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アニメ『シュタインズ・ゲート』18話まで鑑賞した感想【ネタバレ含む】

おはようございます!Netflixヘビーユーザーのはるねずみです。夫はアニメ『美味しんぼ』を、私は胸糞系スリラー映画を各自一人で楽しみつつ、夕飯時には同じアニメを1日1~2話くらいのペースで観ています。


前置き

最近まで『進撃の巨人』にどっぷりはまり、Netflixで公開されている最新話(完結編ー前編ー)までイッキ見してしまったので、次なる作品を探してたどり着いたのが、タイトルにある『シュタインズ・ゲート』でした。

普段はアニメ・映画・ドラマの感想はnoteの「つぶやき」機能で140文字以内に収めてサラッと投稿しています。

が、今回はどうしても収まりそうになかったので、このような形で投下しようと思います。

(私のnoteを普段から読んでくださっている方はお分かりの通り、文字制限を気にしなくなったとたん、急激にまとまりのない支離滅裂な文章になってしまう傾向にあります。なので出来る限りサラッと話しますね!…でも本当はいつか誰かとこういう話をガッツリしてみたい願望があるとかないとか)


感想

18話まで鑑賞。こりゃ面白い…

私は個人的に、ファンタジー要素の強い作品には苦手意識があるのですが、こちらの作品は「タイムリープ」を主軸にしながらも各キャラの心理描写が精細で感情移入しやすいです。

主な秋葉原を舞台にしていることから、オタク文化がふんだんに盛り込まれています。某匿名掲示板でよく使われていたネットスラングを巧みに操るキャラもいたりして、ネットがまだオタクのものだった時代を懐かしく思い起こさせてくれる作品でもあります。

女の子も個性的可愛いキャラが多いのですが、それぞれちょっと謎めいていたり影があったり…ただ明るい!元気!可愛い!みたいな感じでもないところが良いです。どの子も、相手にそうと感じさせないような気遣いで、控えめに見守っているような健気なヒロインっぽさを感じるんですよね。

そしてそして主人公・岡部倫太郎も良き!最初の数話観た段階では、「未だかつてこんな主人公がいただろう!?」「癖つよ!!!」と圧倒されたのですが…ぶっ飛んだところがありつつも、物語の展開によって徐々に変化していったり、過去が明らかになっていくにつれて、内面の魅力に惹かれていっています…!

それにしてもこのおかりん、モテるモテる…!!

モテモテ男が主人公のアニメと言えば、かの悪名高き「伊藤誠」を主人公とする『スクールデイズ』(略してスクイズと呼ぶことを最近知った)も最近イッキ見(面白すぎて徹夜)したアニメですが…

同じモテる男でも、「理性」や「守るべき存在」があるかないかでこうも違うものかと…😂😂😂笑

ちなみに私が好きなキャラは、語尾の「~にゃん!」がかわいすぎる猫耳メイドの「フェイリスたん」と、橋田至こと超優秀な腕を持つ生粋のヲタの「ダル」、登場頻度少な目だけど他の誰よりも麗しきウブな乙女・漆原るか「るかこ」です!

(でも本当に選べないくらい個性的で魅力たっぷりなキャラが多い…!!)



※ネタバレ注意 『ひぐらしのなく頃に』との比較

「タイムリープを繰り返して運命に抗おうとする作品」として、私が真っ先に思い浮かべるのが『ひぐらしのなく頃に』です!

