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なぜ打ち合わせで発言しないのか?ホントウの理由を考える。

仕事の中で、打ち合わせというのは、たくさん行われます。ある時、8名程度の打ち合わせがあり、1つの課題について結論を出そうとしていました。
最初に1人が趣旨説明をした後、別の1人が賛成意見を述べました。その後、その2人の間で、いくつかの質疑を行った後、「じゃあ、この方法にしましょうか」と、結論が出そうになりました。

その時、「他の6名は、どう思っているのだろう?」と疑問に思い、「ちょっと待ってください」と声を掛け、せめて全員、賛成とか反対とか、疑問点があるかどうかとか、意思表示くらいして欲しいとお願いしました。

彼らが何も発言しないのは何故だろう?面倒なのか、内気なのか、無発言は暗黙の賛成なのか?

そういえば昔、ある先輩は「発言しない人は会議に出なくていい」と仰ってました。私の感覚は、それとは少し違うのですが、とにかく「無言」や「待ち」はよくないと思っています。

仕事の場での行動は、ひとりで資料を作るときであれ、電話応対であれ、会議であれ、ある種の生存競争の中にいるという意識があった方が、成果も出やすいし、自分の学びに繋がると思うのです。どうすれば、そのことに気づいてもらえるのでしょうか?

例えば、学生さんの就活での行動を想像してみます。グループディスカッションなんかをやると、学生さんは競って発言しようとします。発言しないことが、不利になることを彼らは知っているのでしょう。

グループディスカッションに時間設定があり、結論を出すことが求められている場合、タイムキーパーのような役割を買って出る人もいますし、終了時間が迫ると、「そろそろ結論を出しましょう」と言って、調整やまとめの行動を起こす人もいます。グループとしての結論を出せないことや、タイムオーバーになることも、彼らにとって不利益であることがわかっているのでしょう。

ということは、職場の打ち合わせで「無言」や「待ち」の人が多いのは、「無言」や「待ち」という行動を取った方が有利(合理的?)だと思われているということなのでしょう。だとすれば、「発言して!」と何度繰り返しても、根本解決にはならない。「積極的な発言」をした方が、自分たちにとって有利であると思わせるような状況を作ることにエネルギーを向けるべきなのでしょう。

では、具体的にはどのような方法を取ればいいのか...
...難しい~。

これからいろいろ考え、試してみることにします。まずは、
「どんな意見でも、よーく聞いて、何らかの反応を示すようにする」
「若い人や、経験値の少ない人の意見を採り入れるつもりで打ち合わせを行う」
あたりから取り組んでみようと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。kindleも出しています。ご興味のある方は、ぜひ読んでみて下さい。


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