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知事の真贋 片山善博

#知事の真贋
#片山 善博

元鳥取県知事の片山氏の体験を元にした解説。第二章の緊急事態宣言と各都道府県の自粛要請の関係で第二十四条と第四十五条の説明は、実は法的根拠がないと言うことで、とても恐ろしいと思った。

あと感染症対策については国は水際対策の責任はあるが、実際の感染所対応は都道府県が担っている。

地方財政法には「感染症予防にかかる経費は国が全部または一部をら割合を決めて負担する」と書いてある。しっかりと全国知事会はこれを取り上げて主張すべしと言うのは、本当に必要だと思った。著者は「感染症対策費は三分のニとか八割とかの額を国が負担するルールを作るべきだ」など国に申し入れ協議すべきと主張する。

最後にはポストコロナ時代の首長と議会の話。急がば回れ。情報公開をしっかりして、所詮人間の決めることだから間違いもある、そのためにもできるだけ多くの人の目を通してもらって点検してもらったほうが良い。その点検してもらう場が議会だという。議会は責任の共同処理場。議案によって修正されたり、否決されることもある、それが今後の自治体の長が取るべき姿勢だと言う。

犬山市議会の例も出し、これからは住民の声をしっかり聞きながら開かれた議会が益々必要な時代に突入する、そうすべきだと考えさせられた本でした。

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