こちらもNetflixで一時期ドはまりしていたのですが・・・
次は「ひぐらしのなく頃に 卒」だ!というところで配信期限が切れてしまい・・・その後続きを見れずじまいで終わっていたのです😂
(確かdアニメとかで配信されているはずなので、またいつか絶対に簡潔まで観るぞ~!!✊)

『ひぐらしのなく頃に』では、何年にも渡って繰り返されてきた呪いを断ち切るため、雛見沢村古手神社の神主も一人娘である古手梨花ちゃんが、その小さな体に大切な人達の運命を背負いこみ、みんなの幸せが叶うまで同じ毎日を何度も繰り返す・・・という話でした。

厳密に言うと、梨花ちゃんの場合「やり直す」ためには梨花ちゃん本人の「死」が必要でした。記憶や経験したことは保ったまま、死ぬことによってもう一度過去に戻って同じ日、同じ朝をやり直すことができたんですね。

でも、「自分だけが未来の記憶を保持したままで過去に戻れる」という意味で、シュタインズ・ゲートの主人公・岡部倫太郎と梨花ちゃんには共通点があると思いました。

ある特殊な能力や技術によって過去を変えようとするとき、必要以上に動き回ったり、「自分は未来から来た」ということを周りに話したりしてしまうと、本来変える必要のなかった部分にまで影響を及ぼしてしまい、望んだ未来とはまた違う未来になってしまう可能性があります。


タイム‐パラドックス【time paradox】 の解説
タイムトラベルなどで過去の歴史を改変することによって生じる逆説の総称。タイムマシンを利用して過去の世界に行き、自分の父親となる人物を殺す親殺しのパラドックスなどがあり、しばしばSF小説の題材となる。

引用元:goo辞書

このタイムパラドックスを考慮して、梨花ちゃんもおかりんも、自分以外の仲間を救う目的であっても、未来からきたことや目的についての説明は最小限に抑えながら、作戦を練って動くんですよね。

ひぐらしの梨花ちゃんは、数々の悲惨な未来を目にして、しかも自分自身も死に追いやられるほどの危険な目に遭って心が折れそうになりながらも、何度も立ち上がり、傍目にはその辛さや孤独を感じさせることなく「にぱー☆」と普段通りの無邪気さを見せるのです。痛々しくもけなげで、小さな少女とは思えないほどたくましい子でした。

そして梨花ちゃんは、自分が過去をやり直していることや、未来に何が起こるかなど、目で見て知っていることも、あえて友達や周りの大人には言いませんでした。

でもやっぱりそのせいで、一人で対処するには限界があり、同じ失敗を繰り返すのですが・・・(物語の後半以降はその辺も状況が変わっていましたが)


一方、シュタインズ・ゲートの主人公・おかりんの場合は、必要に応じて、協力が得られそうかつ秘密を厳守できそうな仲間には、そのことを打ち明け、一緒に作戦を練っています。

ただしこれは、おかりんが所長を務める「未来ガジェット研究所」のラボメンバー(通称ラボメン)に限られます。そして、打ち明ける根拠として重要なのが、過去を変えるための装置をそのラボメンと共同で制作している、という点です。

そういう部分で、おかりんと梨花ちゃんとでは状況が異なるんですよね。

梨花ちゃんはあくまでも、代々古手家に受け継がれてきた能力によってそれが可能になっているのであって、梨花ちゃんがそれを秘密にしている限り、友達や周りの大人たちは知る由もないですから・・・(;・∀・)

つまり何が言いたいかというと・・・

過去に戻って未来を変える術を持つ岡部倫太郎と梨花ちゃん、この二人の大きな違いは、

「他人に相談し、協力を求められるかどうか」

にあると思うんです。

ひぐらしもシュタインズ・ゲートも、両方ともまだ完結まで観ていないのであくまで私の主観ではありますが・・・

自分一人だけで何とかすることにはどうしても限界がありますし、信頼できる他人に協力を求めることが最善策なのではないかと思います。


ーーー

余談ですが・・・
これは『ひぐらしのなく頃に 罪滅し編』のレナを見たときにも感じたことですが、やっぱり「こんなこと話しても意味ない…」と思ってしまうことでも、話してみることが大切なんだろうなと…

タイムリープとか関係なく、現実世界においても言えることで、人は一人では生きていけないですし、どんなに人付き合いを負担に感じていても、いざ社会とのつながりを断ってしまうと、気が狂いそうなほどつらくなります。そして、思考はどんどん独りよがりになり、悪い方へ悪い方へ考えて冷静な判断もできなくなったりするんですよね。

