正しいかは別として、自己肯定感を上げる|日記(8/12-8/14)
8月12日(月)
5時台に目が覚めてしまう。布団の中でうだうだするものの、やっぱりもう一度眠るのは難しいようだった。お腹が空いたので起き上がり、「秋山ロケの地図」を観ながら実家で貰った和菓子とサラダを食べる。自分の地元回をチョイスして観たら、やっぱり面白かった。夫が起きてきてから化粧ブラシの掃除と布団の洗濯をして、スニーカーを洗った。昨日100円ショップで化粧ブラシ専用の洗剤を買っておいて良かった。
連休最終日のお昼に何を食べようか迷っていたら、夫が「焼肉でいいよ」と言ってくれた。いついかなる時も焼肉を候補に入れていた甲斐があったなと思う。普段ランチで行くと空席もある焼肉屋は、お盆で賑わっていた。初めて2階の席に通される。私はカルビとユッケジャンクッパ、夫はカルビとカレー冷麺を注文。猛暑に炭火焼肉、逆にたまらないと思いながら肉を焼いていく。
ユッケジャンクッパの辛みと、肉のジューシーさを交互に味わいながら祝日ならではのランチを満喫した。食後は勉強用のノートと、今晩の食材を買ってから帰宅。家にいると冷房のついた部屋で「家、着いて行ってイイですか?」の過去回を観て一日終わりそうな予感がしたので、夫と近所のベローチェへ行く。
夏へ入ってからというもの、ベローチェには黙々と作業する学生や会社員が増え、もはや自習室みたいな雰囲気がある。まずはnoteで四日分の日記を書く。平日のことももう少し書きたいから、スマホとPCをうまく使って記憶が風化しないうちに書いていこうと思う。その後はいよいよ簿記の勉強。わからないところは既に資格を持っている夫に聞きながら進めていくと、集中して取り組むことができた。
今まで英検やTOEICなど、資格試験を避けて生きてきた人生だったけど、今回初めて自主的に勉強を始められた。嫌いなことを避けて好きなことだけを学んできたのは、「それしか私には残されていないのでは」という消去法的な考えが根本にあったからだ。しかし、今回好きなことを仕事にしなかったことで、世界は好きと嫌いで二分されているわけではないと知ることができた。仕事を少し始めてから資格の勉強に着手したことで、知っている用語もあり、何も知らない状態からくる嫌悪感を抱くこともなかった。これは大きな進歩だ。
夜には夫の作ってくれたメカジキのバターソテーを食べ、図書館で借りた『中国行きのスロウ・ボート』を読み始めた。村上春樹の文章があまりにも好きで、読み進めるのが勿体無いとさえ思う。二人でゆっくりしてから今日も眠りについた。
8月13日(火)
今日からまた仕事。洗濯物を干して、お弁当に先日二人で作ったピーマンの肉詰めを入れる。Spotifyでとんねるずの貴さんと坂元裕二の対談ラジオを聴きながら、支度を済ませる。坂元裕二でさえずっと辞めたいと思いながら仕事してるなら、私に労働意欲がなくてもしょうがないと思えた。
出社すると、本社から多くの社員が来ていた。とりあえず私は溜まっていた仕事をこなす。ミスを発見しては当該の部署に伝えに行ってを繰り返すと、「あなたの顔を見ると、怖くなるようになってきた」と笑われた。基本的に経理の仕事は他の部署にあまりいいお知らせをできない傾向にあるから、納得できるところもあり私も笑う。お昼ご飯を食べながら、『中国行きのスロウ・ボート』を読む。物語に出てくるのが26〜28歳の人が多いので感情位に移入しやすい。村上春樹を読むと、人生は愛と喪失と、季節の移ろいでできていると思う。
午後、仕事に戻ると問題の上司が本社の女性社員に苦笑いしかできなようなジョークを言っているのを見て、「このような発言をされたら誰でも困るよな」と自分の反応が当たり前だったことにホッとした。お盆の繁忙期で一つ一つの業務のボリュームが多くなってきてはいるが、明日また別の業務の引き継ぎもある予定だ。頑張ろう。会社を出てバスに乗ると、ギュウギュウ詰めに人が乗っていた。バス停に止まる度にいちち降りなくてはならなかったが、無事に家に到着。
