【カナダ留学】号泣して念願のインターンをゲットした話
12/27.12/28に、ある日系の留学エージェントさんから試用期間(実際に働いてみて雇うに値するか見定められる期間)のチャンスをいただいたので、行ってきました。
私にとって激動の2日間で、正直辛いことも多かったですが、私の人生において忘れられない日になったと思うので、ここに残します!
「失敗することが恥ずかしい」感情が生んだ”ねじれ”
私は、いわゆる「型にハマったエリート街道」的な道を進んできたと思います。
小中と公立学校に行って、高校は大阪の有名公立高校に進学し、そのまま大阪大学に現役合格。
学生時代は常に、行事や部活でリーダー的なポジションにチャレンジして、勉強だけじゃなく部活も趣味も全力投球、友達もいっぱい、
もちろん失敗することはありましたが、心が折れるようないわゆる「挫折」はたぶん経験してなくて、
どのタイミングでも、
「すごいね」
とか
「尊敬する」
とか
「将来有望ですね」
とか
言われ続けてきました。
それに対しては、素直に嬉しかったし、さすがに自分はちょっとそこら辺の人とはちがうかもくらいには思ったりしてました(笑)
でも、そうやっていわゆる優等生で生き続けてきたゆえに、
「失敗することが怖い、はずかしい、完璧主義」
に苦しめられるようになりました。
周りに失望されたらどうしよう
順位を落としたらどうしよう、負けたらどうしよう
なにより、失敗する自分が情けなくて、悔しくて
だから常に目の前に全力投球
だからこそ成し遂げてきたことばっかりだけど、
どこまでいっても自分を認められない
経歴は結構すごいもの持ってるかもだけど、
どこまでいっても自分のパーソナリティ自体に自信を持つことができない
負けず嫌いだし、野心家なのに、自分に自信がない、
自分の中に常にねじれが存在して
勝手に苦しんでいました。
礼儀のはきちがえ
私は中学がテニス部だったんですが、ゴリゴリ縦社会で、
先輩に会ったら必ず全力で挨拶、後輩がボール拾い、声出し緩いやつは筋トレ、みたいな
だからこそ目上の方を敬う精神が私の中に叩き込まれたと思います。
でも同時に、目上の方に関わることへの若干の恐怖
をもつようになりました。
ここでも、
失礼したらどうしよう
と思ってしまって、いわゆる可愛い後輩ムーブみたいなことがすっごい苦手で、
それは初対面で特に顕著です。
常に相手の感情を読んで、自分の行動が相手に起こす感情を予測して
そうやってしてる間に、目上の方にフランクに話すことが出来なくなりました。
「正直印象最悪だよ」と一刀両断にされる
カナダに着いてからずっとインターン探しに奮闘してきて、
ここ1ヶ月はしぬほどアプライして、数少ない返事がもらえた中でも
今回試用期間のチャンスをいただけた仕事が給与体系だったり経験できる内容だったりで自分の希望に一番近くて、
このチャンスをモノにしないといけない
と勝手に自分で自分にプレッシャーをかけていました。
それに加えて、カナダに来て、最初の頃は自分の英語力の低さゆえに会話が成り立たずに気まずい空気が流れることが多かったりして、
それに疲れて、日本にいた時以上に、慣れ親しんでいない人にフランクに話しかけることに対して億劫になっていました。
正直たぶん外から見たらガチガチだったんだと思います笑
ボスの方が来ても、自分から駆け寄って挨拶することもできなければ、
仕事も指示待ち状態で、
もうちょっと明るくいこう!って言ってくださったのに、緊張オーラ全開で、
全く自己アピールができていない状態、むしろマイナスプロモーションをしていたんだと思います。
そんな中で、ボスの方に呼び出されて、カフェに2人で行きました。
「猫かぶってる?」
って聞かれて、まだ緊張はしてますみたいな感じの生ぬるい返事をしたと思うんですが、
「正直履歴書見て期待してたのに期待外れ、今印象最悪だよ」
とまっすぐ目を見て言われました。
失敗すること、怒られることに慣れていないし、それを一番に恐れている私は、
心の奥深くにぐさーーーーっとその言葉が刺さりました笑
でも、刺さったのは、それが事実であり、自分で認識していたのに目を背けていた弱点だったからです。
そのあとも色々お話いただいて、さすがに号泣してしまいました。
正直最初の5分くらいで帰っていいよって言おうかなって思ったけど、
もう一回レジュメ見直して、こんな経歴持ってるのにこんなはずはないって思って、一回だけ話してみようと思った、って言ってくださって、
帰りたかったら全然荷物まとめて帰っていいけど、どうする?
