【漫画風】こくりつさんの発達BARに行ってみた体験談
ずっと発達障害者が集う場所に行ってみたいなぁと思っていました。
なぜかと言うと、当事者研究をされている綾屋沙月さんの本の、同じ発達障害の人と出会うことで、いい経験になったという彼女の言葉に影響を受けたからです。
でも当事者会って何するのか分からないし、探し方も分からなかったので、ずっと行けないまま日々を過ごしていました。
こういうイベント系には、僕みたいなASD優位の人はあまり来ないイメージです。やっぱりよく喋るADHDの方の方が多いのかなと思っていました。実際そうでしたが。
まずXで探してみるとタイムリーにこくりつさんのツイートが流れてきました。
当事者会とはまた違うのだろうけど、BARって言った事なかったし、二重の意味で経験になるだろうと思って、こくりつさんにメールして、「待ってます」と言ってくれたので、5回目のバーに行く事にしました。
電車でも全然行けるのですが、僕は疲れやすいので、ロマンスカーで行きました。ロマンスカーって快適すぎない?びっくりした。どれだけ電車が発達障害者にとって敵なのかよくわかりました。
目黒到着.
到着したときにまだ時間あったので、スタバに寄ってスイートミルクコーヒーを飲みました。バーに行くのに何飲んでんのって感じ。
東京の大学通っているのに、都内はもっと人が多くて死にそうになりました。耳栓必須です。
@EVENTBARABEER
目黒区三田1-9-16 B1
住所はこちらです。
時間になったので、早速バーに向かいます。
目黒駅から10分くらい歩きます。
場所は分かりにくい場所にあるので、こくりつさんが迎えにきてくれるそうです。分からなかったらすぐに彼に連絡すること。
地下に進んでいくと、中に入る事が出来ます。
イケメンが出てきたと思ったら、こくりつさんでした。落ち着いていて親切な人でしたよ。慣れているのかスムーズに案内してくれます。
(トラブル回避のため、SNSアカウントのチェックがありました)
話しかけてくれて嬉しかったです。また行きますね。
で、
肝心の中は結構落ちつていて、予想外でしたね。賑やかではあるけど、嫌な賑やかさではありませんでした。ASDの僕でも居心地は良かったですよ!いろんな幅の年齢層の方達がいらっしゃってました。自分がいた時は9人くらいいたかな。大学生は少なめ。
こくりつさんの他にも、多分オーナーの方かな?あとは女性の方が一緒にバーを切り盛りしていました。大変そうでした。
ここからは個人を特定できる可能性があるのでイラストは使いません。話した全体像はお伝えしますが、内容は話せません。
初めてのバーにキョドっていると、こくりつさんが話しかけてくれました!
こくりつさん 「初めましてモカさん、こくりつです」
春野 (モカって言われるの恥ずかしい。飼い猫の名前なんて言えないよ)
「初めまして、ここにいる人全員当事者の人なんですか?」
こくりつ「そうですよ!驚きます?」
春野 「はい。すごいですね」
当事者は周りに僕1人しかいなかったから、すごい驚きました。こんなに当事者の人存在してるんだー!と思うと嬉しくなります。
メニューをもらい、最初はコーラを頼みます。あとからコークハイも頼みました。
そこで色々な当事者の方とお話しします。
日常での困り事や、仕事のことや将来のこと、自助会などはどこで開催してるのかなど、色々話が聞けました。診断されてない人もいました。
当事者の人と話してみて思ったのが、「共感はするけど、同調はしないな」と言うことです。よく健常の人に発達障害のことを話すと、「皆同じだから大丈夫だよ!」と同調されることがよくありますよね。彼らの場合、それがないんですよ。やっぱり当事者としての苦しみがわかるからこそ、「皆同じだから大丈夫」という言葉が暴力になると言うことを知っているんだと思います。
僕の言葉に共感し、常識という観点を通さずに、自分で言葉を咀嚼し、言葉を返してくれる方が多くいられました。
それに気づけて、それだけで来た意味があるなと思いました。
あっというまに2時間経ってしまい、そろそろ帰ろうとお会計に行きます。
こくりつ 「モカさん、今日はありがとうございました。話し出来ましたか?」
春野 「はい、楽しかったですよ」
こくりつ 「それは良かったです。また来てくださいね」
春野 「はい!」
2500円を払い、バーを後にして、帰路につき、初めての当事者が集う会の体験は終わりました。
(こくりつさんお会計であたふたしてました。僕も不注意ADHDだから多分そうなる)
こういう所は苦手な発達障害の方が多いと思うのですが、凄いいい雰囲気でした。こくりつさんの柔和な雰囲気も相まって入りやすかったです。
話せなくても聞いてるだけで十分いい経験になると思います。
良かったら行ってみてくださいね。ぜひお勧めします。
では今日はこれで
ここのドックサロンって書いてあるでしょ?この下の階段を下ってください。
彼の手書きの看板があるはずです。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?