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16歳の時に「目が半分見えていませんね」と言われた話


今日は発達障害ではなく視覚障害の話をします。

僕はASD、ADHDの当事者ですが、
なんと珍しく視覚障害も持っている重複障害者です。

詳しく病名を言うと、同名半盲症。
両目の右側に視野が90°欠損している状態を指す病気です。

今回はそのことについて書いていきます。



診断されるまで

僕は16の時に高校という環境の変化のせいで、ストレスを抱え
頻繁に耳鳴りを起こしてしまうようになってしまいました。

そこで、母親に耳鼻科に連れて行ってもらい、
聴力検査をとMRI検査をしてもらうことになりました。

結果、聴力には問題はなかったのですが、MRIに異常が見つかりました。

皮質形成異常症という病気です。

まあいわゆる脳の欠損らしいです。

「詳しい説明は眼科でします」と言われ、母親と眼科へ。眼科医によると、

その欠損している部分が、視覚を司る部分であり、
それが原因となって、視覚障害を発症している状態とのこと。

耳鳴りとも関係がなく、本当にたまたま見つかっただけでした。


診断された時の心境

「ふーん。気づかないもんやな」でした。

よく、見えてない部分は黒いの?と言われるのですが、違います。
最初から90度しかない感じです。黒い部分すら見えていない感じ。
視野半分無いですよって言われた所で、
自分でも気付けないくらいのものなので、
診断されても特になにも感じませんでしたね。

母親もふーんって感じでした。ちょっと驚いていましたが、
僕が興味なさそうだったので、どうでも良くなったらしいです。

そのため、皮質形成異常症由来の視覚障害者は、
気づかないまま生きている人も多いのだそうです。

そんなことより耳鳴りひどい、助けて。と思ってました。


でも

確かに思えば、ご飯を食べる時、
右半分だけ気付かずに残してしまうこともあるし、
よく人にぶつかっていたなーと振り返ればありました。
バスケの授業で、右側の手でドリブルができないとか。


あ、あと運転免許も難しいんだろうなと気づいた時はちょっとショックでした。

別に運転したい訳ではなかったですが、
自分の人生に車という可能性がなくなるのが
少し寂しかったんです。

まあ仕方ないかーと思い、今は気にしてません


耳鳴りの原因

結局耳鳴りはただのストレスだったようです。そこで耳鼻科医に、
「この年頃の高校生には良くあるんです。良かったら精神科に行ってみませんか?」

と言われ、そこから発達障害と診断されていく訳です。
ASDの子によくある過剰適応によるストレスだったと、精神科医に言われました。


その後

身体障害者手帳も取らず、普通に生きています。
でも大学通い始めて、外に出るようになり、白状もらいに行こうかな
と画策しています。

外、めっちゃ怖いの。



こんな感じです。

発達障害と身体障害の合併はたまにみられるそうです。
僕の場合、てんかんが起こっていても矛盾はない状態なのだとか。

こわーい。近い将来、てんかんになる可能性は低いけど、
ゼロではないとのこと。

なんとか、ならないようにと願うばかりです。


では今日はこれで。

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