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③キャバクラ入店からの体験記(ストレス耐性と食)

◆キャバクラ入店

友人から紹介してもらった、地元から少し離れたキャバクラに入店することに。

源氏名はモモ(ピンク色が好きだったからwwダサい?笑)

もちろん、ずっと夜の世界で生きていく気はさらさら無かったけど、本気で稼ぎたかったので蕎麦屋のバイトは辞めて、キャバクラ一本の生活に。

片田舎の、何も知らない、やる気だけはある、垢抜けない少女が入ってきちゃったもんだから、先輩ホステス姉さん達はみんな優しかった。
後から聞いたら派閥みたいなものが在ったみたいだけど、私にはいびりもハブキもなく、

接客の仕方、タバコの火の付け方、おしぼりを三角にして置く(懐かしい!w)テーブルマナー、営業の掛け方、カラオケ中の手拍子(独特!披露したい!w 絶対キャバクラあるある)
などなど。一から教えてくれたし、わからないことは本当に丁寧に教えてくれた。

そこの世界で生きている人たちの人間模様も様々で、
本気で生きていた。プロだった。
後にやる全ての接客業に大いに役立つこともあった。
(そのうちコラムに後述します)


当時の生活スタイルは、
お店が20時スタート翌4時閉店。
若かったので、ほとんどフルで入らせてもらって、
送りの車で実家に帰ってくるのが朝の5時とか6時。

そこからお風呂に入って、起きるのが15時くらい。
そして支度をして、また18時くらいに仕事に向かう。

そんな生活を続けてれば、当たり前だけど親バレします。

「あんた毎日毎日、遅くまで何してんの?あの車は何?」

白状して、学費を稼ぎたいからやっていると説明するも大反対。(そりゃそうだ)
一番怒ったのは姉でした。


お金が欲しければコツコツ働いて貯めればいい。
キャバクラにこだわる必要ない。危ない。ナメてる。

当時の姉の彼氏が、夜の世界で潰れていった人を多く知っていて、私にそうなって欲しくない、とわざわざ部屋で2人きりになって話してくれた時もありました。

でも辞めなかった(頑固wwww)

結局、私の人生は私のものだし、とにかく焦っていたので、その高校を卒業してからの1年2年を無駄にしたくない、という想いが強かったです。

今思えば無駄でもなんでもないし、ゆっくり夢を叶えれば良かったし、断固反対した家族の気持ちがよくわかります。

何を言っても聞く耳持たなかったから、
姉からは絶縁され、母は反対しつつも、あんたがそこまでやりたいなら好きにしな!ただし自己責任ね。
そんなスタンスでした。

大切な家族から反対されている。
でも私には時間がない。

その若者独特の焦燥感が、うつ発症の根底にあったと思います。


◆完全昼夜逆転の生活

まったく陽を浴びることなく、完全に昼夜逆転の生活。
同居してる家族とも、すれ違いでほとんど会わない。
友達たちとも生活時間が合わないから遊べない。

そのこと自体は特にストレスを感じているわけじゃなかったけど、
日光で活性化するセロトニン(幸せ物質)が徐々に、
確実に生成されづらくなっていきました。


◆危険なダイエットとそのメニュー

併せて、うつサバイバーとしてお伝えしたいのが、
当時間違ったダイエットをしていたということ。

2003年頃。
とにかく細くてちっちゃいモデルさんが人気で、マウジーのXSのスキニーパンツが履けるのがイケてる!みたいな。そんな痩せ=可愛いという価値観が大きかった時代。

私も、見た目が良ければ仕事にもプラスになると考え、痩せれば美しくなれる。そう思い込んでいました。

やっていたのはとにかく食べないダイエット。

よくある炭水化物抜き、に加え
脂質抜き、タンパク質(肉や魚)抜き
水分でとにかく腹を満たす

でした。

1日のメニュー

……そりゃ病気になるよね!!!笑

戦時中かよ!!


そんな生活をしていれば、体調を崩すのも時間の問題です。

入店して3〜4ヶ月も経たないくらいに、駅のホームで立ちくらみが起きて倒れそうになったのを覚えています。 

◆見逃せない重大なストレス

過度の栄養失調状態の私に、仕事のストレスが追い打ちをかけます。

入店の時に店長に言われたのが

「この仕事は基本的に疑似恋愛だから」

疑似恋愛?


