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37.「この人だから」で商売は成り立つ?

人が集まる人になる。

と、前の記事でもいろいろ書かせてもらいました。

この人がやっているから、この人のお店・サービスだから。

そうやって世の中は回っていくように、少しずつなってきているんじゃないかなぁと感じている今日この頃。
この流ればかりは、出遅れると将来がなかなかにしんどくなるような気がします。

何をやるかではない。
どんなビジネスか、ではない。

最初この考え方を聞いた時、
「???」
という感じでした。

何をやるかもわからないのに、どうやって豊かになるんだ?
と最初はよく疑問に感じていました。

ただ、偏見も先入観もなく、フラットに考え続けて、なるほど、と途中で腑に落ちる瞬間が来ます。

何をやるかは、優先事項ではない。
どんなビジネスかは、選択の第一優先基準とはならない。

こういう言葉の方がしっくりきました。

もちろん、仕事も内容も大事です。仕組みも欠かせません。

ただ、これからの自分の生き方を決めるにあたって、人か、仕組みか、どっちをベースに選ぶか、ということなのです。

やることは時代によって変わります。

ガラケーはスマホになります。
本は電子書籍になります。
今年流行ったゲームが来年には廃れます。
最先端だ!と思っているうちに次の技術が生まれます。
盤石だと言われていた大企業が倒産の危機に瀕するかもしれません。
流行り病といった、世界を揺るがす出来事にも直面します。

「仕組み」をベースに置くと、時代の変化に巻き込まれます。
それでも勝ち続ける組織があるのですから、本当にすごいなと思います。

一方、そんなセンスも才能もない一般的なビジネスマンの僕には、どの会社に入るかよりは、誰と共に生きていくか。そこに芽生えた仕事、仕組みがあれば、乗じて生きていく。

その方が、レバレッジは効くな、と思いました。

時代は移り変わります。技術も最新に変化していきます。

でも、僕はここにいます。

どれだけ優れた仕組みが新たに生み出されてきても、扱いこなせる自分になることと、それを一緒に動かしてくれる仲間がいれば。
そしてその仲間が「僕自身」に集まった人たちだとしたら。

時代と仕組みの弛まぬ流れとは、別の土俵で戦っていけそうだ。

そんなことを学びながら思いました。

最近、よく思うのです。

人の夢はそれぞれ。僕の夢もある。

ただ。

それを成し遂げたときの自分の「周りに誰がいるのか」。
夢を達成したとき、あなたの周りにはどんな人が、誰が、側にいますか、と。

僕はそれを自分に問い続けています。

そして、そのときの人のつながりを今創ろうぜ、紡いでいこうぜ、築き上げていこうぜ、と奮闘しているわけです。

人の数だけ、夢がある。
人の数だけできることがある。

そんなパワーが集まったら、「あなただから」で仕事や経済は回りそうな気がします。

目に見えない、保証もなく、脆く、儚い、人とのつながり。

そんな不安定なところに立とうとしているからこそ、強固なつながりへと変わっていくのかもしれません。

人生100年時代なら、リアルに100年後を想像して生きてみようよ、と。

死ぬときに振り返ったら、いい人に恵まれたなぁ、と思って終えていきたいものです。

仕組みはきっと、自分よりもよっぽど素晴らしく頭のいい人たちが創ってくれるでしょう。

特別な力のない僕は、そんな僕だからこそ、こんな僕に集まった人たちと、生きていく。

今は、その準備中なのです。

さて、「この人だから」で商売は成り立つか?

その答えは、「成り立つ世界を創っていく」、という表現で、僕は回答したい。

その方がきっと、いい人生だったなぁ、と思えそうだから、です。

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