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「黒い家」を読んで

「黒い家」を読んで

はじめまして、ハルカです。

今回は貴志祐介さんの作品、「黒い家」を読みました。

私はホラーが好きなのですが、最近ホラーに飢えていたので久しぶりに本を読んでみました。

今回読んで感じた作品の魅力や感想などを書いたので、読んで頂けると幸いです。

~あらすじ~保険会社に勤める若槻慎二は、ある顧客の家に呼び出されて子供の首吊り死体の第一発見者となる。

顧客の不審な態度から他殺を疑い始め、調べてい

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「草の花」を読んで

「草の花」を読んで

はじめまして、ハルカです。

今回は福永武彦さんの作品、「草の花」を読みました。

この本を読もうと思ったきっかけが、私が受験生の頃に使っていたテキストにこの話の一部が載っており、続きが気になったからです。

文章中に何度か難しい表現があり、理解するのに苦労することもありましたが、面白くてすぐに読み終えてしまいました。

この作品の魅力や感じたことを書きました。読んで頂けると幸いです。

~あらす

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「死国」を読んで

「死国」を読んで

はじめまして、ハルカです。

前回の投稿からかなり時間が空いてしまいましたが、今回は板東眞砂子さんの作品、「死国」を読みました。

私はホラーがとても好きなので、この記事を読まれた方にもこの小説やホラーに興味を持って頂けるように書きたいと思います。

~あらすじ~20年ぶりに、故郷である高知の矢狗村を訪れた明神比奈子は、幼馴染みの莎代里が18年前に事故死していたことを知った。莎代里を黄泉の国から呼

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「コンビニ人間」を読んで

「コンビニ人間」を読んで

初めまして、ハルカです。

今回は村田沙耶香さんの小説「コンビニ人間」について、この作品の魅力や感じたことを書きました。読んで頂けると幸いです。

〜あらすじ〜
コンビニバイトを18年間続けている36歳の女性、古倉恵子は日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、四六時中コンビニと繋がった生活をしている。彼女の本来の性格と周りとの関わり、社会での生き方。彼女が選んだ生き方とは。

この本の3つの魅

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「船を編む」を読んで

「船を編む」を読んで

初めまして、ハルカです。今回は三浦しをんさんの作品、「船を編む」を読み、感想や自分が感じたことを書きました。読んで頂けると幸いです。

~あらすじ~出版社の営業部員である馬締三也(まじめみつや)は、言葉への感覚の鋭さのセンスを買われ、辞書編集部に移動することになった。新しい辞書、『大渡海』(だいとかい)の完成に向けて取り組む人たちの物語。

この本の3つの魅力①辞書の世界の一部を知るこの本は、辞書

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「十三番目の人格」を読んで

「十三番目の人格」を読んで

はじめまして、ハルカです。
今回は貴志祐介さんの作品を読みました。
私はホラー小説が好きなので、これからも色々と読んでいくつもりです。

この本を読んで感じたことや自分なりの解釈を書きました。読んで頂けると幸いです。

〜あらすじ〜
人の強い感情を読み取れる主人公、賀茂由香里はボランティアで心のケアをしていたが、ある日多重人格の少女に出会い、奮闘する話。

〜この本の3つの魅力〜①主人公の性格エン

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アヒルと鴨のコインロッカーを読んで

皆さんはじめまして、ハルカです。

私は初めて伊坂幸太郎さんの作品を読みました。この本を読んで感じたことや自分なりの解釈を書きました。

〜あらすじ〜大学進学を機に引っ越してきた主人公の椎名が、アパートの隣人と共に書店を襲うことになる話。

この本の3つの魅力①主人公の感情大学生になる主人公の椎名は、初めて出会う人達に対する感情や、もしこういう場面に自分が遭遇したら、恐らく椎名と同じ言動をするだろ

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暗闇に咲くを読んで(ネタバレあり)

暗闇に咲くを読んで(ネタバレあり)

はじめまして、ハルカです。

今回は高橋慶さんの作品を読みました。高橋さんの作品を読むのは初めてです。

この本を読んで感じたことや自分なりの解釈を書きました。読んで頂けると幸いです。

〜あらすじ〜亡くなった母親の美容室を継いだ小夏が久しぶりに会った従妹の芙美が母親の葬式に会った時と様子が様変わりしており、芙美との出会いが小夏の人生を大きく変える話。

この本の3つの魅力①小夏と芙美の関係小夏が

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