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発信する意味って何だろう

年明けに大きな地震があって、私の心は揺れた。

今の私に何ができるのか。

自分の住んでいる地域で大地震があったときは、どう行動するか。

もっといえば、私はこれからどう生きるのか。

考えたいことはたくさんある。

今後SNSで発信するタイミングや内容にも、重みを感じた。

1日1回ペースで投稿していたXも、年明け初めてのポストをする勇気が出ない。

私が今発信することで誰かを傷つけてしまったら……。投稿したタイミングや内容を批判されるのも怖かった。

だから、しばらく「発信すること」とじっくり向き合ってみた。

***

そもそも何の目的で、私はSNSを続けているんだっけ。

「今週の仕事のテーマはこちら!」
「久しぶりにスタバで作業しました」

芸能人でもない私の日常なんて、誰のためになるんだろうか。

大変な出来事があって、日本全体が繊細になっているなら、なおさらだ。

どんな投稿が正しくて、どんな内容が不適切なのか。いつ発信を再開するのがベターなのか。

そんなことばかり考えていた。

そんなの誰も教えてくれない。決めるのは自分自身なのにね。

***

年明け1週間がたって、Xでの投稿を再開した。

今、感情の波は比較的穏やかだ。

気持ちが落ち着いたきっかけは、信頼している人たちの発信だった。

それぞれがSNSで複雑な心境を、ありのままの言葉で綴っていた。この状況下に投稿する迷いも含めて。

どれだけ内容を選んで発信しても、人によって感じかたは違う。だから、自分では想像していなかった反応が返ってくることもあるかもしれない。

でも、受け取る人に対して思いやりをもって発信すれば、ちゃんと届くんじゃないかな。

自分の感情と真剣に向き合いながら発信する人たちの姿を見て、心のモヤモヤは少しずつ消えていきました。

***

結局、私がXを投稿する理由は「出来事や心境を誰かと共有したい」っていう自己満足でしかない。

表面上は、他人から見ればどうでもいい日常かもしれないけれど、根底には「誰かとつながりたい。分かりあいたい」という想いがある。

欲をいうなら、受け取った人の心が、ちょっとでも上を向いてくれたら嬉しい。

心の奥にある感情に嘘はない。それなら受け取る相手を信じて、今までどおり投稿を続けてもいいのではないか。

少しだけ立ち止まって発信する意味を考えてみたら、「どんなときでも分かりあえる誰かとつながっていたい」という、本音に気づけました。

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