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おかあさんラジオ vol.118 子どもの気持ちを言葉にしてあげよう

「おかあさんラジオ」は、

⚪︎イライラせず日々を過ごす
⚪︎「〜しなさい!」と言わなくなる
⚪︎自分のありのまま、子どものありのままが大好きになる

そんな子育てのヒントを5〜10分ほどのエピソードで届けしています。
今回のテーマは「子どもの気持ちを言葉にしてあげよう」というテーマでお届けしています。

突然ですが、みなさんは子どもの言葉を普段どんなふうに受け取っているでしょうか?

イヤイヤ期などは「イヤだ」「キライ」
みたいな言葉、毎日浴びるように聞くかと思います。

大きくなったらなったで、
言葉だけを受け取ったら傷ついてしまう言葉を投げかけられることも
多くなるかもしれません。

でも、子どもたちとのコミュニケーションでは、

彼らが使う言葉の奥にある、彼らの「気持ち」を読み取ることのほうが、言葉そのものを受け取るよりも大切だと思います。

大人でも、自分の気持ちを完全に言葉で表現できる人はなかなかいないはずです。

いないからこそ、小説や、歌など、何か自分の気持ちを言葉にされているものに惹きつけられたり、共感したりするはずです。

子どもであれば尚更のこと、日に日に豊かになっていく自分の気持ちを的確に表現するための「言葉」をどれくらい持っているでしょうか?

きっと、気持ちの引き出しに比べて言葉が全然足りないことは簡単に想像できると思います。

小さい子ども、特にイヤイヤ期の子どもたちをみていると、
そこで登場するのが「イヤ」という言葉だったりします。

この言葉は、子どもの世界では、私たちの使う

「すいません」

と同じくらいに幅広い言葉だと思っています。笑

大人がその「イヤ」を、ただのわがままとして捉えてしまったら、子どもたちは自分の心の中にあるたくさんの「気持ち」を整理できないままです。

けれど、ちょっと立ち止まって「イヤ」という言葉だけを受け取るのではなく、

「この子は今、どんな気持ちなのかな?」
「眠いのかな?」
「お腹が空いているのかな?」
「相手をして欲しいのかな?」
「甘えたいのかな?」

そんなふうに、「イヤ」という言葉の向こう側に想いを馳せてみて欲しいなと思います。

きっと「お母さんがイヤ」という気持ちで「イヤ」を使っている子はいないはずです。

そして、大人の予想が仮に外れていても、そこまで神経質にならなくてもいいと思います。
完全にわかってあげられるなんて、親でも無理だと思います。
でも、もし分かりそうなら、分かる範囲で

「〇〇ちゃん、もっと遊びたかったんだよね、そうだね。遊びたかったね」

とか

「眠いね、ちょっと一緒にお昼寝しようね」

とか

分かる範囲で今のその子の気持ちを代弁して、
言葉にして返してあげて欲しいなと思います。

そうすることで、

「イヤ」という言葉の引き出しの中に溢れかえっていた、
たくさんの気持ちたちが、

眠い、お腹が空いた、甘えたい、遊びたい、など、
新しい引き出しの中にしまわれて、整理されていきます。

整理されると大人もすっきりしますよね。
自分の気持ちを言葉にしてもらえたら、
そこでようやく客観的に眺めたり、
対処することもできるようになります。

そうやって、子どもの中に溢れかえっている豊かな気持ちを、
大人ができる範囲で言葉にしてみてあげて、

子どもの気持ちを大切に整理してあげる
お手伝いをしてみて欲しいなと思います。

けれど、「本当にわからない」
という人も中にはいるかもしれません。

それに、もしかしたら子どもの「イヤ」に付き合う心の余裕や、
子どもの気持ちを汲み取ろうとすると、
イライラが止まらないということもあるかもしれません。

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