闘病記①

体調不良から告知を経て
今日まで何だか忙しくて
改めてがんと向うのは初めてです。

∈( ⊙_________ ⊙)∋ 上手く書けるかな？

2020年3月
【予定日に生理が来ない！事件】

10代の頃から時折
卵巣の腫れや、子宮内膜の炎症があったので

「市民はがん検診タダ？ラッキー！」
「定期検査受ける私ってなんか、大人ー！！」

と、物凄く軽い気持ちで近所の病院へ。

ランチを選ぶ様に、頸がん検査含めた診察を
受付のお姉さんにお願いしました。

「内膜は厚みが出てるから
ホルモンの薬で生理おこしましょう。｣

という診断結果をもらって
指示通り飲んでみると無事に生理が。

後日、頸がん検査の結果を聞きにいくと
無事にシロでした。

｢4月に、自力の生理がきたら
受診要らないです。｣

仮釈放みたいな、説明を受けて帰宅。

2020年4月
【生理がまた来ない事件！！】

渋々、再受診しました。

「内膜は厚みが……(以下略)」

同様に、薬を飲んだら生理は来ました。
が、しかし……

【鬼のような生理痛＆吐き気事件！！】

痛みには強い方なのですが
全く動けない。
寝室のゴミ箱を抱えて吐く。

初めて、自分は病人かもしれない。
漠然と何かが芽生えました。

ホルモンの薬は副作用で
吐き気が起こる事が有ります。

内膜の分厚いゴミを、出すための
生理だから痛みが強い可能性が有ります。

軽く聞き流していた
先生の言葉が脳内再生されます。

「くっ……こいつの事か……へへへ」

見事当てはまった自分が可笑しくて
変な笑いが出る中、ヨボヨボと病院へ。
(週一で診察に行っていました。)

なんと、この生理。
3週間過ぎても終わらなかったのです。

「内膜が厚く……(中略)
薬で一旦はコントロール出来ます。｣

｢でも、このままだと大きい病院で
内膜を掃除する手術しないとです。」

「あと１ヶ月だけ、様子見ましょう。」

仮釈放の筈が、手術という。
なんとも大きな流れ変更に
ちょっとビビります。


手術……？痛そう……
ヤダな……怖いな……。

2020年5月
【お掃除の手術】が決定しました。

吐き気に耐えた服薬の結果は
虚しく散る事に。

ビビりつつも、頸がん検査はシロだったし
お掃除我慢したら釈放！！と
余裕もマダマダ有りました。

2020年6月3日
【大きい病院初診】

先生の判断次第で
この日に、掃除しちゃう事も。

紹介状と一緒に、そんな前情報を
貰っていたのでドキドキです。

内診台で卵巣と子宮をチェック。
流れが一気に変わります。

「内膜は、確かに厚いのですが……」

「見づらいけど、何かうつってます。」

「影が、これです。」

「筋腫なのか、血の塊なのか。
判断出来ないので採って検査します。」

「子宮口を引っ張って開いて
内膜を採ります。痛いです。」

「一旦説明します。」

∈( ⊙_________ ⊙)∋？？！！

再度、内診台に移動後……

「凄いです！いいのが採れてます！」
「もう少し！あと3回！」

「行きます！！いいですよー！！」
「強いですね！！凄いですよー！！」

めちゃくちゃ励まされながら
これ迄の細胞採取とは
全く比べ物にならないくらい
ブッチンブッチンと切りとられました。

終わってから……

「子宮口開く時から、泣き叫ぶ方が
結構いるので、切り採る所まで無言の
強さに驚きました！！」

「お疲れ様です！！お大事に！！」

と、謎の激励を頂いて帰宅しました。

2020年6月10日
【子宮たいがん告知】

「結果、良くなかったです。」

頸がんと比べて、発見が難しい事。
最初の婦人科が無能では無い事。

早期の可能性が高い事。
グレードの数え方。

主な治療方法は、手術による
子宮卵巣、リンパ節摘出である事。
他に放射線や、抗がん剤もある事。

平均と比べてると、若い事。
子宮を残したい希望が有れば
作戦会議になる事。
各方法のメリットと、デメリット。

テレビで聞いたような
シリアスな台詞を、目の前の先生が
私に話している。

驚きはしたけど、落ち込むとかはなく
シリアス口調な先生に申し訳ない
私は、あっさり口調で


「綺麗にとっちゃってください！！｣

「今度入籍するので、旦那様になる人に
同意書は書いてもらいます！！」

「手術のタイミングはその人に
相談したいです！！」

「お金どれくらいとか解りますか？」

((ε(  - ε - )3))


この時の先生と、看護師さんの
鳩が豆鉄砲的な顔が……

「え？」
「え？」 でした。笑

一旦落ち着いて！と言わんばかりに

「ガンは、結構大きな病気で…」

「上手に受け止めれてるみたいですが
即決しなくて大丈夫ですよ？」

「お昼過ぎくらいに
希望は、聞かせてもらえば…」

「子宮や卵巣が無いと、勿論妊娠も…」

「更年期も早く来ます。」

という追加説明を頂きました。

笑っちゃいけないタイミング
って、どうしてこう……。

((ε(  - ε - )3)) ぷぷぷぷ……。


後日、詳しく書きますが
ウチの入籍は少し特殊なのです。

子供は要らない。
と、最初から決めていました。

だからこそ、この先は
不謹慎なのを承知で素直に書きます。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

乳がんだったら、おっぱい星人の
旦那くんは悲しむかも。

胃腸だったら、ご飯が楽しくなくなるかも。

喉だったら、お喋りできなくなったかも。

子宮のがんで良かったよ。
最悪だけど、ラッキーだよ。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


旦那様に、がんを伝えた時の言葉です。

色々な、がん患者さんがいて
色々な、気持ちがあると思います。

だから、ここで使う言葉は
慎重に選ぼうと思っています。


《他の場所じゃなくてラッキー》

ではなく

《私の子宮だったから、ラッキー》

です。

夫婦でがんに向き合う為の
ポジティブワードなので、御容赦を。

この精神で、たまには不安になりながら
前向きに準備をしています。

だいぶ長くなってしまったので
がんのグレードとか、治療の内容
体調はまたの機会に書いていきます。

➦おまけ
【母親との会話】

細胞をちぎり採る検査の痛みを
男性にも想像しやすい
説明はなんだろう？と2人で考えました。

結果は……


問答無用に、四つん這いに固定され
おしりの穴から、ぐりーんっ！と
刃物が付いた太めのピンセットを
麻酔なしにグイグイ突っ込まれる。

挙句、腸壁を何ヶ所もブッチブッチと
摘んでちぎり摂られる。

で、いーんじゃない？
Byママン


いいのかな？
旦那様は引き攣ってました。

ちなみに私の案は

ご飯中に不意打ちで、口の中とか
舌を噛むアレが連続で起こる。
Byきんぎょ

これだったのですが
「そんなに、生優しくないよ！！」
と、バッサリ否決されました。

笑笑笑(´⊙౪⊙`ﾐэ )Э

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