ふーんそうなんだぁ、くらいにしかその時は思いませんでしたが、根が真面目な所以、どうせ働くなら雇ってくれたお店に貢献したい!とやる気が出始めます。
(そもそもそれが勘違い)

ぼちぼち指名がつき始めると

「君ならもっと上を目指せる」

と、今思えば常套句のようなそんな言葉に乗せられ、
やりたくなかった同伴とか、勤務時間以外でお客様と会うようになります。


しかし、今も昔も時間外労働が大嫌いな私←ww


本気でホステスを極める気もないのに、
自分の時間を削られ、
まったく恋愛対象外の、かすりもしない男性に
(これ見てショックを受けるキャバクラユーザーがいたらごめんなさい笑)
指名を取るためだけに、その気にさせるような態度を取る。
ケータイのメールもすぐ返信する(時代w)
営業のメールをかける。

休みの日は電源を切りたいのに、お客様からの着信があった時に、対応しなければ指名が取れない。。

可能性0%の男性から本気で口説かれる。
なのに大っぴらに断れない。(店に来てもらうためになんとか繋げる)

『すごくいい人だし来てくれるのは嬉しいけど、あなたのことはそもそもお客様としか見ていません。』

本音はこう。誠実に断りたかった。
でも言えなかった。
なぜなら〝疑似恋愛〟が仕事だから。

自分の心に嘘をつき続ける、という事が最大のストレスだったと今は理解できます。


◆ストレス耐性と食

もしも、私がバランスの取れた、
完全無添加とは言わなくても、普通の食事を摂っていたら、多少のストレスは跳ね除けられ、


今のやり方は間違っている
それは頑張りすぎ
理不尽なことにはNOと言っていい
心が辛ければやめてもいい

そんな正常な判断ができていたと思います。

私たち人間は動物であり、
生きとし生ける動物は、ストレスからは逃れられません。
サバンナに生きるチーターでさえそうです。

ストレスには良いストレスと、悪いストレスがあります。

良いストレスとは、適応力が高く、ストレスを課題や刺激と捉えることができて、目的達成や成長へのスパイスになり得る状態のことです。

一方悪いストレスとは、ストレッサーが非常に大きな場合や、過去の私のように、適正に食事を摂っていないがために心身のバランスが崩れやすく、適応力がとても低い状態のことです。

その、成長へのスパイスと捉えられる良いストレスと感じるには

ドーパミン、アドレナリン、セロトニンなどの
やる気、幸福感、幸せ脳内物質

が正常に生成されていることが必須条件です!

その脳内伝達物質が何からできてるかというと、
当たり前ですが食事です。

タンパク質、炭水化物、ミネラル、鉄分、亜鉛、ビタミン類、脂質、ファイトケミカル、食物繊維。
旬の野菜や魚
などなど。

しかも、どれかを集中的に摂取すればいいという訳ではなくて、それぞれがそれぞれの作用を掛け算するように、実に緻密にエネルギー産生や伝達物質、ホルモンの生成が行われているのです。
(私たちの体ってすげー。60兆個の細胞ってすげー。)

◆うつの加速

当時はそんな食の知識ゼロどころかマイナスでしたから、お金を稼ぐためにただただストレスに耐え、やれと言われたことをやり、次第に正常な判断ができなくなっていきます。

お客様からのメールや着信音がひたすら怖くなり、接客することが億劫から恐怖に変わり、自責の念が増え始め


とにかく辞めたい
何もしたくない
誰にも会わずに引きこもっていたい


そう思うようになります。

(ちなみに当時の私の体重は40kgあるかないか。身長は159cm。BMIは15とか16で低体重の域。あばらがガリガリに出てました)


〝とにかく辞めさせてほしい〟
そう店長に伝えるも
「そりゃ辛い時もあるよ。みんな辛いよ。俺らだって頑張ってるんだよ」

と熱を持って説得されますが、頑として譲らない私の態度が店長の逆鱗に触れ
「じゃーもういいよ!辞めろ辞めろ!」

優しかった店長が豹変し、それまでフルで入れてもらってたシフトも、0時ごろに早々に帰されたり、明らかに無視されたり、
他のキャバ嬢の女の子たちも引くくらい理不尽な対応を受けました。 

しかし、その時の私はそんなのどーでも良かった。


心が折れそうなイジメに近い対応をされても気にならないくらい

とにかく夜の世界から逃げたかった

辞められればなんでも良かった。

そんな心も体もボロボロになった状態で
這うようにしてなんとかキャバクラを辞められたのでした。



キャバクラ入店から退職までの期間、、、なんと半年。

濃っっっっ!!!!!笑笑

今日はこのあたりまで。

次回はうつ発覚から療養期の気づきをお伝えします。

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