昨日食材を切っておいた自分に感謝しながら、茄子と鶏肉のポン酢炒めとキャベツのお味噌汁を作る。先日新しく購入したお皿を使ってみると、彩りが良くなった。夫の好きな味付けにしたこともあって、喜んでバクバク食べてくれた。食後はぐんぴぃのYouTubeを観る。夫の影響でハマりつつある。21時頃には眠くなってしまい、本を読んだままメガネを外すのも忘れて就寝。
8月14日(水)
今日も今日とてピーマンの肉詰めをお弁当に入れる。最近聞き始めた丸山礼と見上愛のポッドキャストを聴きながら準備していると、平成あるあるトークにメイク中も笑ってしまう。出勤すると久々に本社の女性社員の先輩が来ていた。すると、こそっと夏休みのお土産を渡してくれた。「他の人には買っていないので内緒です」と言われたのがなんだか嬉しかった。
今日はその社員さんに業務の引き継ぎをしてもらうことに。今まで断片的に系列会社の経理業務を担当していたが、これからは本格的に今の会社の経理業務を全て任せたいとのことだった。パートで働いているのに正社員並みの責任感のある仕事をどんどん振ってもらえるのは嬉しいし、本社で勤務態度が良くない人が担当から外されていた話も聞くと、仕事への姿勢が評価されたのかもと嬉しく思った。
引き継ぎをしていると、久々にお偉いさんが出社してきた。「美人に会えると元気が出るな。君は何曜日出勤なの?同じ日に来るようにしようかな〜」と言われ、さっさと帰ってくれと思った。でも、美人なんて滅多に言われることもないから嬉しかった(単純)。
昼休みは女性の先輩と一緒にご飯を食べることになった。夏休みの旅行の話を互いにする中でたまたま夫が映り込んだ写真を見せると、「旦那さん、めちゃくちゃかっこよくないですか?俳優さんみたい!」と言われた。照れながらも謙遜せねばと思い、「でもこだわりの強い人間なので、かっこいいって言うと「外見で判断されたくない」って言うんですよね」と話した。その流れで先輩の旦那さんの写真も見せてもらうことに。「インテリヤンキーみたいな見た目なんですよね」と言うのでどれどれと思いながら見るも、とある芸人に似ているとしか思えず「お〜」みたいな返事しかできなかった。他の写真を見せてもらった時、「メガネ外したほうが素敵ですね!」と言ったが全然フォローになってないし、なんなら偉そうなことを言ってしまったなと反省。
午後もたくさん引き継ぎがあったので、先輩を見習って教わったことを紙ではなく電子で残すことにした。時間がある時に(業務が増えたのでそんな時来るかわからないが)進めていきたい。先輩にパワハラの上司とはどうなったか気遣ってもらった際、「毎朝事務所で人に怒鳴っていて不快だけど、正直このようなことはどのような会社でもあるのかな?とも思います」と伝えた。本社の状況を聞くと、やっぱりそういう人は本社にもいたようだった。明日は在宅勤務なので、荷物を大量に背負いながら、帰りにスーパーに寄る。翌日一歩も外に出なくてもいいように、二日分購入した。
家に買って荷物の整理をし、料理を作っているとあっという間に夫が帰宅。ネギトロ丼と茄子の煮浸し、茄子と油揚げのお味噌汁を食卓に並べた。我ながら頑張ったと思う。食材の旨みがたっぷり出たお味噌汁が特に上手くできた。食事しながら今日のことを話す。話しすぎてそのうち夫はご飯を食べ終え、ソファで話を聞いている状況になる。申し訳ない。先輩からかっこいいと言われた件も彼に報告したが、「かっこいい」と「頭がいい」は数えるのを忘れるほど言われたことがあるらしく、歯軋りしそうなほど嫉妬でぐちゃぐちゃになりかけた(漫画みたいな悔しがり方)。色んなことがあった一日だったからか、気付いたら疲れてソファで眠ってしまっていた。
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