母の味。
好きなもの27個め。母の作る「まぜごはん」です。
我が家で代々伝わるまぜごはん。行事の際には必ず出てくるまぜごはん。
人参、ゴボウ、油揚げ、昆布、かんぴょう、椎茸を2cmぐらいの長さに細かく切り(人参ゴボウは幅3mmぐらい)、炒め、砂糖、しょうゆ、お酒でちょっと濃いめで味付け。炊き立てのご飯に、具とほどよい量の煮汁を混ぜます。
炊き込みではなく、炊いたご飯に煮汁と一緒に混ぜるのでしっとりとした仕上がりになります。
食べるときはお好みで紅生姜を。
なにかと出てくるこのまぜごはん、昔は「またまぜごはんかー」と思っていましたが、結婚して、いざ作ろうと思った時にこの手間を考えたら気が遠くなりました。人参とゴボウをとにかく細かく切るのが大変なんですね。堅いし、減らないし。味付けを見ているうちに、なんだかよくわからなくなってくるし。
結婚して、幾度となく感じる母の偉大さをまた感じるんです。
こんなに手がこんでいたのかと。
たまに実家に帰り、まぜごはんが出てくると、またはお土産で持たせてくれると本っ当に嬉しいです。
この味を継ぐのは多分私しかいません。嫌味ではなく、兄弟のお嫁さん達は多分作らないので。
私の子供も男の子なので、もしかしたら私が最後かな。笑
手間がかかるけど、美味しい美味しいまぜごはん。これから、機会があったら頑張って作ってみようと思います。
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