と言われて、ぼろぼろの顔で、即答で
もう一度チャンスをください
と言いました。
正直逃げ出したい、最悪の状態だったけど、
ここで逃げ出したら一生後悔すると思いました。
そして、ボスに言われたことが、自分で薄々わかっていて治したいと思ってたけど、目を向けることが辛くてずっと目を背けてきた部分だったからこそ、
ここで自分の殻を破りたいと思いました。
それに、私は、才能も無ければ、自信もないけど、
気合いと根性だけはあると思ってます(笑)
煽られるほど、悔しいと思うほど、負けてたまるか‼️って思います(笑)
だから正直脳死で返事してました(笑)
なにより、大人になってから、パーソナリティっていうセンシティブな部分に対して、こんな真正面から全否定してくださることが、本当に貴重でありがたいことだと思ったし、この方についていきたいと思いました。
カナダじゃなかったら、逃げ出していたかもしれません。
でも、仕事を得ることがどれだけ大変か身に染みて感じていたからこそ、いただいたチャンス、逃すわけにはいけないと、踏みとどまれました。
ぼろぼろだけど、さっきよりいい顔してるよって言われて、
私には、もっと素直に自分を表現していくことが、どんなスキルよりも今大事なことなんだと気づきました。
たぶん今まで関わってきた大人の人に対して、
私は自分で礼儀をわきまえて気を遣ってるつもりだったけど、
それは相手に気を遣わせる行動で、
私は周りの優しさに甘えていたんだと思います。
学生だからこそ許されてたものの、
ビジネスの世界となったら、そんな甘ったるい、生ぬるい、受け身なやつは淘汰されて当たり前で、
だからこそ、チャンスをくださったことが本当にありがたいことでした。
そのあと1人でカフェでちょっと落ち着く時間をもらって、
まじで今、ゆめきさんに一刀両断にされて、号泣してるプデュのみんなみたいだなって思って爆笑(わからないひとすいません)
マイナススタートだからこそ、こっから這い上がって、あっと思わせるしかなくね?てかチャンスじゃね?って、(自分を優希ちゃんに重ねながら)奮い立たせました。
そっからオフィスに戻って、慣れない人間関係にすぐに適応はできませんでした(日本とはまるで違うオフィスの雰囲気、また別の記事に書きます)が、自分なりに頑張ってアプローチしていきました。
昨日家に帰って、いろいろ考えて心を落ち着かせながら、朝このnoteを書いてもう一回客観的に考えて
生まれ変わる❗️と思って今日一日頑張りました。
今日2日目が終わって、これからのスケジュールを伝えていただいて、正式に雇ってもらったみたいです。
でもここからの私の行動次第、カナダは個人主義社会でいつでもリストラ当たり前の実力主義社会なので、
自惚れずに、自分に向き合っていきたいと思います。
人見知り、していませんか?
私みたいなふざけた野郎は珍しいかもしれませんが(笑)
カナダに来て、日本人は世界基準で見てなんてシャイなんだと思ったし、
それが当たり前の世の中だから、それが良くないことに気がつけない。
シャイなパーソナリティが、人間関係にねじれをたくさん生み出していて、
人の心に対しても、ものごとの生産性に対しても、マイナスに働いている部分が大きい気がします。
日本の「空気を読む」という文化、
もちろんいい部分はあると思います。
でも、それのいい部分と悪い部分に、もう一度しっかり目を向けたいと思います。
そして、私自身、マイルールとして決めたこと、
「どんなに怖くても、初対面の人には、自分から腰を上げて駆け寄って、挨拶して、笑顔で自分から話しかける」
当たり前だけど、私に欠けていた部分です。
習慣になるまで、意識して続けたいと思います。
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