プレクトラム見本誌

出版社から出せなかった『休日に奏でるプレクトラム』の続きを自分で出そうという話/20181210進捗

noteに月に2本短編をアップするのが目標だったのですが、先月は達成ならずでした。ので、これは言い訳と自分のケツを叩くための記事です。
実は先月末頃から『休日に奏でるプレクトラム』の続編を書いてました。

■1.ここまでのあらすじ

今年5月にマンドリン小説『休日に奏でるプレクトラム』を発売しました。

マンドリン雑誌で取り上げていただいたり楽器店で置いてくださったりと、主にマンドリン界隈でとってもプッシュしてくださりました(感謝)。
→が、初動1ヶ月の売り上げが振るわず6月末時点で続編は難しい旨宣告。
→とはいえ、(主にマンドリン界隈の方々から)「続編出るんですか?」という声をいくつも頂き、「じゃあ自分で勝手に書いて勝手に世に出すか」と決めました。

――というのが今年7月ぐらいの話。
そして実は8月末にはプロットができてたんですが、9~10月がかつてない忙しさで着手する余裕がなく、11月初旬を過ぎた頃にようやく色々手を離れたので原稿を書き始めた次第です。
あ、ちなみに続編を同人で出してもいいかは担当さんに許可取ってます。

■2.2018年12月現在の進捗

現在一応最後まで書いてて10万字弱。時間を見つけて書けるだけ書こうという感じで進めたので、むちゃくちゃ荒い&手間がかかる演奏シーンをこれからちゃんと書くという状態。なので、初稿完成度としては68%というところ。文庫本1冊程度のボリュームにはなりそうです。

■3.続編はどんな感じのお話?

タイトルはもう決めていて、『休日に恋するプレクトラム』です。
前作で回収しきれなかった恋愛部分をメインにしています。
部内恋愛って大変だよね的な。

マンドリン的な部分では、前作のようにアンサンブル主体で演奏会を開くという感じではなく、外部主催のイベントに参加したり、二重奏をしたりする話です。読者の過半数はマンドリン関係者だという想定なので、オリジナル曲とかもりもり出したいです。

■4.どんな風に出すの?

目下、電子書籍とPOD(プリント・オン・デマンド)の紙版を考えています。
電子書籍は最初はKindle専売で、需要があれば他ストアへの配信もします。
紙版は印刷所を使った印刷も調べたり教えてもらったりしたんですが、個別に配送することや送料を考えると原価上がりそうなので悩み中。なので、まずは在庫管理不要なPODで出します。「まとめて10冊買うよ!」みたいな神や勇者が現れるようだったら印刷所を使った制作もやります。

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■5.いつ頃出す予定?

年が明けたらそれなりにお仕事がある気がしないでもないんですが、今のところは2019年春、5月までには出したい気持ちでいます。

■6.自分で出そうと決めて改めて思ったこと

ここからは所感。
デビュー作が出たのが昨年の9月で、以来noteにアップしていた即興小説とYA小説を書いてみよう部の作品を除くと、久々に商業ではない原稿をしっかり書きました。
なんていうか、書きたいものがあれば書けばいいんだなと思いました。

出版社さんとお仕事していると、レーベルカラーに合わなそう、想定読者と合わなそうなど、色んな理由で考えた企画やプロットがボツになります。むしろボツが過半数です。ボツの屍の山の上に商業作品は成り立っています
ですが、ボツの屍の中にもやっぱり自分的には好きだったり書きたいものもあるわけで、なんかそういうものすべてを諦める必要もないよなーと。
自分で本を作ることを考えれば考えるほど手間がかかるし面倒なことも色々あるので、出版社の流通システムや本を作る技術、担当さんのお力はとっても素晴らしいしそれを否定する気は毛頭なく、むしろこれからもよろしくお願いします!という感じなのですが、それでもどうしようもなければ書きたい気持ちを殺す必要はないんですよね(それで人に読んでもらえるかどうかはまた別の話ですが)。

もちろん商業で書けるものがある限りはそちらを優先しますが、時間が許してくれるなら書きたいものも書けばいいと思いました。私は書くのが好きだからずっと書いてたはずなんですが、そんな基本的なことをちょっと離れたところに置いておきすぎた気持ちになりました。
まぁ、書きたいものを書くことを許してもらえるような大物になるのが一番いいんでしょうけども……大物になりたい……。

■7.ついでに近況

ここまで自分で小説を出す(=同人)話を書いてきましたが、傍らではちゃんと商業の原稿もやってます!
自分でなんですが、この数ヶ月はわりと結構がんばってます!
来月1月末くらいには色々告知できると思いますので!

■8.まとめ

こんな感じで、『休日に奏でるプレクトラム』の続編『休日に恋するプレクトラム』も書いて出そうと思ってます。進捗があればまたnoteに書きます。
そして最後に、発売中の『休日に奏でるプレクトラム』をこれを機に読んでみようというのも大歓迎です!

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神戸遥真
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