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気を付けて!!植木鉢・プランターを土の上で長年放置!!

植物が植わっている鉢を、土の上に直接置いて、長年放置してしまっているお家が、時々見られます。

そして、決まって言われるのが、「根っこが張って、植木鉢が取れなくなってしまった。」です。

せっかくの鉢植えでも、鉢・プランターが取れなくなってしまっては、台無しです。

もし、今、土の上に置いている方やこれから置こうとしている方に参考にしていただけたら幸いです。



なぜ土の上に?

土の上に置いたお客様に話を伺うと、

・家の中で育てるのが大変
・水やりが大変
・置く場所が地面しかなかった


など、管理の面で苦労された結果、土の上に置いているようです

「土の上なら、鉢の中が乾くのが遅くなるから、時々、水をかければ大丈夫!」
そんなアドバイスを受けた人もいるようです。

もちろん、土の上なら、多少なりとも乾きを遅くすることはできますが…




土の上に置いて放置するとどうなる??

植木鉢やプランターの底は、水が溜まって、根腐れや病害虫予防のために穴が開いています。

この鉢底の穴から、根っこが伸びて、地面に根を張ってしまうのです。

地面に根が降りると、たっぷり栄養が吸収でき、植物も大きくなり、根も太くなります。
そうなると、鉢の移動が困難になったり、最悪、鉢やプランターを割ってしまいます

また、鉢やプランターが割れて、植物の根が絡まると、破片を取り除く作業も一苦労になってしまいます。




対策

それでは、どのようなところに鉢を置いたらいいのか、おすすめの場所や対処方法をお伝えします。


土の上以外

例えば、アプローチの上やポーチ、コンクリートの上など、根が伸びても土に当たらないようなところに置くのがおすすめです。

根が伸びても、土に入れなければ、その根は伸びていくことができません。

ただ、毎日の水やりは必須になってきます。


敷物をする

水受けや板など、鉢の下に一枚、平らなものを敷くことによって、根が土に入ることを防げます

水受けで気に入るものがあれば、鉢の乾燥を防ぐことにも有効です。



どうしても土の上がいい場合

それでも、見た目や動線などを考えて、土の上に置きたい場合は、定期的に鉢やプランターを動かして、鉢底の穴から出た根を切りましょう

根が細い内は、簡単に移動できますし、切り返しも簡単です。
管理の手間は増えますが、鉢やプランターを傷めることなく、鉢植えを楽しめます。




既に根付いてしまった鉢植えの対処

この記事を読んでいる方で、『すでに手遅れです…』という方は、もっと手遅れになる前に対処してみてください。

思いきって鉢を傾け、鉢底から出ている根を切り返します
うまく傾かない場合は、鉢やプランターは諦めて、割り取ってみてください。

根鉢だけになったところで、新しい植木鉢やプランターに植え替えましょう

そのままにしておくと、土に破片が混ざり、後で取り除くのが困難になるかもしれません。




鉢植えのメリット・デメリット

メリット

・どこでも好きなところに移動できる
・植物(特に樹木)の成長をゆっくりにできる
・様々な鉢やプランターを選べる
などなど。

デメリット

・水やりが大変
・数年に一度は植え替えが必要
などなど。




いかがでしょうか??
鉢植えも上手に配置することで、お家の雰囲気も格段に良くなります。
管理の面では、大変と感じるところがあるかもしれませんが、ポイントだけ押さえて、楽しんでお世話をしてみてください!


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