ーーー


ただ、タイムリープを繰り返しながらも世界線の変更に苦戦し、疲弊していくおかりんを見ながら感じたのは、

「自分の気持ちを理解して協力してくれる仲間がいることの頼もしさや幸せを感じながらも、(過去に戻ってやり直すことの弊害として)記憶を失くさせる決断を強いることによる罪悪感」

や、

「未来を変えるという同じ目的のために結託し、絆を強めた思い出までも、(相手の中では)なかったことになってしまうこと。それを自分だけが覚えているという寂しさ、孤独感」

仲間がいることによって、かえって辛さが増幅するような気がしてしまいました。

孤独で、誰の協力にも頼らず一人で戦うのももちろん辛く寂しいことなのですが、おかりんの立場も恵まれているように見えて、傷つくのが自分一人じゃないことで、みんなの寂しさや辛さをも背負うことになるぶん辛いですよね。

何としても避けたい未来があるとしても、それまでに時間をかけて築き上げてきた思い出を諦める決断は並大抵ではないですよね。

どんな素敵な思い出も、覚えてるのは自分だけ・・・っていう寂しさも計り知れません。

話が進むにつれて、おかりんの背負う責任・決断の重さやおかりん自身の心へのダメージが心配になるばかりです・・・(´・ω・。`)



真実を知らないことは不幸せ?

真実を知ったほうが楽になるとか、知らない方がいいこともあるとか・・・

世間では色々な考え方があります。

真実を知ったからといって簡単には変えられないことも多いです。

生まれながらの他人との格差や価値観の違い。タイムリープが不可能な現実において、今さら変えられない過去について知ろうとすることは、無意味に心を傷つけるだけかもしれません。

その先に悲しい未来が待っているとしても、それを相手に知らせない方が相手のためになる場合もありますもんね。

(アニメ『宇宙兄弟』でも、未来が占える女性キャラがムッタを見た瞬間、漠然とした”良くない未来”が見え、あえてそれを本人には伝えず、しつこく聞かれても隠し通す、という場面がありました。結果的に、それはそこまで深刻なことにはならずホッとしたのですが…(笑))


過去に戻ってやり直せるなら、と何度も思ったことはあります。

それによってどんな風に未来が変わるかという好奇心もありますし、辛い思い出を減らすことができるかもしれません。

でも、その中でも少なからず自分が掴み取ることのできた幸せな思い出までも、”なかったこと”になってしまうなら、もしも能力があったとしても簡単に手を出して良いものか考えてしまいますね。


ちなみに、先日観始めて次が3話目になるNetflixオリジナルドラマ『ザ・ウォッチャー』は、郊外の豪邸に引っ越したら隣人が変な人ばかりで、「見張っているぞ」などいう脅迫めいた不気味な手紙が届いたり、次から次へと恐ろしいことが起こる話なのですが・・・

こういうケースでは、自分や家族の身の安全のためにも、恐ろしいかもしれない真実でも、余すところなく知りたいな!!と思ってしまいますね…!(;^ω^)笑



さいごに

・・・というわけで!

朝、早起きした勢いでぶわぁ~~っと語ってみました!

まだそこまで話数を追えていないためでもあるけど、私にしちゃ制限ない中でもわりと短めにまとめられたのではなかろうか・・・!(*´▽`*)(笑)

と言いつつ「つぶやき(140文字)」の30倍以上である。

最後までお読みいただきありがとうございました!🐹🦔💕


狂気のマッドサイエンティストを自称する変人、誰よりも大切な幼なじみを守るために全身全霊をかける青年、ラボメン思いの未来ガジェット研究所所長。

様々な顔を持つ岡部倫太郎の今後に期待です…!!!!

また気が向いたら、つぶやきor今回のように記事でぶわっとレビューお話しするので、付き合っていただけたらうれすぃ~です!!(≧▽≦)ノアデュー✨

5月最後の金曜日。
みなさん良い一日、華金、週末を!👏✨


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