429.小説みたいな文章を書く方が性に合っている
ここ最近、小説のような文体でnoteを更新している。
今まではいわゆる「ですます調」の記事っぽい感じで書いていたけれど、そもそも元来、僕の文章スタイルは非常に小説的である。
当たり前だ。
初めて小説を書き始めてから、16年もの月日が経っている。
3年やそこらで学んだライティング能力では覆い隠し切れないほど、自分でいうのも何だけど小説的な文章がどうしても顔を出してしまう。
僕のnoteのトップには「これからnoteを始める人が継続するために」というタイトルの記事をピン留めしている。
が、この記事のような文体の文章は到底真似しない方がいい。
やってみてもいいけれど、多分うまく真似できないと思う。
小説的文章は、技術面というよりもセンスと経験だからである。
文章書くのは初めてです、という人は、こんな雑記よりもこの記事のような文章を参考にしていただいた方が絶対に良い。
僕はまったくの独学で、ただ書き続けてきただけ。
感性を磨き、好きな作品にたくさん触れて、ひたすら書き続けてきただけ。
どうやら今更になって改めて気づいたけれど、こういうラフな文章の方が、小説のように進んでいく文章の方が、僕は性に合っているのかもしれない。
429記事も書いている最中に、なぜ気づかなかったのか。
文章にはリズムとテンポと響きがある
僕が文章を書く際に特に重視している点が、リズムとテンポと響きである。
文章にはリズムがある。
読んでいて軽快に進むか、強弱や長短、惹きつける一言、あえての体言止め、まるで楽曲のように刻むリズムを創っている。
文章にはテンポがある。
リズムと近いニュアンスではあるけれど、テンポが悪いと文章が頭の中に入ってこない。
読んでいると次々と感じ取れる拍みたいなものが、実は文章内に潜んでいる。
文章には響きがある。
美しい言葉や、ピンポイントで伝えたい意味を打ち抜いている語彙。
同じ意味でも言葉一つでまったく聞こえ方が違う。(文章は音じゃないけど、聞こえ方が違うという表現が最もクリティカル。)
何言っているんだお前は、と思われたとしたら、やはりその思いが前述した内容の証明になっていることでしょう。
だから、多分うまく真似できないと思う、と書いたのだ。
「物書き」と名乗るのであれば
とはいっても、小説の文章が僕のホームグラウンドだからといって他の書き方を捨てるわけにはいかない。
現に仕事の一環でプレスリリースを書くこともあるし、SNS運用で文章チェックすることもある。
他の方のnoteの内容をレビューすることもあれば、僕のnoteでも基本に則った内容の文章を書くこともある。
小説しか書けなくて、電子書籍はなんだか出版したけれど、ライターやブランディングを学んで僕は普遍的な文章力を手に入れたわけだ。
もちろんまだまだ修行中だけれど、3年前とは見違えるほど小説以外でも文章が書けるようになったし、想像もしていなかったような仕事にも携わっている。
いずれにせよ物書きと名乗っている以上、こういった想いの殴り書きみたいな文章以外の文体でも、きちんと書けるだけの力を付ける必要はある。
別にライターとして稼ぐつもりも、小説家を生業にするつもりも毛頭ない。
そりゃどちらも今後も長く続けると思うけれど、お金を稼いだり仕事として取り組むことに関しては、それらの不安定なものを軸に置くことはできない。
ただ、何をやっていたとしても物書きであることには変わりはないので、精進を続けることだけは確実だ。
文章は書いていないと腕が鈍る。
言葉が錆びる。
だからアウトプットは、常に行う。
その観点で言えば確かに、文章を書き続けることは僕にとっての”仕事”なのかもしれない。
まあ大前提、単純に好きなんだけどね。
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パラレルワーカーとして複数の仕事に取り組み、仕事もチームも人のつながりも拡張させて、何だか自由で豊かそうな人生を目指しています。
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