしないように練習する事は大切な事です。

よくお話するリーダーさんからも、ステップを分解するようにとアドバイス頂いた事があります。そうすれば癖に気付き易くなりますし、他のステップに繋ぎ易くなります。

私がその為にやっている事はいくつかあります。
⭐自分の手持ちのステップやシークエンスを書き出して分類する。
前オチョから繋がるステップ、後オチョから繋がるステップ、等を一覧にして選択肢を意識する。

⭐踊り始める時、どのように出るか。1タンダの中で全て同じ方向から出ないようにする。

⭐コーナーの曲がり方を出来るだけ多く身に付けておく。

⭐1つのステップの終わらせ方にバリエーションを持たせる。
・例えば私はジェバーダの後パラーダに繋げてしまう事が多いのですが、毎回はしないようにする、或いはパラーダさせる向きを変える。
・これも他のリーダーさんにアドバイス頂いた事ですが、ステップを巻き戻す(反回転させる)のもステップの終わらせ方にバリエーションを持たせる為に有効です。

⭐印象的なシークエンスは控えめに使用する。
フォロワーとしての意見ですが、ベーシックなステップにパターンを感じる事は基本的にありません。例えば後オチョは様々なステップの入口になる為、リードする時はこの辺りで同じ事を繰り返していると感じますが、実際フォローしている時には「また後オチョだな」とは一切思いません。寧ろ難しい、普段やらないステップやシークエンスの方が印象に残りやすい為、そのリーダーさんとセットになって記憶されやすいように思います。
1度に覚えられる数は7±2と言われています。
では記憶し易いステップの繋がりはどの位か、と言うと人によって違いがあるとは思いますがレッスン等ではリードであってもフォローであっても3つくらいのステップの連なりだと一塊として記憶し易いと感じます。(7つくらいのステップを組み合わせたシークエンスを初見で出来る方々を尊敬しています…。)
ですから、実際のミロンガでリードする時は3つのステップの連なりをできるだけ作らないようにするか、1タンダのうちで1度だけ入れる、のように限定的に使用するようにしています。

🌹ちなみに表題の写真を「カサブランカ」にしているのは、名台詞「君の瞳に乾杯」が数回出てくる為、初めて観た時に1回の方が言葉の重みを出すには良いんじゃないかしらと思った為です。こういう事はタンゴにも言えるのではないでしょうか。

もう一度続きます。
https://note.com/haruoumi_tango/n/na0aeb148dc07


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